チームの特徴
セレッソ大阪U-18は、大阪市を本拠地とするJクラブのアカデミー。2026年はプリンスリーグ関西1部に所属している(最新の順位はプリンスリーグ関西1部の順位表)。母体はヤンマーディーゼルサッカー部で、1993年のJリーグ開幕とともに育成組織を整えた。高校の部活動が育成の中心だった関西で、フィジカルや組織力よりも個人の技術で局面を打開する選手を育てる方針をとってきた。
スタイル:クラブが掲げるのは「ボールを愛し、観客を魅了する華のある選手を育てる」こと。川崎フロンターレ元監督の風間八宏アカデミー技術委員長が導入した「止める・蹴る・外す」の技術論が軸で、正確なトラップとパス、空間を見てボールを引き出す「外す動き」を求める。2021年からは島岡健太氏がU-18監督兼技術リーダーを務め、2026年の監督は丸山良明。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| Jユースカップ(Jリーグユース選手権) | 準優勝2回(2008年・2011年) | 優勝はない |
| 日本クラブユース選手権(U-18) | 優勝3回(1996・2009・2022年)・準優勝1回(1994年) | |
| 高円宮杯 JFA U-18 プレミアリーグ | 2014年WEST優勝・チャンピオンシップ優勝(1-0 柏U-18) | 2022年WEST10位で降格→2023年関西1部8位→2024年関西2部2位で昇格→2025年関西1部7位 |
→ 2000年代後半〜2010年代には、山口蛍・扇原貴宏・南野拓実らが同じ時期にユースでプレーし、タイトル獲得とトップチームへの昇格を両立させた。
チームの歩み
創生期(1993年〜)
- 1993年:Jリーグ開幕に向けてクラブが市民クラブとして再出発し、下部組織をつくる
- 履正社・阪南大高などフィジカルと規律を重んじる強豪校に対し、「技術とインスピレーション」を重視する方針をとる
- 「選手個人のインスピレーションを重んじ、ボールを愛する選手を育てる」考え方が根づく
タイトルが続いた時期(2000年代後半〜2010年代)
- 2009年クラブユース選手権優勝、2014年プレミアリーグ・チャンピオンシップ優勝
- 中心選手がそのままトップ昇格し、主力になる流れができた
- 山口蛍・扇原貴宏・南野拓実らが、のちに日本代表に
現体制(2021年〜):風間八宏・島岡健太の技術論
- 風間八宏氏がアカデミー技術委員長に就任し、「止める・蹴る・外す」の技術論を導入
- 2021年1月、島岡健太氏がU-18監督兼技術リーダーに就任(2026年の監督は丸山良明)。OBの濱田武氏らがコーチ陣に加わる
- 感覚的だった「技術」を、言葉にした指導法に整理している
強さの3本柱
① 「個の技術」を最優先にする
目先の勝利やフィジカルより、将来トップレベルで通用する個人の武器を磨くことを重視する。ボールを保持し、相手の逆を取り、狭い局面でも打開できる技術の習得を最優先にしている。
② 舞洲の拠点と「8番」の系譜
大阪市此花区の舞洲スポーツアイランド内に、トップチームとアカデミーが同じ敷地で活動する拠点(クラブハウス・日本ハム桜グラウンド等)がある。トップチームの「8番」の系譜(森島寛晃→香川真司→清武弘嗣)は、ユース選手にとっての目標像になっている。
③ スカウティング
関西全域を中心に、身体能力だけでなく、ボールの持ち方・姿勢・リズム・プレッシャー下での視野の広さを見て選手を探している。地元のサッカースクールも運営している。
輩出した主なプロ選手
2026 FIFAワールドカップ日本代表
- 瀬古 歩夢(DF、ル・アーヴルAC=フランス・リーグアン、日本代表背番号20):2000年生まれ、名古屋FC→セレッソ大阪の育成組織で育ち、2017年にクラブ最年少(16歳11か月)でトップデビュー。CB/守備的MFをこなすDFで、2020年ルヴァン杯ニューヒーロー賞。グラスホッパー(スイス)で通算117試合に出場し、2025年夏にフランス1部ル・アーヴルへ移籍。2026 W杯日本代表に選出された
日本代表でプレーしたOB
- 南野 拓実(FW/MF、ASモナコ=フランス・リーグアン、背番号18):ザルツブルク・リヴァプール・モナコと欧州でプレー。日本代表で長くプレーしたが、2025年12月に左膝前十字靭帯を断裂し、2026 W杯は欠場となった
Jリーグでプレーする主なOB
- 山口 蛍(MF、V・ファーレン長崎):運動量とボール奪取に優れるMF。ハノーファー96(ドイツ)・ヴィッセル神戸を経て、2025年からV・ファーレン長崎でプレー
- 扇原 貴宏(MF、ヴィッセル神戸、背番号6):柿谷・山口らと同じ時期にプレーしたゲームメーカー。横浜F・マリノスなどを経て神戸でプレー
- 藤尾 翔太(FW、柏レイソル=2026年8月に町田から完全移籍):ポストプレーの強さと推進力が持ち味のストライカー
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変わります。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。
→ 南野・扇原のような攻撃的な選手から、瀬古のような守備者、藤尾のようなストライカーまで、OBのタイプは幅広い。
2026年の注目選手(現役高校生世代)
年代別代表の選手
- エゼモクェチメヅェ 海(DF・2年):2009年生まれ、セレッソ大阪西U-15からU-18へ昇格。高校1年で身長183cm・体重82kgの左利きのサイドバック。最後方から自らボールを運び、攻撃にも加わる。入学後すぐにトップチームの2種登録を受け、AFC U-17アジアカップ2026に向けたU-17日本代表にも選出された
- 塩尻 哲平(FW・3年):2008年生まれ、トップチームの2種登録選手(背番号42)。U-16日本代表(トルコ遠征メンバー)。プリンスリーグ関西1部の開幕戦・神戸弘陵戦でハットトリック
→ 技術に加えて体格にも恵まれた選手が出てきている。
2026 プリンスリーグ関西1部 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | セレッソ大阪U-18の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/5 | ホーム | 神戸弘陵 | ○ 5-2 | 9' 手嶋蒼介, 23' 塩尻哲平, 55' 丸尾康太, 57' 塩尻哲平, 68' 塩尻哲平 |
| 2 | 4/11 | アウェイ | 京都サンガF.C. | ○ 2-1 | 26' 塩尻哲平, 69' 塩尻哲平 |
| 3 | 4/19 | アウェイ | 阪南大高 | △ 2-2 | 39' 塩尻哲平, 45+1' 増井翔 |
| 4 | 4/25 | ホーム | 履正社 | ○ 4-2 | 13' 永添功樹, 15' 増井翔, 35' 木村風河, 37' 増井翔 |
| 5 | 4/29 | ホーム | 興國 | ○ 3-1 | 20' 永添功樹, 73' 木村風河, 89' 塩尻哲平 |
| 6 | 5/4 | ホーム | 産大附属 | ○ 5-2 | 16' 中辻晴大, 17' 木村風河, 68' 國吉晴向, 80' 塩尻哲平, 90+2' 塩尻哲平 |
| 7 | 5/9 | アウェイ | 京都橘 | ● 0-1 | |
| 8 | 6/14 | アウェイ | 近江 | ● 0-1 | |
| 9 | 6/20 | ホーム | 三田学園 | ○ 4-0 | 56' 木村風河, 66' 永添功樹, 77' 姜悠羅, 90' 森岡悠大 |
| 10 | 9/5 | ホーム | 京都サンガF.C. | ● 3-4 | 20' 増井翔, 45+2' 姜悠羅, 51' 姜悠羅 |
| 11 | 9/12 | ホーム | 阪南大高 | ○ 6-1 | 6' 増井翔, 20' 塩尻哲平, 24' 姜悠羅, 33' 永添功樹, 36' 増井翔, 81' 國吉晴向 |
| 12 | 9/19 | アウェイ | 興國 | ○ 3-2 | 27' 手嶋蒼介, 44' 塩尻哲平, 50' 姜悠羅 |
| 13 | 9/23 | アウェイ | 履正社 | ○ 2-1 | 2' 永添功樹, 26' 手嶋蒼介 |
| 14 | 9/27 | アウェイ | 産大附属 | ○ 5-0 | 1' 前田遼介, 13' 塩尻哲平, 33' 姜悠羅, 45' 塩尻哲平, 80' 毛利玲央那 |
| 15 | 10/4 | アウェイ | 神戸弘陵 | ○ 3-1 | 68' 塩尻哲平, 83' 塩尻哲平, 90+3' OG |
- 第16節 11/21(土) 15:00 ホーム vs 京都橘 セレッソ大阪舞洲ヤンマー桜G
- 第17節 11/28(土) 11:00 ホーム vs 近江 セレッソ大阪舞洲日本ハム桜G
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 関西1部(10月4日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ関西1部]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。