豊川高校 U-18 高校サッカー

「豊川高校」サッカー部は愛知県豊川市(専用人工芝グラウンド)を拠点とする高円宮杯 U-18 愛知県1部所属の高校サッカー部。1958年創部、監督は長谷川 大。最新の順位・歴代タイトル・OB選手情報をまとめています。

プロ内定・プロ契約 プロ内定:大下 蒼生(MF→湘南ベルマーレ/2027年1月)

愛知県豊川サッカー部は愛知県1部 所属(1958年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
愛知県1部
創部
1958年
所在地
愛知県豊川市(専用人工芝グラウンド)
監督
長谷川 大

チームの特徴

豊川高校サッカー部は、愛知県1部に所属し(2026年現在)、愛知県豊川市(東三河地域)を本拠地とする。1958年創部で、長く県リーグ2〜4部を行き来していたが、2023年の長谷川大監督就任から3年で、2026年6月6日にインターハイ愛知県大会で初優勝し、全国初出場を決めた(本選ページ)。中京大中京・東邦・東海学園など名古屋の私学が上位を占めてきた愛知で、東三河のチームが県大会を制した。この躍進の経緯は特集記事「豊川高校はなぜ強くなったのか」で詳しく解説している。

スタイル:S級ライセンスの長谷川大監督(秋田商業→中央大。神奈川大監督時代に伊東純也を指導し、山梨学院では就任2年目で全国高校サッカー選手権優勝)の組織づくりと、ブラジルでのプレー経験を持つ宮澤淳ヘッドコーチ(A級・A.S.ラランジャ豊川代表)の個人技術の指導を組み合わせている。軸は「認知(見る・判断する)のスピードと精度」を高めるプレーモデルで、映像分析ツールHudlを監督自ら使い、戦術を映像で共有する。守備ブロックからのカウンターに、ラランジャ出身のドリブラーの個人技が加わる。2026年の県大会は、準決勝・決勝を連続無失点で勝った。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校総体(インターハイ)愛知県大会 2026 初優勝・全国初出場 決勝で東邦に2-0。創部68年目で初優勝
高円宮杯 愛知県リーグ 2部優勝・1部昇格(2025年) 2023年に3部→2部、2025年に2部→1部
愛知県新人体育大会 2024 準優勝
愛知県ルーキーリーグ1部 2024 優勝 東海ルーキーリーグへ昇格

→ 長谷川監督が就任した2023年度は県リーグ3部(前年の2022年度に4部で優勝し、昇格していた)。そこから3年で県大会を制し、全国大会に出場した。

チームの歩み

長い停滞(1958年〜2022年)

長谷川大監督の就任(2023年〜)

駆け上がり(2024〜2025年)

インターハイ県大会初優勝(2026年)

強さの4本柱

① 「ファーストペンギン」の考え方

長谷川監督が持ち込んだいちばん大きな変化は、戦術よりも考え方だった。失敗を否定せず「成功へのデータ収集」ととらえ、「真の日本一」を目指すことを日常の基準にした。

② A.S.ラランジャ豊川との「クラブ型中高一貫」

ヘッドコーチの宮澤淳氏が代表を務める地元クラブ、A.S.ラランジャ豊川(W杯代表・菅原由勢が育ったクラブ)と連携し、U-15からU-18まで同じ考え方で指導する体制をつくった。中学から高校へ上がるときに指導が途切れないようにし、東三河の選手が地元でプレーを続けられるようにしている。

③ Hudlを使った指導

監督自らが映像分析ツールHudlを使い、映像で戦術を共有している。「とても頭を使う内容で難しさとともに楽しさを感じた」(入部選手談)という、頭を使う練習を行っている。

④ 施設とサポート体制

2022年4月に人工芝サッカー場を整備し、フットサルパークも使う。YONEXの用具協賛を受け、専門家によるフィジカル・メディカルのサポート体制も整えている。部員は170名超で、県内最大規模。

輩出した(パイプラインが生んだ)プロ選手

A.S.ラランジャ豊川出身の2026 W杯日本代表

高校からプロに進んだ選手

→ 2026年8月7日、男子サッカー部から初めてのJリーガーが決まった。3年MFの大下蒼生が、湘南ベルマーレへの2026/27シーズン(2027年1月)加入内定を発表した(→プロ内定・2種登録選手一覧)。

補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変わります。最新情報はJリーグ公式・豊川高校サッカー部公式などでご確認ください。

インターハイ2026(全国大会)

1回戦敗退(1試合・2得点3失点)

ラウンド スコア 対戦相手
1回戦 ● 2-3 聖和学園

大会で得点した選手

ほぼフル出場した選手(1試合中60分以上)

日比 悠人(GK・3年)、屋山 恵吾(DF・3年)、山口 侑紀(DF・3年)、松田 治樹(DF・3年)、木下 航(MF・3年)、石原 琉翔(MF・3年)、鳥居 盟(MF・3年)、豊田 貫太(MF・3年)

登録28人のうち出場したのは15人。(出典:JFA大会登録メンバー)

2026年の注目選手

中心選手

選手 学年 特記事項
大下 蒼生(MF) 3年 湘南ベルマーレ加入内定(2027年1月)=男子部初のJリーガー。A.S.ラランジャ豊川出身。1年次から愛知県国体(国スポ)選抜。ドリブルからのシュート、ロングキック、前線を追い越す動きが持ち味。インターハイ県大会決勝・東邦戦では、カウンターから決勝点(オウンゴール)を誘った。詳しくは特集記事で

チームを支える主力

選手 学年 前所属・備考
石原 琉翔 3年 3年生の中心メンバー
伊藤 颯真 3年 同じく3年生の中心メンバー
神谷 亮伊チネメ 2年 2年生の主力

1年生(東海ルーキーリーグ)

選手 学年 備考
横田 陽斗 1年 1対1の強さが持ち味
菅原 快斗 1年 パスで周りを生かしながら前進する
一之瀬 友貴/石井 晴空/佐藤 洸太/市川 晄至 1年 それぞれ運ぶ・守る・生かす・走るを持ち味とする1年生

→ ラランジャ出身の選手を中心に、ほかのチームから加わった選手もいる。部員170名超の中で、ポジション争いが続いている。

2026年シーズン 戦績

インターハイ愛知県大会(初優勝・全国初出場)

回戦 日付 対戦相手 結果
2回戦 5/17 vs 愛知 ○ 7-1
3回戦 5/23 vs 名古屋(県1部の首位争いの相手) ○ 2-1(リーグ開幕戦で敗れた相手)
準々決勝 5/24 vs 同朋 ○ 3-1
準決勝 5/30 vs 至学館 ○ 3-0(初の決勝へ)
決勝 6/6 vs 東邦 ○ 2-0(創部初の県大会優勝・全国大会へ)

愛知県1部リーグ 序盤戦

節 日付 試合 結果
第1節 3/1 vs 名古屋 ● 1-2(昇格後の初戦)
第2節 3/7 vs 名古屋グランパスU-18 2nd △ 3-3
第3節 3/15 vs 刈谷 ○ 4-0
第4節 4/4 vs 日本福祉大付 ○ 3-0
第5節 4/11 vs 東海学園 △ 0-0
第6節 4/18 vs 至学館 ○ 3-2
第7節 4/25 vs 名経大高蔵 ○ 5-0
第8節 5/3 vs 岡崎城西 ● 0-1(首位チームに敗戦)
第9節 5/9 vs 東邦 ○ 3-0(インターハイ県大会決勝と同じ相手)

→ 2026年は愛知県1部リーグに所属している(最新の順位は愛知県の順位表)。第3節以降は、複数得点や無失点での勝利が多い。

関連リンク