佐賀東高校 U-18 高校サッカー

佐賀県佐賀東サッカー部はプリンスリーグ九州2部 所属(1963年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
プリンスリーグ九州2部
創部
1963年
所在地
佐賀県佐賀市(2026年完成の人工芝グラウンド「ヒガシノシバフ」)
監督
蒲原 晶昭

チームの特徴

佐賀東高校サッカー部は、プリンスリーグ九州2部所属(2026年現在)、佐賀市を本拠地とする公立の佐賀県絶対王者。全国高校サッカー選手権に15回出場し、2023年度の第102回大会では全国ベスト8——かつての佐賀商業以来となる佐賀県勢の快挙を成し遂げた。2026年もインターハイ佐賀予選決勝で佐賀商業を3-0で下し、全国への切符をつかんでいる。

スタイル: 1963年の創部以来、そして特に2001年の蒲原晶昭監督就任後の20年以上にわたり、一貫して追求してきたのが「ポゼッションサッカー」。どんな強豪相手でも、ピッチが荒れる冬の選手権でも、ロングボールに逃げずにボールを保持して崩し切る。「やっている選手も見ている人も面白いサッカー」を標榜し、監督がトップダウンで戦術を押し付けるのではなく、選手がピッチ上で自ら考えて表現することを重んじる。近年はサイド中心のパスワークに「中央からの崩し」を加え、試合中に4バックと3バックをシームレスに使い分ける可変システムまで、選手自身の判断で運用する高度な戦術レベルに到達している。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 出場15回・ベスト8(2023年度・第102回) 佐賀県勢のベスト8は名門・佐賀商業以来の快挙
全国高校総体(インターハイ) 2008・2009年に2年連続ベスト4 2026年も佐賀予選を制し全国出場
天皇杯 全日本サッカー選手権 2009年 佐賀県代表として出場 高校チームながらプロとの真剣勝負を経験
高円宮杯 プリンスリーグ九州 2部で首位(2026年第8節終了時点) 1部昇格を狙う

→ 「ポゼッションは冬の短期決戦に不利」という定説を、技術と戦術の成熟で覆し続けているのが佐賀東の真骨頂だ。

チームの歩み

チャレンジャーの時代(1963年〜)

蒲原体制の確立(2001年〜)

全国ベスト8と環境革新(2023年〜)

強さの4本柱:公立で全国8強に届く「佐賀東モデル」

① 20年以上ブレないポゼッション哲学

蒲原監督のもと、目先の勝利のためにフィジカル任せの戦い方へ逃げることを許さず、「思考力」と「技術力」を選手に求め続ける。勝敗に一喜一憂しない、動じないメンタリティの育成こそが佐賀東の神髄だ。

② 地域連携のシームレスな育成

地元の有力クラブ「FCレヴォーナ」などと密接に連携し、中学生段階から佐賀東の哲学(技術重視・ポゼッション)に触れる合同練習の機会を提供。高校入学時点で戦術的ベースが共有されており、育成のタイムラグが小さい。

③ 寮と新グラウンドという環境投資

県内全域・県外からのタレントを受け入れるサッカー部寮(佐賀市多布施)を完備。2026年春に稼働した「ヒガシノシバフ」により、公立校の制約を超えた練習環境が整った。

④ 卒業後も伸びる「自立した選手」の育成

高校時代に即戦力でなくとも、大学・プロで開花する選手が多いのが佐賀東の特色。指導者が答えを与えるのではなく、選手自身に考えさせる日常が、プロの世界で成長曲線を描き続ける力を育てている。

輩出した主なプロ選手

※2026 W杯日本代表26人に佐賀東OBの選出はなし(W杯代表26人の出身校特集)。ただし平河悠が日本代表選出歴を持ち、欧州の舞台で世界への挑戦を続けている。

補足:プロ選手の所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。

2026年の注目選手

選手 ポジション 前所属・備考
稗田 幹太 MF 小倉南FC/第8節までにリーグ6得点を量産する絶対的な得点源
岩下 蒼甫 MF ソレッソ熊本/前線への飛び出しから第4節決勝点・第7節同点弾と勝負強さが光る
藤木 琉衣 MF ポゼッションの心臓部として中盤でリズムを作るプレーメーカー
假屋 朋希 DF アリーバFC/3バック・4バックの可変に対応する戦術理解とセットプレーの得点力
下川 遥羽 GK 筑後サザンFC/セービングに加え、最終ラインからのビルドアップの起点

→ FCレヴォーナ・サガン鳥栖U-15唐津など地元九州出身者が中心。海外留学生に頼らず、自前の育成メソッドでスケールアップさせるのが佐賀東流だ。

2026年プリンスリーグ九州2部 序盤戦

日付 試合 結果
第1節 4/5 vs 大分トリニータU-18 ○ 3-0(稗田2発・梶原)
第2節 4/12 vs サガン鳥栖U-18 2nd ○ 3-0(稗田2発・藤木)
第3節 4/19 vs 鵬翔 ● 1-3
第4節 4/26 vs 長崎総合科学大学附属 ○ 1-0(岩下の決勝点)
第5節 5/3 vs 九州国際大付属 ● 0-3
第6節 5/6 vs 大津3rd ○ 2-1(稗田・工藤)
第7節 5/9 vs 鹿児島 △ 1-1(岩下)
第8節 5/17 vs 東海大福岡 △ 2-2(假屋・稗田)

→ 第8節終了時点で4勝2分2敗・勝点14の首位(同勝点の鵬翔を得失点差で上回る)。開幕2試合連続完封勝利と、ライバル・サガン鳥栖U-18 2ndを3-0で下した試合は今季のハイライトだ。6月にはインターハイ佐賀予選決勝で佐賀商業を3-0で破り、7月末の全国大会出場も決定。リーグ優勝による1部昇格と全国での躍進、二兎を追う夏になる。最新順位はプリンスリーグ九州2部 順位表で毎日更新中。

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