成立学園高校 U-18 高校サッカー

東京都成立学園サッカー部はT2リーグ(東京都2部) 所属(1925年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
T2リーグ(東京都2部)
創部
1925年
所在地
東京都北区(鷲宮総合グラウンド=埼玉県久喜市)
監督
太田 昌宏

チームの特徴

成立学園高校サッカー部は、T2リーグ(東京都2部)所属(2026年現在)、東京都北区を本拠地とする技術志向の強豪。帝京・国士舘・関東第一・駒澤大高といった全国区の強豪がひしめく超激戦区・東京で、白と黒の縦縞ユニフォームから「ゼブラ軍団」の愛称で親しまれる。2000年に元日本代表の宮内聡が総監督に就任して論理的・技術的なメソッドを導入したことが歴史的転換点となり、以降は東京の上位を安定して争う「育成クラブ」としての地位を築いている。現場を率いるのは市原(現ジェフ)・浦和でのプレー経験を持つ太田昌宏監督だ。

スタイル: 根底にあるのは「ボールを大切にするポゼッションサッカー」と「個の閃きを活かす攻撃的スタイル」。近年はこれに、現代サッカーに不可欠な守備強度と運動量を戦略的に加えている。かつての「持てば強いが持たれると脆い」という弱点を払拭し、連動したブロック守備から奪った瞬間に縦へ速く仕掛けるショートカウンターの鋭さを獲得。「高度な技術と組織的献身性の融合」が現在の哲学で、劣勢でも焦れずに耐え抜くメンタリティと、特定のスターに依存せず全員が高い基準で戦術を遂行できる総合力が2026年の最大の強みだ。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 ベスト16(2003年度・初出場)/出場3回 2022年度に17年ぶり3回目の出場。都2次予選決勝で国士舘を2-1で撃破
全国高校総体(インターハイ) ベスト4(2004年)/出場5回 2023年度・2026年度と再び全国の常連に。2026年は3大会ぶり5回目
高円宮杯 プリンスリーグ関東 1部所属(2011年) 関東最高峰のリーグで研鑽。現在はプリンス復帰を目指しT2リーグで戦う
関東 ROOKIE LEAGUE(U-16) 参戦・Bリーグ昇格 下級生年代から真剣勝負の舞台で主力を育成

→ 2003〜2004年の選手権ベスト16・インターハイ全国4強で全国区となり、長い沈黙を経て2022年度に「第二の黄金期」が到来。2026年も3大会ぶりのインターハイ出場を決め、東京の絶対的強豪としての地位を確固たるものにしている。

チームの歩み

創生期と転換点(〜2000年)

最初の黄金期(2000年代前半)

第二の黄金期(2022年〜)

現在(2026年)

強さの3本柱:「育成クラブ」たる理由

① 一貫した技術哲学と戦術的柔軟性

宮内総監督・太田監督が四半世紀にわたり貫く「ボールを保持し技術で上回る」イデオロギーを土台に、ハードワーク・強度・組織的守備を貪欲に取り込んだ。理想論とリアリズムのバランスが、過酷な東京予選を勝ち抜く原動力になっている。

② 鷲宮総合グラウンドと中高一貫

地価の高い東京都内にありながら、埼玉県久喜市に専用の「鷲宮総合グラウンド」(公式戦会場としても使われる人工芝)を確保。さらに成立学園中学校サッカー部を擁し、中学年代から高校の戦術コンセプトと技術基準を共有して、入学後すぐに機能する選手を育てている。

③ 戦略的スカウトと下級生の強化

毎夏に中3対象の大規模セレクションを実施し、現所属チームの承認を前提とした健全なリクルートで東京・近隣県から有望株を集める。関東ROOKIE LEAGUE(U-16)への参戦で下級生を真剣勝負で鍛え、順当に主力へ押し上げる好循環を生んでいる。なお、外国人留学生枠に依存せず、国内育成と中高一貫指導で純粋な競技力を高めている点も特徴だ。

輩出した主なプロ選手

技術と判断力を極限まで引き上げるスタイルから、プロの環境でも順応できるタレントが育ちやすい。多くがJリーグや国際舞台で活躍している。

※2026 W杯日本代表26人に同校OBの選出はなし(W杯代表26人の出身校特集)。なお山口智(元日本代表)らも卒業生だが、高校サッカー部ではなくJユース等で活動していた選手のため上記には含めていない。

補足:プロ選手の所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。

2026年の注目選手

いずれも2026年度に在学中の高校生(2008年4月2日以降生まれ)。ポジション・背番号は2026年インターハイ予選の公式戦レポート、下級生の学年は関東ルーキーリーグ2025の登録メンバーで確認した。

攻守を牽引する主力(3年生)

選手 学年 ポジション・備考
米津 一蹴 3年 MF(背番号10)。伝統の10番を背負うレフティ(兄も同校で10番)。左足の精度と冷静なフィニッシュが武器で、帝京戦の決勝点など大舞台で結果を残す
柄本 凱斗 3年 MF。クラブ与野出身。強化した走力でピッチを駆け、精度の高いスルーパスでチャンスを演出。T2第6節でハットトリックを記録した攻守のキーマン
石平 晧貴 3年 MF(背番号11)。左サイドからの突破で決定機を創出するアタッカー
井村 翔空 3年 DF(背番号4)。精度の高いロングフィードで最終ラインから攻撃を組み立てる。T2第5節・関東第一戦で決勝点

期待の下級生(ルーキーリーグ世代)

選手 学年 ポジション・備考
水野 颯翔 2年 MF。成立ゼブラ出身。T2リーグでも複数得点を挙げ、下級生ながらトップチームの主力に定着
本田 琉惺 2年 FW。FC TUCANO出身。勝負強さを見せる前線の有望株
高橋 蕾我 1年 FW。俊足アタッカー。関東ROOKIE LEAGUEの帝京戦でハットトリックを記録し得点王候補に浮上

→ 主力の3年生に、ルーキーリーグで揉まれた下級生が順当に突き上げる「好循環」がチーム力の源。特定のスターに頼らず、全員が高い基準で戦術を遂行する総合力が際立つ。

2026年インターハイ東京予選(帝京・実践学園を連破して全国へ)

ラウンド 日付 対戦相手 結果 備考
2次T 準々決勝 6/7 帝京 ○ 2-0 前半23分に米津一蹴が先制。プリンス関東1部の帝京を完封
代表決定戦 6/13 実践学園 ○ 2-0(延長) 消耗戦を無失点で勝ち切り、全国切符を獲得

→ プリンス勢の帝京を堅守速攻で2-0と退け、代表決定戦でも実践学園を延長の末に2-0で下して3大会ぶり5回目の全国インターハイ出場を決めた(東京のもう1枠は国士舘)。守備の安定と勝負所での決定力が光った。7月末のインターハイ全国大会に東京代表として臨む。

2026年 T2リーグ(東京都2部)序盤戦(無敗で安定)

日付 対戦相手 結果 得点者
第1節 4/1 帝京C △ 0-0
第2節 4/6 日大三 △ 1-1 野口
第3節 4/12 三菱養和B ○ 2-0 水野・本間
第4節 4/19 修徳 ○ 4-2 水野・米津・神園(2)
第5節 4/25 関東第一 ○ 1-0 井村
第6節 5/3 都立東久留米総合 ○ 3-1 柄本(3)
第7節 5/10 東海大高輪台 △ 1-1 水野

→ 第7節終了時点で4勝3分の無敗。ビハインドや同点からでも勝ち越す攻撃力(第4節の4得点、第6節の柄本ハットトリック)と堅実な守備が、直後のインターハイ予選での快進撃に直結した。最新の順位は東京都のU-18高校サッカー順位で確認できる。

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