高校サッカー順位確認システム

前橋育英高校 U-18 高校サッカー

群馬県前橋育英サッカー部はプレミアリーグEAST 所属(1963年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
プレミアリーグEAST
創部
1963年
所在地
群馬県前橋市(前橋育英高校高崎グラウンド)
監督
山田 耕介

チームの特徴

前橋育英高校サッカー部は、プレミアリーグEAST所属の群馬県前橋市を拠点とする全国屈指の高体連強豪校。1963年の創部から長らく目立たぬ存在だったが、1982年に山田耕介氏が監督に就任して以降、人間教育を基盤とした独自の育成システムでJクラブのアカデミー全盛時代にあっても日本トップレベルの競争力を維持し続けている。通称「タイガーブラック(黄と黒の縦縞)」のユニフォームは、高校サッカー界の象徴の一つ。

スタイル: 全員攻撃・全員守備をベースとした「走り勝つ、拾い勝つ、競り勝つ」の伝統的な哲学を、現代的なポジショナルプレーと融合。山田監督の「見て、自立を促す」という指導哲学のもと、戦術をガチガチに嵌め込むのではなく、選手自身が状況を読み判断を下す「オーガナイズされた自由」を与える。2026年からは山田監督がザスパ群馬GMを兼務することで、高校サッカーとJリーグの育成・強化が人的・思想的に直結する画期的体制へ進化。

主な実績

大会 優勝年 備考
全国高校サッカー選手権大会 2017年度・2024年度(第103回) 通算2回優勝、流通経済大柏との激闘を制す
全国高校総合体育大会(インターハイ) 2009年・2022年など複数回 通算3度の全国制覇
全国高校選手権 準優勝 2014年度・2016年度 「シルバーコレクター」と呼ばれた苦難の時期
全国選手権ベスト4 1997・1998・2001・2008年度 初期の躍進期

2017年の悲願の選手権初優勝から2024年度(2025年1月開催)の2度目の優勝まで、特定の黄金世代に依存しない継続的な強さが同校の真骨頂。

チームの歩み

創生期(1963〜1981年):地方の一高校時代

第二の創生期(1982年〜):山田耕介体制の始動

全国強豪への階段(1990年代後半〜2008年)

黄金期突入(2009年〜2016年):インハイ初制覇とシルバーコレクター

完全王者の地位確立(2017年〜現在)

強さの4本柱:人間教育と自立の哲学

① 「見て、自立を促す」山田耕介の指導哲学

「魔法のレシピは存在しない」と断言する山田監督は、戦術的正解を与えすぎることで選手の思考力を奪うことを徹底的に避ける。「自らを知ることで武器・特徴を知り、それをいかにピッチ上で組織で生かすかを考えトライする」というサイクルで、選手の自立を促進。「指示待ち」ではない「自ら考えて判断するフットボーラー」を生み出す。

② 「走り勝つ、拾い勝つ、競り勝つ」の伝統スタイル

現代サッカーで普遍的に求められる球際(デュエル)の強さ・トランジションの速さ・90分のハードワークを言語化したスローガン。ただし単なる根性論ではなく、自立を促す哲学と一体化されているのが特徴。「全員攻撃・全員守備」をベースに、攻撃面ではオープン攻撃を主軸とした個々の判断によるアイデア重視のサッカー。

③ 高崎グラウンドと全国広域スカウティング

群馬県高崎市の公式戦基準を満たす高品質人工芝「前橋育英高校高崎グラウンド」を所有。年間を通じてプロに近い環境でトレーニング。スカウト網は全国に広がり、Jアカデミー出身組(FC東京・東京ヴェルディ・浦和レッズ)から東北エリア(FCフォーリクラッセ仙台・JFAアカデミー福島)まで、多様なバックグラウンドの選手が集結。

④ 中高一貫的な地域連携育成

学校法人併設中学校だけでなく、前橋FC・前橋エコークラブなど群馬県内の有力ジュニアユースと緊密に連携。地元群馬の才能を中学年代から長期的に育成する「実質的中高一貫」のエコシステムが機能。

輩出した主なプロ選手

日本サッカー史に名を刻む伝説のOB

海外経験を持つ象徴的OB

黄金期を彩った主要OB

2014年度・2016年度 準優勝世代から育ったプロ

2026年高卒プロ選手(夏冬2冠世代に続く新世代)

→ 前橋育英OBは「ピッチ上で問題を自ら解決できるインテリジェンス」と「局面の勝負から逃げない強靭な精神力」を兼ね備え、長年にわたりJリーグスカウト陣から極めて高い評価を受け続けている。

2026年の注目選手

チームを牽引するエース

選手 ポジション 学年 特徴
立石 陽向 FW 3年 2026年プレミアEASTの絶対的エース、第7節FC東京U-18戦の決勝弾、第9節鹿島ユース戦で劇的ハットトリック達成
関 蒼葉 FW 3年 第5節川崎U-18戦の得点者、中盤の主軸
山本 翼 MF 3年 主将、献身的なハードワーク、クラッシャー系ボランチ、第5節川崎U-18戦の得点者

守備陣の主軸(全国広域スカウト網の象徴と前橋FC)

選手 ポジション 学年 前所属
南 京佑 GK 3年 前橋FC(地元群馬)
根岸 彗也 GK 3年 Wings U-15(千葉)第1キーパー
姫澤 明空 GK 3年 浦和レッズジュニアユース
結城 快成 DF 3年 FCフォーリクラッセ仙台
石川 悠介 DF 3年 東京ヴェルディジュニアユース
深見 翔太 DF 3年 tfaジュニアユース(東京)
安西 健吾 DF 3年 FC東京U-15深川
山本 颯吾 DF 3年 坂戸ディプロマッツ(埼玉)
笹 蒼尉 MF 3年 1FC川越水上公園(埼玉)
瀬間 飛結 MF 3年 前橋FC
中村 孝成 DF 2年 バディージュニアユース横浜

群馬県内の前橋FCから、関東のJアカデミー(FC東京・東京ヴェルディ・浦和)、東北のJFAアカデミー福島まで、全国広域スカウト網の成果が陣容に色濃く反映。

2026年プレミアリーグEAST 序盤戦

日付 試合 結果
第1節 4/5 vs 流通経済大柏(H) 0-2 敗北
第3節 4/18 vs 東京ヴェルディユース(H) 試合実施
第4節 4/25 vs 昌平高校(A) 1-1 引分
第5節 4/29 vs 川崎フロンターレU-18(H) 試合実施(関蒼葉・山本翼・立石陽向ら得点)
第6節 5/5 vs 青森山田高校(A) 1-1 引分
第7節 5/10 vs FC東京U-18(A) 1-0 勝利(立石陽向の決勝弾)
第8節 5/17 vs 柏レイソルU-18 0-1 敗北
第9節 5/23 vs 鹿島アントラーズユース(A) 4-3 勝利立石陽向ハットトリック

→ 開幕戦で流経大柏に0-2と苦しいスタートも、修正力を発揮。FC東京U-18完封勝利、鹿島ユース戦の壮絶な4-3勝利で完全に上昇カーブへ。山田監督GM兼任体制の中で、「走り勝つ、競り勝つ」の本来のインテンシティが完全復活した結果として、上位陣相手にも勝ちきれる強豪らしい姿を取り戻している。

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