県立徳島商業高校 U-18 高校サッカー

「県立徳島商業高校」サッカー部は徳島県徳島市を拠点とする高円宮杯 U-18 プリンスリーグ四国所属の高校サッカー部。監督は小西 健太。最新の順位・歴代タイトル・OB選手情報をまとめています。

徳島県徳島商サッカー部はプリンスリーグ四国 所属。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
プリンスリーグ四国
創部
所在地
徳島県徳島市
監督
小西 健太

チームの特徴

県立徳島商業高校サッカー部は2026年プリンスリーグ四国所属、徳島県徳島市の公立商業高校である。全国高校サッカー選手権に通算40回出場しており、これは秋田商業(46回)に次ぐ全国2位の記録である。伝統のオレンジ色のユニフォームは「オレンジ旋風」として全国に知られ、公立校でありながら長く徳島県のサッカーを牽引してきた名門である。

スタイル: 「文武両道」を掲げる商業高校の教育理念のもと、「個の力」と「圧倒的な運動量・フィジカル」をベースに、最後まで走り切るスタミナで「走り勝つ」泥臭いサッカーを身上とする。郷土の山・眉山(びざん)を利用した過酷な走り込みが、その走力とメンタリティを支えている。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 出場40回(全国2位) 秋田商業(46回)に次ぐ全国2位の出場回数。最高成績は1996年度・第75回のベスト4(県勢初の国立進出)
全国高校サッカー選手権(2021年度・第100回) 11年ぶり40回目の出場 創部100周年・1996年の復刻オレンジユニフォーム。初戦で静岡学園に0-5
全国高校総体(インターハイ)徳島県予選(2026) 準優勝 準決勝で徳島北に勝利、決勝で鳴門に1-2
高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ四国(2026) 第9節終了時点 9位 1勝2分6敗・勝点5(前半戦)

チームの歩み

伝統校の系譜

学校の創立は1909年で、大正末期から昭和初期にかけてサッカー部としての活動基盤が整えられた。日本サッカーの普及期から徳島県のサッカー文化の中核を担い、選手権40回出場という全国2位の記録を積み上げてきた。

全国屈指の強豪として

昭和期に全国の強豪校としての地位を確立した。1996年度・第75回選手権では全国ベスト4に進出し、県勢初の国立競技場のピッチに立った(田村直弘が中心選手)。県内ではライバル・徳島市立との「2強時代」を築いた。

苦難と復活

2010年に部員の不祥事が発覚し、その年のインターハイ出場を辞退した。しかし伝統校の底力は失われず、2021年度・第100回選手権で11年ぶり40回目の全国出場を果たした(創部100周年、初戦は静岡学園に0-5)。

現体制(2026年)

かつて鳴門高校でGKとしてプレーした小西健太監督が2020年から指揮を執り、伝統の精神論に現代的な戦術分析を融合させている。2026年6月の令和8年度インターハイ徳島県予選では決勝に進出し、鳴門に1-2で敗れて準優勝だった。

育成システム

私立強豪校のような全国規模のスカウトは行わず、徳島県内の有望な中学生を中心に受け入れる。地元の街クラブ・徳島FCリベリモ、J1・徳島ヴォルティスのジュニアユース、県内中学校サッカー部からの進学者が中核をなす。「伝統のオレンジを着て選手権に出たい」という地元の少年たちの憧れが、最大のスカウティング効果を生んでいる。

伝統のフィジカルトレーニングが特徴で、徳島市のシンボルである眉山を利用した過酷な走り込みで、試合終盤まで走り切る走力と強靭なメンタリティを養う。商業高校としてのビジネス教育や国際交流など、ピッチ外での人間形成にも力を入れている。

輩出した主なプロ選手

塩谷 司(DF、サンフレッチェ広島

徳島商が輩出した最大の成功者である。高校時代は無名だったが国士舘大学を経て水戸ホーリーホックでプロ入りし、サンフレッチェ広島でJ1優勝・ベストイレブンを経験した元日本代表。UAEのアル・アインFC在籍時にはFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリードから得点を挙げた。2026年現在も広島で現役を続けている。

黒部 光昭(FW、徳島ヴォルティス

京都パープルサンガなどで活躍した元日本代表の名ストライカー。現役引退後はフロント入りし、現在は地元・徳島ヴォルティスの強化本部長を務める。

田村 直弘(MF)

1996年度・選手権ベスト4進出の中心選手。ガンバ大阪・サガン鳥栖・愛媛FCでプレーし、引退後は指導者の道へ進んだ。

田渕 龍二(DF)

大塚製薬・コンサドーレ札幌・ヴィッセル神戸でプレーした右サイドバック。引退後はライバル校・徳島市立高校のコーチを務めている。

このほか、島卓視・佐々木一輝・新田広一郎(徳島ヴォルティス)らがOBとして各地でプレー・指導にあたっている。

※2026 W杯日本代表26人に同校OBの選出はなし(W杯代表26人の出身校特集)。塩谷司・黒部光昭はいずれも元日本代表だが、2026年大会とは無関係である。

補足:プロ選手の所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。

2026年の注目選手

2026年プリンスリーグ四国で存在感を示しているのが以下の現役メンバーである。

選手 ポジション 2026年プリンスリーグ四国での動き
岩崎 翔天 FW 攻撃の核となるエースストライカー
藤澤 珀人 FW 第7節で得点、第8節・FC今治U-18戦では2得点を挙げ今季初勝利の立役者に
近藤 鉄将 MF 第3〜5節と3試合連続で得点を記録した得点源
水原 陽 DF 攻撃参加が魅力で、第2・7節で得点
本木 匠 MF 第1節・カマタマーレ讃岐U-18戦で貴重な同点弾
森 篤仁 GK 先発出場を重ねる守護神

※卒業生は含めない。出典:2026年プリンスリーグ四国の登録メンバー・得点記録。

2026年 プリンスリーグ四国 前半戦の戦績

日付 対戦相手 スコア 結果 得点者
第1節 4/4 カマタマーレ讃岐U-18 1-1 本木匠(78')
第2節 4/11 愛媛FC U-18 2-3 水原陽(11')、山本陣平(68')
第3節 4/18 高知 2-7 廣瀬航大(47')、近藤鉄将(85')
第4節 4月下旬 徳島市立 1-4 近藤鉄将(22')
第5節 5/2 大手前高松 1-2 近藤鉄将(88')
第6節 5/9 徳島ヴォルティスユース 0-2
第7節 5/16 今治東中等教育学校 2-2 水原陽(5')、藤澤珀人(7')
第8節 6/27 FC今治U-18 2-1 藤澤珀人(19'、66')
第9節 7/4 新田 0-4

→ 総括:第9節終了時点で1勝2分6敗・勝点5の9位(11得点26失点)。序盤から失点が多く苦しい戦いが続いたが、約1か月の中断を挟んで再開された第8節のFC今治U-18戦を2-1で制し、藤澤珀人の2得点で今季リーグ戦初勝利を挙げた。リーグは中断期間に入り、後半戦は9月に再開する。残留の確保が焦点となる。最新の順位はプリンスリーグ四国で確認できる。

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