チームの特徴
東福岡高校サッカー部は、福岡市博多区を拠点とする高体連の名門で、2026年はプリンスリーグ九州1部に所属している(最新の順位はプリンスリーグ九州1部の順位表)。1970年の創部以来、多くのプロ選手を輩出してきた。通称は「赤い彗星」。全国高校選手権・インターハイ・高円宮杯全日本ユース選手権の主要3タイトルをすべて制している。
スタイル:2代目の志波芳則監督が確立した、ボールコントロールの技術と、ピッチの横幅を使うサイド攻撃がチームの軸。中盤のパスワークによるポゼッションとサイド攻撃を続けてきた。2023年12月に就任した平岡道浩監督(同校OB・第4代)は「強いヒガシ復活」を掲げ、伝統の技術に、守備への素早い切り替え・前線からのハイプレス・ハーフスペースの活用を加えようとしている。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 高校三冠(1997年) | インターハイ・高円宮杯ユース・選手権を同年に優勝 | 史上初の高校三冠。本山雅志らの世代 |
| 全国高校サッカー選手権 | 優勝(1997・1998年) | 1998年は連覇。決勝は雪の中で行われた |
| 全国高校総合体育大会(インターハイ) | 優勝(1997・2014年) | |
| 高円宮杯全日本ユース選手権 | 優勝(1997年) | 三冠の1つ |
| 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 2位(2013年) |
→ 1993・1995年に選手権ベスト4に入り、1997年に史上初の高校三冠を達成。Jクラブのアカデミーが力をつけた後も、2014年にインターハイで優勝している。
チームの歩み
創生期(1970〜1976年)
- 1970年:創部。初代監督の故・山内武文氏が6年間指揮
- 目立った成績はなかったが、「ボールを蹴り、走り、競り合う」サッカーを校内に定着させた
志波芳則監督の時代(1976〜2003年)
- 1976年:2代目の志波芳則監督が就任し、約27年にわたってチームを率いる
- 1993・1995年に選手権ベスト4。「赤い彗星」の名前が広まる
高校三冠(1997〜1998年)
- 1997年:インターハイ・高円宮杯ユース・選手権を制し、史上初の高校三冠。本山雅志らの世代
- 1998年:選手権連覇
森重潤也監督の時代(2003〜2023年)
- 2003年:3代目の森重潤也監督が就任し、20年にわたって指揮
- 2013年プレミアWEST2位、2014年インターハイ優勝
平岡道浩監督の体制(2023年12月〜)
- 2023年12月:同校OBの平岡道浩監督が第4代として就任
- プレミアからの降格や、飯塚高校など新しく力をつけた学校の台頭の中で、伝統のスタイルを見直している
強さの3本柱
① 一貫したスタイルと個の育成
志波体制で確立した「ボール技術を前提とするサイド攻撃とポゼッション」を、少しずつ形を変えながら受け継いでいる。
② 中高一貫と、全員が試合に出られる体制
「東福岡自彊館中学校サッカー部」やジュニアスクールと連携し、早くから同じ考え方を共有している。数百名の部員に対し、Aチームのプリンスリーグから、B・C・D・U-16まで各カテゴリーがそれぞれのレベルの公式戦に出ている。
③ OBの姿が基準になる
長友佑都をはじめとするOBの取り組みが、現役選手の練習の基準になっている。長友の高校時代の話(「授業で絶対に寝ない」「走りのメニューでは常に先頭」)は今も語られている。
輩出した主なプロ選手
2026 FIFAワールドカップ日本代表
- 長友 佑都(DF、FC東京、日本代表背番号5):高校時代はエースではなかったが、明治大学を経てプロ入りし、インテル・ミラノ(イタリア)など欧州のクラブで長くプレーした。39歳で2026 W杯日本代表に選ばれ、日本人初の「5大会連続ワールドカップ選出」となった
海外でプレーするOB
- 福田 翔生(FW、ブレンビーIF=デンマーク・スーペルリーガ、背番号19):湘南ベルマーレでプレーし、2025年夏にデンマークのブレンビーへ完全移籍(4年契約)
Jリーグでプレーする主なOB
- 荒木 遼太郎(MF、鹿島アントラーズ、背番号71):鹿島でJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞(2021年)。2024年パリ五輪にU-23代表として出場。FC東京への期限付き移籍を経て、2025年に鹿島へ復帰
- 中村 拓海(DF、セレッソ大阪、背番号2):サイドバック。FC東京・横浜FCを経て、2025年からセレッソ大阪へ完全移籍。攻撃参加とクロスが持ち味
- 小田 逸稀(DF、アビスパ福岡):対人守備と空中戦が持ち味。鹿島でプロ入りし、町田・千葉を経て、2026年は地元・福岡でプレー
- 大森 真吾(FW、北海道コンサドーレ札幌):身長181cmのフォワード。ポストプレーと裏への抜け出しが持ち味
歴代の主なOB
- 本山 雅志(1997年三冠世代の中心。鹿島アントラーズで長くプレー)/手島 和希/生津 将司/山下 芳輝/小島 宏美 ほか
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変わります。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。
→ 長友のようなサイドバックから、福田・大森のようなストライカー、荒木のような技術のあるMFまで、OBのタイプは幅広い。
2026年の注目選手(現役高校生世代)
平岡体制のトップチームで、サニックス杯2026などに登録されたU-18の主力メンバー。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 緒方 奏人/冨安 太一 |
| DF | 水田 勇織/奈良﨑 晴琉/大嶋 央貴/長野 官叫 |
| MF | 中本 律/林田 幸多朗/大森 琉毘/浅井 心絆/犬塚 夏成/野崎 颯也 |
| FW | 武田 隆万/生水 智也/窪田 琉真/吉川 侑来/花田 鼓太郎/正岡 頼歩 |
→ 2026年度のインターハイ県予選は、準々決勝で筑陽学園に1-2で敗れた(得点者:野崎颯也)。サニックス杯ではアルビレックス新潟などと対戦した。
2026 プリンスリーグ九州1部 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 東福岡の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/4 | ホーム | 国見 | ○ 1-0 | 8' 中本律 |
| 2 | 4/11 | ホーム | 大津2nd | ● 0-2 | |
| 3 | 4/19 | アウェイ | ロアッソ熊本U-18 | △ 1-1 | 24' 窪田琉真 |
| 4 | 4/25 | アウェイ | 東海大熊本星翔 | ○ 3-0 | 20' 正岡頼歩, 78' 細入巧幹, 81' 矢野稜河 |
| 5 | 5/2 | ホーム | FC琉球U-18 | ● 1-2 | 90+3' 吉川侑来 |
| 6 | 5/5 | ホーム | 飯塚 | △ 1-1 | 49' 大嶋央貴 |
| 7 | 5/9 | アウェイ | V・ファーレン長崎U-18 | ○ 3-2 | 13' 水田勇織, 81' 大嶋央貴, 84' 生水智也 |
| 8 | 5/17 | アウェイ | 鹿児島城西 | △ 0-0 | |
| 9 | 8/29 | アウェイ | 日章学園 | △ 1-1 | 31' 田邊雄大 |
| 10 | 9/5 | アウェイ | 国見 | ● 1-4 | 77' 中本律 |
| 11 | 9/12 | アウェイ | 大津2nd | ● 1-2 | 33' 疋田瑛祐 |
| 12 | 9/19 | ホーム | ロアッソ熊本U-18 | ● 0-2 | |
| 13 | 9/26 | ホーム | 東海大熊本星翔 | ○ 1-0 | 39' 田邊雄大 |
| 14 | 10/3 | アウェイ | FC琉球U-18 | ○ 2-1 | 11' 田邊雄大、ほか不明 |
| 15 | 10/10 | アウェイ | 飯塚 | △ 1-1 | 記載なし |
- 第16節 11/21(土) 13:00 ホーム vs V・ファーレン長崎U-18 東福岡高校サッカーグランド
- 第17節 11/28(土) 13:00 ホーム vs 鹿児島城西 東福岡高校サッカーグランド
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 九州1部(10月10日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ九州1部]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。