チームの特徴
ヴァンフォーレ甲府U-18は2026年プリンスリーグ関東1部所属、山梨県を本拠地とするJクラブアカデミーである。首都圏の巨大クラブやサッカー王国・静岡に挟まれた山梨県で、優秀な人材の県外流出を防ぎ、地域密着型の育成エコシステムを築くことを使命とする。
スタイル: 育成理念「FUNサッカー」のもと、「質の高いサッカーの基本」と「クリエイティブな選手の育成」、そして「豊かな人間性の育成(知育・徳育・体育)」を掲げる。トップチームが培ってきた堅守の伝統に、育成年代では能動的で技術的なフットボールを重ねる。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東2部 | 優勝(2022年・2025年) | 2022年優勝で翌2023年に1部初昇格。2025年優勝で2026年に1部復帰 |
| 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東1部(2026) | 第9節終了時点 8位 | 1勝4分4敗・勝点7(前期終了時点) |
甲府U-18は近年、プリンスリーグ関東1部と2部を行き来してきた。2026年は1部に復帰したシーズンであり、まずは残留を確実にすることが目標となる。
チームの歩み
クラブの源流
母体は1965年結成の甲府サッカークラブ(鶴城クラブ)である。1995年に「ヴァンフォーレ甲府」へ改称し、1999年にJリーグ ディビジョン2(J2)へ参入した。
アカデミーの整備
1998年にジュニアユース、2001年にユースを設立した。2008年春には南アルプス市に人工芝の八田河川敷グラウンドが完成し、U-12・U-15・U-18が同一拠点で活動する一貫指導体制が整った。2010年にU-12を設立し、ジュニアユースをU-15、ユースをU-18へと名称変更した。
プリンス関東1部への挑戦
2022年にプリンスリーグ関東2部で優勝し、翌2023年に1部へ初昇格したが1年で降格した。2024年は2部3位、2025年に再び2部を制し、2026年に1部へ復帰した。
現体制(2026年〜)
大柴克友監督が就任した(前職はトップチームコーチ、2021〜2025年)。前U-18監督の石原克哉は2026年にトップチームコーチへ昇格している。
育成システム/クラブの特徴
地域密着のパイプライン
フォルトゥナSC・Uスポーツクラブ・アメージングアカデミーなど県内の街クラブとの強い連携を持ち、県全体の育成を底上げするハブとして機能する。VF甲府U-12→U-15→U-18の内部昇格組がチームの骨格をなす。
県外からの受け入れ
近年は千葉・神奈川・長野など県外の才能も加入している。現ロースターにも松本山雅FC U-15・湘南ベルマーレU-15 EAST・FCラルクヴェール千葉の出身者が名を連ねる。地域密着を保ちつつ、競争環境を活性化させている。
施設
全カテゴリーが八田河川敷グラウンドで練習しており、トップチームの選手と物理的・心理的に近い距離で育つ環境が整っている。
輩出した主なプロ選手
甲府U-18出身のワールドカップ日本代表経験者はまだ出ていない。2026年北中米ワールドカップの日本代表26名にも、甲府U-18出身者は含まれていない。
現役で活躍する主なOB(2026年所属確認済)
- 内藤大和(ヴァンフォーレ甲府):石田SSSから甲府U-12・U-15・U-18で育った生え抜き。飛び級でプロ契約を勝ち取ったストライカーである。
- 山内康太(GK、ヴァンフォーレ甲府):フォルトゥナSCから甲府U-18を経て日本大学へ進み、トップチームへ加入した山梨県出身の長身GK。J.League公式でホームグロウン選手として登録されている。
- 末木裕也(ヴァンフォーレ甲府):甲府U-18から法政大学を経てプロ入り。2026年6月にカターレ富山から甲府へ完全移籍し、地元・山梨へ帰郷した。
- 堀米勇輝(北海道コンサドーレ札幌):甲府U-15・U-18の生え抜きで、左足を武器とするアタッカーである。
- 太田修介(湘南ベルマーレ):甲府ユース出身で、大学を経て甲府に加入後、J1へステップアップした。
- 加々美登生(ザスパ群馬):甲府ユース出身のサイドアタッカーである。
- 岩﨑博(栃木SC):甲府U-15・U-18出身である。
このほか、井上樹・一瀬大寿ら甲府U-18出身の選手がJリーグクラブのトップチームで活躍している。
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式・ヴァンフォーレ甲府公式などでご確認ください。
※日本代表クラスの川﨑颯太(1.FSVマインツ05)は甲府のU-12・U-15で育った選手だが、U-18年代は京都サンガF.C.でプレーしたため、本ページの甲府U-18出身者には含めていない。
2026年の注目選手(現役高校生世代)
以下は2026年度のヴァンフォーレ甲府公式U-18登録メンバーから抜粋したものである。既に高校を卒業した世代は除外している。
| 選手 | 学年 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 井﨑 悠也 | 3年 | VF甲府U-15出身。第9節・帝京戦で得点 |
| 清水 透矢 | 3年 | VF甲府U-15出身。第9節・帝京戦で先制点 |
| 田畑 白哉 | 3年 | VF甲府U-15出身。第8節・桐生第一戦で終了間際の同点弾 |
| 渡邊 瑛心 | 1年 | 湘南ベルマーレU-15 EAST出身。第9節・帝京戦で決勝点を含む2得点を挙げた1年生 |
2026年プリンスリーグ関東1部 前半戦
| 節 | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/4 | vs 浦和レッズユース | △ 0-0 |
| 第2節 | 4/11 | vs 市立船橋 | ● 0-3 |
| 第3節 | 4/18 | vs 流通経済大柏B | △ 0-0 |
| 第4節 | 4/25 | vs 山梨学院 | ● 0-1(山梨ダービー) |
| 第5節 | 5/3 | vs ジェフ千葉U-18 | ● 0-8 |
| 第6節 | 5/9 | vs 桐蔭学園 | ● 0-2 |
| 第7節 | 5/16 | vs RB大宮アルディージャU18 | △ 0-0 |
| 第8節 | 6/21 | vs 桐生第一 | △ 1-1 |
| 第9節 | 6/28 | vs 帝京 | ○ 4-3(今季初勝利) |
第9節終了時点で1勝4分4敗・勝点7の8位である(9試合で5得点18失点)。序盤は無得点の引き分けと大敗が続き得点力不足に苦しんだが、第9節の帝京戦を4-3で制して今季初勝利を挙げた。リーグは中断期間に入り、甲府の次戦は第10節・9月5日の浦和レッズユース戦(明野いこいの杜グラウンド)である。残留圏の確保が後半戦の焦点となる。
※結果は高校サッカードットコム(koko-soccer.com)/JFA公式のプリンスリーグ関東ページを出典に照合。順位・戦績は毎日の自動更新で最新化されます。