高知中央高校 U-18 高校サッカー

高知県高知中央サッカー部は高知県1部リーグ 所属(2005年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
高知県1部リーグ
創部
2005年
所在地
高知県高知市(土グラウンド+自転車5分の市営人工芝を活用/正樹寮)
監督
近藤 健一朗

チームの特徴

高知中央高校サッカー部は、高知県1部リーグ所属(2026年現在)、高知市を本拠地とする新興の強豪。高知高校・明徳義塾という伝統校がヒエラルキーを形成してきた高知で、2005年創部という後発から、近藤健一朗監督の理論的アプローチで県の覇権を奪った。2025年の全国インターハイで絶対王者・前橋育英を撃破して全国ベスト16、2026年もインターハイ高知予選を制して2大会連続5回目の全国出場を全国一番乗りで決めた、四国屈指の実力校だ。

スタイル: 第1期生でもある近藤健一朗監督が創部当初から掲げるのは「ボールを大事にして前進する」攻撃的ポゼッション。2026年はアンカーを置く4-3-3をベースに、GKもビルドアップに参加し、主将で左SBの新井永簾が内側を駆け上がるインナーラップ(偽サイドバック)で中盤に数的優位を作る高度な戦術を披露する。アフリカ系留学生がもたらす規格外のスピード・フィジカルを日常で体感することで、パススピードと判断速度の基準値を引き上げているのも特徴だ。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校総体(インターハイ) 全国ベスト16(2025年)/出場5回 2025年は2回戦で前橋育英を2-1で撃破。2026年も2大会連続出場
県高校総体(インターハイ予選) 優勝(2026年) 決勝で明徳義塾を延長2-1。準決勝で高知をPK戦で撃破
プリンスリーグ四国 得点王輩出(留学生オニエ) 過去に在籍。2026年は県1部からの昇格を目指す
高知県1部リーグ 優勝(2025年度) 参入戦進出(プリンス昇格は惜敗)

→ 2025年に前橋育英を倒して全国ベスト16という歴史的ジャイアントキリングで全国にその名を轟かせ、2026年もインターハイ予選を全国一番乗りで制覇。「地方の新興校」の枠を超え、全国の頂点を狙うフェーズに入っている。

チームの歩み

ゼロからの創部(2005年〜)

黄金期へ(2025年)

県内の覇権掌握(2026年)

強さの3本柱:「持たざる者」の知的戦略

① 授業で育てる「自律したアスリート」

学校の正規課程に組み込まれた学校設定科目「チャレンジⅠ〜Ⅲ」で、コーチング理論・スポーツ栄養学・バイオメカニクスを体系的に学ぶ。プレー原則を言語化し、ピッチで自己解決できる選手を育てる。週1回の体重・身長測定や計画的なアミノ酸補給など、授業の知識が日々のコンディショニングに直結する。

② 関西圏+グローバルのスカウト

付属中学を持たない弱点を、関西の有力街クラブ(ASGジュニオール・FCリフォルマ・SC大阪エルマーノ等)を中心とする広域スカウトで補う。さらにナイジェリアのローカル大会に直接目を向け、原石を発掘して留学させる国際的リクルートで「個の力」を戦略的に組み込む。

③ 環境の制約を機動力で克服

土のグラウンドしか持たないため、Aチームは毎日自転車5分の市営人工芝へ移動して高強度トレーニング。県外・海外から集まる選手は「正樹寮」で共同生活を送り、多様なバックグラウンドの融合が強固なチームワークと社会性を育む。

輩出した主なプロ選手

近年プロ輩出機関としても存在感を増し、特に独自のスカウト網で見出した留学生がJリーグで実績を残している。

→ ナイジェリアのローカル大会から直接スカウトした原石をJリーガーへ育てる国際的な育成ルートは、高知中央の大きな独自性だ。

※2026 W杯日本代表26人に同校OBの選出はなし(W杯代表26人の出身校特集)。創部からの歴史が浅く、日本人プロの輩出は進行形の課題だ。

補足:プロ選手の所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。

2026年の注目選手

いずれも2026年度に在学中の3年生。氏名・学年・背番号・ポジションは2026年インターハイ予選決勝(対明徳義塾)の公式戦レポートのスターティングメンバーで確認した。

選手 背番号 ポジション・備考
新井 永簾(3年) 14 DF(左SB・主将)。大外だけでなく内側を駆け上がるインナーラップで攻撃の起点を高い位置に作るキーマン
中土 颯馬(3年) 9 FW。インターハイ予選決勝で延長の決勝点を押し込んだ点取り屋
細谷 迦伊(3年) 7 MF(アンカー)。中盤の底で攻守の結節点となり配球を司る
大西 遥翔(3年) 1 GK。積極的にパス回しへ参加し相手の第一プレスを無効化する
松本 椋奨/森口 翔生(3年) 8/6 MF。豊富な運動量でボールを引き出すインサイドハーフ
井上 哲太/浦田 桜介(3年) 11/12 FW。関西出身のテクニシャンが並ぶ前線
大重 遼河(3年) 19 FW。フィジカルと得点感覚に優れ、途中投入で終盤の得点力を生む切り札

→ チームの根幹は大阪・兵庫・岡山など県外の強豪街クラブ出身者。卒業生(オニエ・オタボーら)は上記に含めず、現役の在学生のみを掲載している。

2026年インターハイ高知県予選(明徳義塾を破り全国一番乗り)

ラウンド 日付 対戦相手 結果
準々決勝 中村 ○ 4-0
準決勝 高知 ○ 1-1(PK 5-3)
決勝 5/25 明徳義塾 ○ 2-1(延長)

→ 準々決勝で中村を粉砕し、準決勝では前年冬に敗れた高知をPK戦で破って雪辱。5/25の決勝は明徳義塾と1-1で延長に入り、途中出場・大重のシュートのこぼれ球を中土颯馬が押し込んで2-1。2大会連続5回目の全国インターハイ出場を全国第1号で決めた。7月末のインターハイ全国大会に高知代表として臨む。

リーグ戦での立ち位置(高知県1部)

高知中央は2025年度の高知県1部リーグで優勝し、プリンス四国昇格をかけた参入戦に進出したが、2026年3月の参入戦で徳島商業に1-2で惜敗し昇格を逃した。そのため2026年はプリンスリーグ四国ではなく高知県1部リーグを主戦場に、リーグ連覇と参入戦再挑戦を目指している。ただしインターハイ予選ではプリンス四国所属の高知・明徳義塾を撃破して優勝しており、実力はすでに四国上位カテゴリーと同等以上だ。四国のプリンスはプリンスリーグ四国で確認できる。

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