チームの特徴
羽黒高校サッカー部は、2026年は山形県1部リーグ(Y1)に所属し(最新の順位は山形県の順位表)、庄内地方の鶴岡市を拠点とする。全国高校サッカー選手権にはこれまでに9回出場し、最高成績は2004年度の3回戦である。2026年は第105回選手権の山形県大会で優勝し、2022年度以来4年ぶり、通算10回目の全国出場を決めた。
スタイル・体制:監督は羽黒OBの佐藤大地氏で、就任1年目で選手権出場を決めた。佐藤氏はモンテディオ山形ジュニアユース庄内から羽黒高校、道都大学へ進み、2015年から羽黒高校サッカー部とSUNFLAP F.C.のスクールで指導してきた(JFA公認B級)。元モンテディオ山形の選手で2000年から羽黒を率いた本街直樹氏は、部の紹介ページ(部活ナビ)では総監督となっている。JFA公式の記録では、2021年度・2022年度の選手権の監督は本街氏だった。部のスローガンは「情熱・親愛・感謝」と「考動せよ、誇りを持て。」。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校サッカー選手権 | 出場9回(2026年度で10回目)、最高成績は3回戦(2004年度) | 2026年度は山形県大会で優勝し全国出場が決定 |
| 全国高校総体(インターハイ) | 出場10回、最高成績はベスト8(2012年) | 2012年は県予選5連覇での出場 |
| 山形県1部リーグ(Y1) | 所属(シーズン中) | 最新の順位は順位表 |
→ 全国での最高成績は、選手権が初出場の2004年度の3回戦。インターハイは2012年で、星稜に2-0、上田西にPK5-4(0-0)、尚志にPK5-4(1-1)で勝ち、準々決勝で立正大淞南に0-1で敗れてベスト8となった。
チームの歩み
2000年代
- 2000年:本街直樹氏が羽黒の指導を始める
- 2004年度:第83回選手権に初出場し、3回戦まで進んだ。選手権での最高成績はこの大会
2010年代
- 2010年度:選手権に出場。2回戦から登場し、関西大一に1-3で敗れた
- 2010年:インターハイに出場し、1回戦で東海学園に0-2で敗れた
- 2011年:プリンスリーグ東北2部に所属し、8チーム中5位(勝点10)。同年のインターハイは1回戦で流通経済大柏に1-3、選手権は1回戦で四日市中央工に0-3で敗れた
- 2012年:インターハイ山形県予選で5連覇。全国大会ではベスト8に進み、山形県勢では1989年の日大山形以来23年ぶりのベスト8で、県勢の最高成績に並んだ。大会優秀選手にMF堀江京介が選ばれ、2年生GK渡部悠己が上田西戦と尚志戦のPK戦で好守を見せた
- 2015年:インターハイに出場し、1回戦で関東第一に1-3で敗れた。佐藤大地氏が羽黒高校サッカー部の指導とサンフラップのスクールに関わり始める
- 2017年度:選手権に出場。2回戦から登場し、大阪桐蔭に0-6で敗れた
- 2018年:インターハイに出場し、1回戦で明秀日立に2-2(PK2-4)で敗れた
- 2018年度:選手権に出場。2回戦から登場し、龍谷(佐賀)に0-3で敗れた
- 2019年:インターハイに出場し、1回戦で初芝橋本に1-6で敗れた。この年度にSUNFLAP F.C.がU-15を設立
2020年代
- 2021年度:第100回選手権に出場し、1回戦で岡山学芸館に1-2。羽黒の得点は荒井晴太(39分)
- 2022年度:第101回選手権に出場し、1回戦で四学香川西に2-3。得点は小西謙吾(4分)、稲葉皓己(65分)
- 2023年:インターハイに3大会ぶり10回目の出場。1回戦で松商学園に1-0で勝ち、2回戦で高知に1-4で敗れた。同年度の選手権県大会は準優勝(決勝で山形明正に敗れた)
- 2024年:インターハイ予選、選手権県大会ともに準優勝(総体は山形明正、選手権は東海大山形に決勝で敗れた)
- 2025年:インターハイ予選はベスト8、選手権県大会はベスト4(準々決勝で米沢中央に1-1、PK5-4で勝利)
- 2026年:佐藤大地監督の就任1年目。インターハイ予選は3回戦で日大山形に0-1。秋の選手権県大会は優勝し、4年ぶり10回目の全国出場(詳細は下の節)
育成と環境
指導体制
監督の佐藤大地氏、総監督の本街直樹氏のもと、羽黒高校の出身者がスタッフとして関わっている。佐藤氏のほか、今野智大氏(2025年に羽黒高校サッカー部アドバイザー)、茂木幸彦氏、小野寺翼氏、小玉太一氏、五十嵐陵氏がSUNFLAP F.C.の指導者として名前を連ねる(SUNFLAP F.C.公式サイトによる)。強化・スカウトは牧野友彦氏が担当している(部活ナビによる)。
施設・寮・練習時間
校内にサッカー専用グラウンドと、サッカー部専用の寄宿舎棟がある。練習は平日が2時間30分から3時間、休日は公式戦や練習試合、試合がない日は3時間である。部員数は約60名(部活ナビによる)。
SUNFLAP F.C.
鶴岡市を拠点とするサンフラップフットボールクラブ(SUNFLAP F.C.)は、2015年にスクール活動から始まり、2019年度にU-15を設立した。公式サイトに「提携」の記載はないが、スタッフの多くが羽黒高校の出身者や指導者である。部活ナビの名簿には、SUNFLAP F.C.出身の選手が3年生3名、2年生3名、1年生8名載っている(年度の記載はなし)。
県外からの進学
部活ナビの名簿には、世田谷FCやFC渋谷など山形県外のクラブから進学した選手も載っている。2026年の注目選手として挙げた平林蓮もFC渋谷の出身である。
進路
部員の約8割が大学・専門学校に進む。2022年度は関東1部の大学へ4名が進学した。OBの代理人を通じて、スペイン・アメリカ・ドイツへの海外留学を支援する取り組みもある(いずれも部活ナビによる)。
輩出した主なプロ選手
- ウィリアム・ロドリゲス(MF・ブラジル出身):元京都サンガF.C.(2008年に在籍)
- 鶴見昌平:高校卒業後にスペインへ渡り、スペイン下部リーグを経て、ジブラルタル1部のエウロパ・ポイントFCとプロ契約を結んだ
※2026 W杯日本代表26人に羽黒OBの選出はなし(W杯代表26人の出身校特集)。
選手の所属は移籍で変わることがあります。最新の所属は各クラブの公式サイトでご確認ください。
2026年の注目選手
| 選手 | 学年 | 前所属・備考 |
|---|---|---|
| 飯塚 海翔 | 3年 | 川崎チャンプ/選手権山形県大会の決勝で延長前半に勝ち越しゴール |
| 平林 蓮(GK) | 1年 | FC渋谷/国スポ2026少年男子 山形県選抜に羽黒高校の所属で登録 |
学年と前所属は部活ナビの名簿による。平林は国スポで3試合に出場した。
※選手権本大会の登録メンバーが発表されたら追記する。
2026年選手権山形県大会(優勝)
羽黒は3回戦から登場した。
| ラウンド | 日付 | 試合 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 3回戦 | 10/10 | vs 山形工 | ○ 8-1 |
| 準々決勝 | 10/12 | vs 山形明正 | △ 2-2(PK5-4で勝利) |
| 準決勝 | 10/18 | vs 日大山形 | ○ 4-2 |
| 決勝 | 10/24 | vs 米沢中央 | ○ 4-2(延長。90分は2-2。優勝・全国出場決定) |
決勝(NDソフトスタジアム山形)は2-2で延長に入り、延長前半に飯塚海翔が勝ち越し、さらに1点を加えた(高校サッカードットコムの見出しは「4年ぶり10回目V」)。準々決勝で当たった山形明正は前回王者で、同年のインターハイ全国大会でベスト16に入っていた。本大会は2026年12月28日開幕。組み合わせは選手権2026特設ページで確認できる。
2026年インターハイ山形予選
| ラウンド | 日付 | 試合 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2回戦 | 5/31 | vs 米沢興譲館 | ○ 4-1 |
| 3回戦 | 6/5 | vs 日大山形 | ● 0-1 |
羽黒は2回戦から登場し、3回戦で敗退した。優勝は山形明正(決勝で山形中央に2-1)。