チームの特徴
帝京長岡高校サッカー部は、プレミアリーグEASTに所属し、新潟県長岡市を本拠地とする私立高校のサッカー部。1981年創立。日本有数の豪雪地帯にあり、冬は外で練習できない。その分、体育館でのフットサルの練習で、狭いスペースでのボールコントロールを磨いてきた。フットサルの戦術を11人制に生かすスタイルで、全国高校サッカー選手権では2年連続ベスト4に入った。
スタイル:「サッカーを学ぼう」を掲げ、ポジショナルプレーを追求する。フットサルの「エイト」「ピヴォ当て」「アラ・コルタ」などの動きを、11人制のサッカーに取り入れている。古沢徹監督のもとで、伝統のポゼッションサッカーに強度を加え、Jクラブユースともボールを持って戦う。
主な実績
| 大会 | 年 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 全国高校サッカー選手権大会 | 2019年度(第98回)・2020年度(第99回) | ベスト4 | 第98回は準決勝で青森山田に1-2、第99回は山梨学院にPK戦で敗退 |
| 全日本U-18フットサル選手権大会 | 2016年・2018年 | 優勝(2回) | 2018年の決勝は5-1。JFAは「3年で2度目の全国制覇」と記載 |
| 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグEAST | 2026年 | 参戦中 | |
| 全国高校総体(インターハイ) | 2024年 | ベスト4 |
→ フットサルで全国優勝2回、サッカーの選手権で2年連続ベスト4。
チームの歩み
創生期:体育館での練習の始まり
- 冬は雪で外の練習ができないため、体育館で足裏を使ったボールコントロールや、狭いエリアでのボール回しを練習するようになった
- 球足の速い体育館の床で練習することで、ファーストタッチの精度と判断のスピードが鍛えられる
- 狭い局面で競り勝つ力が、全国大会で強豪と戦うときの武器になった
体制確立期:「サッカーを学ぼう」
- 谷口哲朗総監督が、地域と連携した「NPO法人 長岡JYFC(ジュニアユースフットボールクラブ)」を立ち上げる
- 上から命令する指導や根性論ではなく、選手が考える指導を目指す
- 古沢徹監督が、選手との対話を重視する指導を続けている
- フットサルの戦術を11人制に生かす方法が整理されていった
選手権ベスト4の時期
- 2019年度(第98回)・2020年度(第99回)の全国高校サッカー選手権で2年連続ベスト4
- 後方からのビルドアップ、ショートパス、フットサル仕込みの崩しで勝ち上がった
- 小塚和季・谷内田哲平・田中克幸らがチームを支えた
- 全日本U-18フットサル選手権大会で2016年・2018年に全国優勝
現体制(2026年〜):プレミアリーグへ
- 高円宮杯プレミアリーグEASTで、Jクラブユースを相手にボールを持って戦う
- 古沢監督は、選手の心理面へのアプローチや、大会に向けた調子の合わせ方を高めようとしている
強さの4本柱:雪国で育った技術
① フットサルの戦術を11人制に生かす
体育館の床でのフットサル練習で身につけた、足裏でのボールコントロール、狭いエリアでのワンタッチパス、フットサル特有の攻守の切り替えが、強いプレッシャーをかけてくる相手をかわす力になっている。フットサルの「エイト」「ピヴォ当て」「アラ・コルタ」といったグループ戦術を、ゴール前の攻略に意図して使う。
② 長岡JYFCを中心とした「まちのクラブ」型の一貫育成
NPO法人 長岡JYFCは、高校への選手の供給源であると同時に、長岡市のスポーツの拠点にもなっている。中学年代から帝京長岡と同じ戦術と技術の基準で育て、高校入学の時点で戦術理解の土台ができている。生え抜きの選手が1年次から公式戦に出ることも多い。
③ 「サッカーを学ぼう」の主体的な指導
選手が自分で状況を見て判断し、答えを見つける力を育てる。古沢監督は、選手との対話を重視する指導を続けている。
④ 全国から集まる選手
長岡JYFCの生え抜きを中心に、前橋ジュニア(群馬)・名古屋グランパスU-15(愛知)・清水エスパルスJY(静岡)・P.S.T.C. LONDRINA(神奈川)・FCフレスカ神戸(兵庫)など、全国の育成組織から選手が集まっている。
輩出した主なプロ選手
海外でプレーするOB(2026年所属確認済)
- 谷内田 哲平(MF、バリ・ユナイテッドFC=インドネシア・リーガ1):2001年生まれ、新潟県長岡市出身。長岡JYFC→帝京長岡→京都サンガF.C.→栃木SC→京都復帰→RB大宮アルディージャ→2025年末にバリ・ユナイテッドFCへ完全移籍
Jリーグでプレーする主なOB(2026年所属確認済)
- 小塚 和季(MF、清水エスパルス):1994年生まれ、新潟県見附市出身。見附FC→長岡JYFC→帝京長岡→アルビレックス新潟→レノファ山口→ヴァンフォーレ甲府→大分→川崎フロンターレ→水原三星(韓国)→ソウルイーランドFC→2024年12月に清水エスパルス加入。パスとボールコントロールが持ち味の司令塔
- 田中 克幸(MF、北海道コンサドーレ札幌、背番号14):2002年生まれ、岡山県真庭市出身。FC Viparte→帝京長岡→明治大学→2024年北海道コンサドーレ札幌加入。左足のキックと展開力が持ち味で、2024年にJリーグ初得点
- 吉田 晴稀(DF):長岡JYFC→帝京長岡→愛媛FC→高知ユナイテッドSC(育成型期限付き)。身体能力と後方からのビルドアップが持ち味(※2026年の所属は未確認)
- 猪越 優惟(GK、清水エスパルス):FCみやぎバルセロナ→帝京長岡→中央大学→清水エスパルス→栃木SCへ期限付き移籍→2026年9月に清水へ復帰。足元の技術に優れたGK
多様なキャリアを歩むOB
- 晴山 岬(FW、品川CC=神奈川県・総合型地域スポーツクラブ):長岡JYFC→帝京長岡→FC町田ゼルビア→FC今治→ドイツ下部リーグ(複数クラブ)→品川CC
→ 帝京長岡のOBは、J1・J2や大学経由のプロ入りのほか、韓国・インドネシア・ドイツのリーグでもプレーしている。
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変わります。最新の所属情報はJリーグ公式・帝京長岡サッカー部公式などでご確認ください。
2026年の注目選手
※ 背番号・学年はJFA公式のプレミアリーグEAST 2026 登録メンバー表(33名)によります。この表はそこからの抜粋で、全員は載せていません。年度途中で登録が変わるため、登録メンバー表に合わせて更新します。
攻撃の中心
| 背番号 | ポジション | 選手 | 学年 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 9 | FW | 児山 雅稀 | 2年 | プレミアEAST 6得点でリーグ得点ランキング4位タイ。チーム総得点の3分の1以上を挙げている |
| 14 | MF | 和食 陽向 | 3年 | 主将。1年生で出場したインターハイで頭角を現したアタッカー。2026年 U-17日本高校サッカー選抜 |
サイドの突破役
| 背番号 | ポジション | 選手 | 学年 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 29 | MF | 秋山 陽登 | 3年 | 昨年まではトップ下。今季は右ウイングバックに移り、緩急をつけたドリブルで縦に突破する。プレミアEAST 3得点(第16節流経大柏戦でも得点)。清水エスパルスジュニアユース出身 |
主力スカッド
| 背番号 | ポジション | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 11 | FW | 岡中 舜 | 3年 |
| 18 | FW | 中島 漣音 | 3年 |
| 20 | FW | ライ・オーウェン | 2年 |
| 10 | MF | 香西 秀河 | 3年 |
| 8 | MF | 霧生 海伊 | 3年 |
| 7 | MF | 松田 隼輝 | 3年 |
| 24 | MF | 村上 諄 | 2年 |
| 23 | MF | 臼井 珀真 | 2年 |
| 4 | DF | 堀田 宙吾 | 3年 |
| 6 | DF | 平松 永宇 | 3年 |
| 26 | DF | 網中 絆希 | 2年 |
| 1 | GK | 仲 七璃 | 3年 |
| 17 | GK | 木田 蓮人 | 1年 |
| 21 | GK | 各務 歩夢 | 3年 |
| 31 | GK | 大河 伶多 | — |
大河 伶多は名古屋グランパスU-15(愛知)から入学し、GKとして登録されています。
→ 長岡JYFCの生え抜きに、県外のJクラブアカデミー出身の選手が加わり、ポジション争いをしている。
2026 プレミアリーグEAST 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 帝京長岡の得点者 | 公式 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/5 | アウェイ | 横浜FCユース | ○ 1-0 | 7' 秋山 陽登 | 記録 |
| 2 | 4/12 | ホーム | 鹿島アントラーズユース | ● 2-4 | 16' 岡中 舜, 61' 児山 雅稀 | 記録 |
| 3 | 4/19 | アウェイ | FC東京U-18 | ● 1-4 | 57' 児山 雅稀 | 記録 |
| 4 | 4/25 | ホーム | 柏レイソルU-18 | ○ 3-1 | 9' 児山 雅稀, 52' 和食 陽向, 70' 臼井 珀真 | 記録 |
| 5 | 4/29 | ホーム | 青森山田 | ● 1-2 | 53' 児山 雅稀 | 記録 |
| 6 | 5/5 | アウェイ | 流通経済大柏 | ● 0-1 | 記録 | |
| 7 | 5/10 | ホーム | 昌平 | ○ 4-1 | 18' 岡中 舜, 45+4' 児山 雅稀, 48' 和食 陽向, 80' 児山 雅稀 | 記録 |
| 8 | 5/17 | アウェイ | 川崎フロンターレU-18 | ○ 3-2 | 2' 和食 陽向, 35' 霧生 海伊, 87' 服部 啓翔 | 記録 |
| 9 | 5/24 | アウェイ | 東京ヴェルディユース | ● 2-5 | 12' OG, 78' 児山 雅稀 | 記録 |
| 10 | 6/20 | ホーム | ベガルタ仙台ユース | ○ 10-1 | 9' 秋山 陽登, 18' 和食 陽向, 21' 岡中 舜, 45' 霧生 海伊, 45+1' 岡中 舜, 46' 児山 雅稀, 58' 堀田 宙吾, 62' 児山 雅稀, 78' 平松 永宇, 86' 服部 啓翔 | 記録 |
| 11 | 6/28 | ホーム | 前橋育英 | ○ 2-0 | 43' 児山 雅稀, 56' 和食 陽向 | 記録 |
| 12 | 9/6 | ホーム | 横浜FCユース | ○ 2-0 | 65' 和食 陽向, 90+2' 堀田 宙吾 | 記録 |
| 13 | 9/12 | アウェイ | 鹿島アントラーズユース | ● 2-4 | 64' 堀田 宙吾, 89' 霧生 海伊 | 記録 |
| 14 | 9/19 | ホーム | FC東京U-18 | ● 0-2 | 記録 | |
| 15 | 9/27 | アウェイ | 青森山田 | ● 1-3 | 47' 和食 陽向 | 記録 |
| 16 | 10/4 | ホーム | 流通経済大柏 | ● 1-3 | 90+1' 秋山 陽登 | 記録 |
| 17 | 10/10 | アウェイ | ベガルタ仙台ユース | △ 2-2 | 70' 村上 諄, 85' 児山 雅稀 | 記録 |
| 18 | 10/18 | ホーム | 東京ヴェルディユース | ○ 3-0 | 1' 児山 雅稀, 65' 児山 雅稀, 79' 児山 雅稀 | 記録 |
- 第19節 11/21(土) 11:00 アウェイ vs 昌平 昌平高校グラウンド
- 第20節 11/29(日) 13:00 ホーム vs 川崎フロンターレU-18 長岡市ニュータウン運動公園サッカー場B
出典:JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プレミアリーグ 2026 EAST(10月18日終了分まで)
先発の記録
直近の先発(第18節 vs 東京ヴェルディユース 3-0)
- GK17 木田 蓮人
- DF2 伊藤 隼・4 堀田 宙吾・5 曾我 悠雅
- MF6 平松 永宇・8 霧生 海伊・14 和食 陽向(C)・26 網中 絆希・33 服部 啓翔
- FW9 児山 雅稀・11 岡中 舜
※ GK/DF/MF/FW は公式記録のポジション表記です。試合中の実際の配置とは異なることがあります。
今季の先発回数(18試合中・現在の登録選手のみ)
- FW岡中 舜18/18
- MF霧生 海伊17/18
- MF和食 陽向17/18
- DF堀田 宙吾16/18
- FW児山 雅稀15/18
- MF秋山 陽登14/18
- DF伊藤 隼13/18
- DF吉田 龍悟13/18
- DF曾我 悠雅12/18
- DF平松 永宇11/18
- DF網中 絆希11/18
キャプテン:和食 陽向(18試合中17試合)
2026 登録選手一覧
| No. | Pos. | 選手名 | 学年 | 前所属チーム | 試合 | 出場時間 | 得点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | GK | 仲 七璃 | 3年 | FC東京U-15むさし | 7 | 630 | 0 |
| 17 | GK | 木田 蓮人 | 1年 | 鹿島アントラーズノルテジュニアユース | 7 | 549 | 0 |
| 21 | GK | 各務 歩夢 | 3年 | FC・ZEAL ENA(ジール恵那) | 5 | 441 | 0 |
| 31 | GK | 大河 伶多 | — | — | 0 | 0 | 0 |
| 2 | DF | 伊藤 隼 | 2年 | シュートJrユースFC | 15 | 1122 | 0 |
| 3 | DF | 吉田 龍悟 | 3年 | ジェファFC U-15 | 13 | 1139 | 0 |
| 4 | DF | 堀田 宙吾 | 3年 | SQUARE(スクエア)富山FC U-15 | 18 | 1445 | 3 |
| 5 | DF | 曾我 悠雅 | 3年 | ジェファFC U-15 | 12 | 1073 | 0 |
| 6 | DF | 平松 永宇 | 3年 | ジェファFC U-15 | 16 | 1135 | 1 |
| 26 | DF | 網中 絆希 | 2年 | A.CアスミJrユースFC | 14 | 917 | 0 |
| 27 | DF | 大木 琉生 | 3年 | FC Jeunesse(ジュネス) | 1 | 2 | 0 |
| 28 | DF | 古屋 拓真 | 2年 | 東松山ペレーニアFC ジュニアユース | 3 | 59 | 0 |
| 37 | DF | 毛呂 龍之介 | 1年 | 千里丘FC | 5 | 213 | 0 |
| 38 | DF | 諏訪 椋也 | 1年 | Wings(ウイングス) U-15 | 0 | 0 | 0 |
| 7 | MF | 松田 隼輝 | 3年 | 湘南ベルマーレU-15EAST | 7 | 467 | 0 |
| 8 | MF | 霧生 海伊 | 3年 | 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 | 18 | 1574 | 3 |
| 10 | MF | 香西 秀河 | 3年 | 清水エスパルスSS静岡 | 9 | 426 | 0 |
| 14 | MF | 和食 陽向 | 3年 | FCフレスカ神戸 (第3種) | 18 | 1531 | 7 |
| 19 | MF | サム 悠舞 | 2年 | FC多摩ジュニアユース | 2 | 70 | 0 |
| 23 | MF | 臼井 珀真 | 2年 | シュートJrユースFC | 6 | 71 | 1 |
| 24 | MF | 村上 諄 | 2年 | VIVAIO(ヴィヴァイオ)船橋SC (第3種) | 3 | 76 | 1 |
| 29 | MF | 秋山 陽登 | 3年 | 清水エスパルスジュニアユース | 14 | 1187 | 3 |
| 34 | MF | 眞山 翔 | 2年 | FC杉野Jrユース | 3 | 35 | 0 |
| 35 | MF | 佐藤 鷹仁 | 1年 | Wings(ウイングス) U-15 | 2 | 8 | 0 |
| 36 | MF | 平 龍星 | 2年 | FCフォーリクラッセ仙台 | 0 | 0 | 0 |
| 9 | FW | 児山 雅稀 | 2年 | FCフレスカ神戸 (第3種) | 16 | 1394 | 14 |
| 11 | FW | 岡中 舜 | 3年 | FCフレスカ神戸 (第3種) | 18 | 1576 | 4 |
| 16 | FW | 山口 未翔 | 3年 | AC長野パルセイロU-15 | 1 | 7 | 0 |
| 18 | FW | 中島 漣音 | 3年 | FC ESFORCO(エスフォルソ) | 2 | 123 | 0 |
| 20 | FW | ライ・オーウェン | 2年 | FCトリプレッタJrユース | 1 | 45 | 0 |
| 33 | FW | 服部 啓翔 | 1年 | P.S.T.C. LONDRINA(ロンドリーナ) | 8 | 349 | 2 |
| 39 | FW | 池田 虎羽 | — | — | 1 | 45 | 0 |
出典:JFA公式 チーム情報(10月18日終了分まで)