チームの特徴
帝京大学可児高校サッカー部は、岐阜県可児市の私立校。2026年はプリンスリーグ東海に所属している(最新の順位はプリンスリーグ東海の順位表)。静岡・愛知という強豪県に隣接する岐阜県で、技術指導に基づく「ボールを大事にする」ポゼッションのサッカーを持ち込んだ。2026 W杯日本代表の鈴木淳之介を輩出している。
スタイル:仲井正剛監督が一貫して掲げる「ボールを大事にするサッカー」が根幹。正確なトラップとパススピード、連動したポジショニングで、相手のプレスをかわして試合の主導権を握る。2026年は伝統の「パスとキープするドリブル」を土台に、ボールを失った直後の奪い返しと、ゴール前での縦への仕掛けを組み込んでいる。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校サッカー選手権 | ベスト16(2017年度・2020年度=第99回) | 2020年度は鈴木淳之介が大会優秀選手に |
| 全国高校選手権 岐阜県予選 | 2021年度時点で4年連続9回目の出場 | 岐阜予選を続けて制した |
| プリンスリーグ東海 | 所属(シーズン中) | 最新の順位は順位表 |
→ 2020年度(第99回)選手権では、当時2年生の鈴木淳之介がボランチとしてプレーし、チームは全国ベスト16。鈴木は大会優秀選手39名に選ばれ、翌2021年・2022年も続けて優秀選手に選ばれた。
チームの歩み
創生期(1995年〜):新興私立校の挑戦
- 1995年:高校サッカー部創部。県立の伝統校が強い岐阜で、全国大会を目指して基盤づくりを始める
転換点(2003年):中学校サッカー部創設と中高一貫体制
- 2003年:現監督の仲井正剛氏が、中学サッカー部の創設時の監督として加入。中学(U-15)から高校(U-18)までの6年間の一貫指導体制へ
- 約10年間は勝利を急がず、技術の土台づくりに力を注いだ
全国ベスト16の時期(2017年〜2022年):鈴木淳之介
- 2017年度・2020年度に選手権ベスト16。岐阜予選を続けて制した
- 鈴木淳之介が全国の舞台で「ボールを大事にするサッカー」を体現した
強さの3本柱:地方私学の一貫育成
① 6年制の中高一貫
中学3年間で「ボールを大事にする」考え方と基礎技術を身につけた内部生がチームの中心になる。土台ができた状態から高校のチームづくりを始められる。
② Jユースに進めなかった選手の受け入れ
Jユースへの昇格を逃した選手も積極的に受け入れている。鈴木淳之介はFC岐阜U-18のセレクションに落選したあと、同校で力を伸ばした。寮も完備している。
③ 東海一円から関東に広がるスカウト
FC岐阜U-15・ヴィアティン三重・フェルボール愛知など、東海エリアの街クラブとのつながりがある。近年は神奈川の大豆戸FCなど関東圏からも選手が加わっている。
輩出した主なプロ選手
2026 FIFAワールドカップ日本代表
- 鈴木 淳之介(DF/MF、FCコペンハーゲン=デンマーク・スーペルリーガ、日本代表背番号25):2003年生まれ。FC DIVINE→SC岐阜VAMOSと進み、FC岐阜U-18のセレクションに落選したあと、親元を離れて寮生活を選び帝京大可児へ。高2の冬に湘南ベルマーレへの加入が内定し、2022年にプロ入り。のちにFCコペンハーゲンへ完全移籍。1対1の強さとボールキープ力が持ち味で、2026 W杯日本代表(26名)に選出
Jリーグでプレーする主なOB
- 杉本 太郎(MF、徳島ヴォルティス、背番号10):技術の高いMF。鹿島アントラーズ・松本山雅・アビスパ福岡を経て徳島でプレー
- 三島 頌平(MF、ロアッソ熊本、背番号15):帝京大可児中・高出身の内部生。中盤の底からパスで攻撃を組み立てる。FC岐阜を経て2022年からロアッソ熊本
その他のOB
- 佐光 塁・朝見 郁哉・森下 廉太郎・岸本 英陣・川島 潤也 ほか、多くのプロ選手が出ている
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変わります。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。
→ OBの多くは、ボールコントロールの技術が高い選手。
インターハイ2026(全国大会)
1回戦敗退(1試合・0得点0失点)
| ラウンド | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|
| 1回戦 | ● 0-0(PK3-4) | 富山第一 |
ほぼフル出場した選手(1試合中60分以上)
原田 修汰(GK・3年)、湯澤 天汰(DF・3年)、板頭 一磨(DF・3年)、加藤 充士郎(DF・3年)、今鷹 叶(MF・3年)、坂口 聖七(MF・3年)、高田 憲慎(FW・2年)、石原 航(DF・2年)、松井 音羽(MF・3年)、持山 圭佐(MF・3年)
登録28人のうち出場したのは16人。(出典:JFA大会登録メンバー)
2026年の注目選手(現役高校生世代)
| 選手 | ポジション | 学年 | 出身・前所属 |
|---|---|---|---|
| 高田 憲慎 | FW | 2年 | FC岐阜U-15/チームの得点源 |
| 坂口 聖七 | MF | 3年 | 帝京大可児中(内部昇格)/中盤の要 |
| 加藤 充士郎 | DF | 3年 | ヴィアティン三重/守備の柱でセットプレーの得点力も |
| 内山 瑛斗 | DF | 2年 | フェルボール愛知/ディフェンスラインの主力 |
| 持山 圭佐 | MF | 3年 | リベルダージ静岡(越境入学) |
| 村田 慶次郎 | MF | 3年 | ヴェルデラッソ松阪(三重から越境) |
| 高津佐 蒼樹 | MF | 3年 | 大豆戸FC(神奈川) |
| 大熊 海翔 | DF | 3年 | 帝京大可児中(内部昇格)/最終ライン |
| 松井 音羽 | FW | 3年 | フェルボールテクニコ |
→ 2年生の高田憲慎は、第7節の三重戦で前半だけで2得点。内部昇格組(坂口・大熊)が中心になり、東海一円や関東から加わった選手と一緒にプレーしている。
2026 プリンスリーグ東海 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 帝京大可児の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/4 | アウェイ | 藤枝東 | ● 0-1 | |
| 2 | 4/11 | アウェイ | 東海大翔洋 | △ 1-1 | 80' 高田憲慎 |
| 3 | 4/18 | ホーム | 清水エスパルスユース | △ 1-1 | 50' 高田憲慎 |
| 4 | 4/25 | アウェイ | 静岡学園 | ● 0-4 | |
| 5 | 5/2 | ホーム | 浜松開誠館 | ○ 1-0 | 32' 西田貫佑 |
| 6 | 5/5 | アウェイ | 愛工大名電 | ○ 3-2 | 15' 西田貫佑, 28' 坂口聖七, 47' 高田憲慎 |
| 7 | 5/9 | ホーム | 三重 | ○ 4-2 | 39' 高田憲慎, 42' 高田憲慎, 84' 加藤充士郎, 90' 今鷹叶 |
| 8 | 6/13 | ホーム | 藤枝明誠 | ○ 3-0 | 52' 加藤充士郎, 59' 松井音羽, 85' 加藤奏心 |
| 9 | 7/11 | アウェイ | 富士市立 | ○ 3-1 | 39' 湯澤天汰, 90+2' 村田慶次郎, 90+5' 高田憲慎 |
| 10 | 9/5 | ホーム | 藤枝東 | ● 0-1 | |
| 11 | 9/12 | ホーム | 東海大翔洋 | ● 0-3 | |
| 12 | 9/19 | アウェイ | 清水エスパルスユース | ● 1-2 | 31' 今鷹叶 |
| 13 | 9/26 | ホーム | 静岡学園 | △ 3-3 | 12' 高田憲慎, 30' 高田憲慎, 54' 松原拓平 |
| 14 | 10/3 | アウェイ | 浜松開誠館 | ○ 4-3 | 30' 高田憲慎, 40' 荒川星七, 87' 今鷹叶, 90+2' 松井音羽 |
| 15 | 10/10 | ホーム | 愛工大名電 | ○ 4-1 | 2' 松井音羽, 38' 荒川星七, 59' 西田貫佑, 90' 今鷹叶 |
- 第16節 11/21(土) 11:00 アウェイ vs 三重 松阪市総合運動公園人工芝
- 第17節 11/28(土) 11:00 アウェイ vs 藤枝明誠 藤枝明誠高校G
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 東海(10月10日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ東海]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。