九州国際大学付属高等学校
チームの特徴
福岡県北九州市八幡東区、皿倉山(帆柱)のふもとにキャンパスを構える中高一貫の私立校です。サッカー部は北九州地区を代表する伝統校のひとつで、永井謙佑(名古屋グランパス・元日本代表)を筆頭に、数多くのプロ選手を世に送り出してきました。
スタイル: チームのキーワードは江藤謙一監督が掲げる「TOTAL FOOTBALL(トータルフットボール)」です。全員が攻守両面に関わり、ボールを保持しながら相手を押し込む主体的なサッカーを志向します。2026年インターハイ福岡県予選では、シード校として登場し、決勝の東海大福岡戦で先制点を奪うと一気に試合を支配して3-0で完勝。「先に点を取ってからの強さ」が際立つチームに仕上がっています。
人工芝のホームグラウンド「KIUフィールド」を中心に、中学・高校が一貫した育成体制を敷いており、地元・北九州の少年クラブやJ下部出身者を幅広く受け入れているのも特徴です。
主な実績
| 大会 | 最高成績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校サッカー選手権 | 出場 | 2006年度(第85回)初出場 |
| インターハイ(全国高校総体) | ベスト16 | 2013年・全国初出場時 |
| インターハイ福岡県予選 | 優勝 | 2026年・4大会ぶり3回目の全国出場 |
| プリンスリーグ九州 | 所属 | 2026年は九州2部に在籍 |
チームの歩み
創部期(1963年〜)
1963年、前身である八幡大学附属高等学校の時代にサッカー部が創部されました。1989年に大学名・校名が「九州国際大学付属高等学校」へと改称され、現在の名称となっています。
全国初出場期(2000年代)
2006年度(第85回)全国高校サッカー選手権で初の全国出場を果たし、初戦で富山第一を5-0で破る鮮烈なデビューを飾りました。2010年度の選手権福岡県予選では、東福岡との激闘の末にPK戦が44人(21-20)にもつれ込む県大会史に残る死闘を演じ、九国大付の名を全国に知らしめました。
インターハイ躍進期(2010年代)
2013年にインターハイ初出場を果たすと、いきなりベスト16入り。2022年のインターハイ県予選でも飯塚との準決勝級の一戦をPK12-11で制すなど、北九州の主役として安定した力を示し続けてきました。
江藤謙一体制(2019年〜)
2019年から江藤謙一監督が指揮を執り、「TOTAL FOOTBALL」を旗印にチームづくりを進めています。2026年のインターハイ福岡県予選では、4回戦・準々決勝・準決勝を勝ち上がり、決勝で東海大福岡を3-0で撃破。4大会ぶり3回目の全国切符をつかみました。
強さの3本柱
① 主体的な「TOTAL FOOTBALL」
全員がボールに関わり、攻守の切り替えを早く保つスタイル。江藤監督のもとで、選手一人ひとりがポジションにとらわれず判断する力を磨いています。
② 先制点を奪う勝負強さ
2026年インターハイ予選では、決勝・東海大福岡戦で今西竜之介が先制点を挙げ、そのまま3-0で押し切りました。先に点を取ってからの試合運びが安定しているのが大きな武器です。
③ 中高一貫+J下部出身者の融合
KIUフィールドを拠点とした中高一貫の育成に加え、アビスパ福岡U-15やギラヴァンツ北九州U-15といった地元J下部出身者が加わることで、技術と組織力の両立が図られています。
輩出した主なプロ選手
| 選手名 | 主な所属 | 備考 |
|---|---|---|
| 永井謙佑 | 名古屋グランパス ほか | 元日本代表・ロンドン五輪代表。九国大付の象徴的OB |
| 山下敬大 | 栃木シティ ほか | FWとして各クラブで活躍 |
| 松山健太 | アビスパ福岡 ほか | GK |
| 吉田晃 | Geelong Rangers(豪)ほか | DF。名古屋グランパス・栃木シティを経て2026年にオーストラリアへ |
| 川西翼 | Futera United(タイ)ほか | アルビレックス新潟S(シンガポール)・豪州クラブを経てタイで活躍 |
| 田村友 | 国内クラブ | — |
※2026年のW杯(北中米大会)に出場した福岡県出身選手では冨安健洋らが知られますが、冨安はアビスパ福岡U-18の出身であり、九国大付の卒業生ではありません。
2026年の注目選手
| 選手名 | 学年 | ポジション | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 今西竜之介 | 3年 | FW | エースストライカー。インターハイ予選決勝・東海大福岡戦で先制点を挙げた |
| 九十九真輝 | 3年 | MF | 攻撃の中心。決勝で3点目を記録し、勝負を決定づけた |
| 池田千桜 | 2年 | DF | アビスパ福岡U-15出身のセンターバック。憧れの選手にセルヒオ・ラモスを挙げる |
| 藤原佑月 | — | DF/MF | ギラヴァンツ北九州U-15出身。守備から攻撃の起点をつくる |
| 平川煌大 | — | MF/FW | 前線で違いを生み出すアタッカータイプ |
※注目選手の在籍・学年・ポジションについては、2026年インターハイ福岡県予選および2026年シーズンのプリンスリーグ九州の試合記録をもとに確認しています。3年生の今西・九十九はいずれも2026年度の現役選手で、すでに卒業・大学進学した選手の混在はありません。
2026年インターハイ福岡県予選
九国大付は県大会シード校(地区予選免除)として4回戦から登場し、決勝で東海大福岡を3-0で破って優勝。4大会ぶり3回目の全国出場を決めました。
| ラウンド | 結果 |
|---|---|
| 4回戦(5/23〜) | 勝利(県大会シードとして登場) |
| 準々決勝・準決勝 | 勝ち上がり |
| 決勝 | 九国大付 3-0 東海大福岡(先制点:今西竜之介、3点目:九十九真輝) |
優勝チームは、2026年7月25日〜8月1日に福島県(Jヴィレッジほか)で開催される全国高校総体(インターハイ)に福岡県代表として出場します。
リーグ戦績(2026年・プリンスリーグ九州2部)
2026年シーズンは高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ「プリンスリーグ九州2部」に所属。序盤は苦戦が続きましたが、第5節で佐賀東に3-0と快勝したあたりからV字回復し、その勢いがインターハイ予選優勝につながりました(第8節終了時点でおおむね2勝2分4敗)。プリンス九州2部での1試合ごとの結果は、シーズンの進行に合わせて随時更新していきます。