チームの特徴
新潟県上越市の私立・上越高校のサッカー部。元Jリーガーの藤川祐司監督が指揮を執る。2016年に藤川監督が就任した当時は部員がわずか5名だったが、そこからの数年で新潟県トップリーグへ、さらに北信越最高峰のプリンスリーグ北信越1部へと駆け上がった急成長のチームである。「心・技・体」をバランスよく育て、いかなる展開にも対応できる選手の育成を掲げる。地域密着を掲げ、選手が除雪ボランティアなどの社会貢献活動に参加するなど、地元とのつながりを大切にする点も特徴である。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| ニューバランスチャンピオンシップ U-16 | 全国優勝(2024年) | 初出場・初優勝。決勝で飯塚(福岡)に1-1(PK4-3)、大会MVPは関根暖太 |
| 全国高校サッカー選手権 新潟県予選 | ベスト4(2021年) | 4回戦で新潟江南を破り初のベスト4 |
| 高円宮杯プリンスリーグ北信越2部 | 2位(2025年) | 2023年に新潟県1部を制して2部へ昇格。2026年に北信越1部へ昇格 |
| 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ北信越1部(2026) | 第12節終了時点 6位 | 4勝5分3敗・勝点17・15得点18失点(得失点差-3) |
→ 2024年のU-16全国優勝と2026年の北信越1部昇格で、創部から10年足らずで北信越トップ層に到達した新潟の新興勢力。昇格初年度の1部でも強豪相手に食らいついている。
チームの歩み
創生期(2016年〜)
2016年4月、元Jリーガーの藤川祐司が監督に就任した。当時の部員はわずか5名だったが、監督自らピッチに入って指導し、基礎から立て直した。同年、新入生を迎えて部員が増え、活動が本格化した。
台頭(2021〜2023年)
2021年に選手権新潟県予選で初のベスト4に進出した(4回戦で新潟江南を撃破)。2023年には新潟県1部リーグを制してプリンスリーグ北信越2部へ昇格した。
U-16全国制覇と1部昇格(2024〜2025年)
2024年、ニューバランスチャンピオンシップU-16で全国優勝を果たした(初出場・初優勝、MVPは関根暖太)。2025年にはプリンスリーグ北信越2部で2位となり、2026年に北信越1部へ昇格した。
育成システム
① 元Jリーガー監督による「プロ基準」の指導と地域密着
藤川監督が現役時代の経験をもとにプロの強度を伝え、選手は除雪ボランティアなどを通じて地域と関わりながら育っている。
② 積雪ハンデを克服する施設
人工芝フルピッチとサブグラウンドに加え、積雪時や荒天時でも練習できる室内人工芝グラウンドを備え、年間を通じて質の高い練習ができる環境を整えている。
③ 上越春日FCとの連携・複数カテゴリー制
地元の上越春日FCと連携し、トップからセカンド・サードなど複数カテゴリーで、約130名規模の部員の多くが公式戦を経験できる体制を敷いている。
輩出したプロ選手と卒業後の進路
上越高校サッカー部は、これまでにサッカー部から高卒で直接プロ(Jリーグ)となった卒業生を輩出していない。実質的な創部からまだ10年ほどと歴史が浅く、藤川監督のもとで「上越高校からJリーガーを輩出する」ことを明確な目標に掲げている。
近年の卒業生の多くは、関東・関西の強豪大学のサッカー部や社会人リーグへ進んで競技を続けている。
2026年北中米ワールドカップの日本代表に、上越高校サッカー部出身者はいない。これはサッカー部からのプロ選手輩出がまだ実現していないことによるものであり、初のJリーガー誕生が今後の目標となる。
2026年の注目選手
- 関根 暖太(FW、3年):2024年のニューバランスチャンピオンシップU-16で全国MVPに輝いた、チームを象徴するエース
- 小和瀬 晴音(FW):リーグ戦で得点を重ねる得点源で、第9節・星稜戦では88分の決勝弾を挙げた
- 古川 巧実(FW):第12節・日本文理戦で2得点を挙げるなど勝負強い前線の選手
- 山崎 生直(MF/FW):戦術眼とプレースキックに優れ、攻撃の起点となる司令塔
このほか、星海里(MF)・牧野隆太(DF)・黒須蒼平(MF)・飯田騎流(MF)らが2026年のリーグ戦で得点・活躍している。
※学年はJFA等で公表されていないため個別には記載していません(出典:クラブ公式・リーグ戦の得点記録、ゲキサカ)。
2026年プリンスリーグ北信越1部 序盤戦
| 節 | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/4 | アルビレックス新潟U-18 | △ 1-1 |
| 第2節 | 4/11 | 松本山雅FC U-18 | △ 1-1 |
| 第3節 | 4/18 | 日本文理高校 | ● 0-2 |
| 第4節 | 4/25 | 鵬学園高校 | ○ 2-1 |
| 第5節 | 5/3 | 松本国際高校 | △ 1-1 |
| 第6節 | 5/10 | 富山第一高校 | ● 0-4 |
| 第7節 | 5/16 | 帝京長岡高校2nd | △ 4-4 |
| 第8節 | 5/23 | カターレ富山U-18 | ● 0-1 |
| 第9節 | 6/13 | 星稜高校 | ○ 1-0 |
| 第10節 | 6/27 | アルビレックス新潟U-18 | △ 1-1 |
| 第11節 | 7/4 | 松本山雅FC U-18 | ○ 2-1 |
| 第12節 | 7/11 | 日本文理高校 | ○ 2-1 |
→ 第12節終了時点で4勝5分3敗・勝点17、プリンスリーグ北信越1部の6位(15得点18失点・得失点差-3)。昇格初年度で序盤は引き分けが先行したが、第9節では北信越の強豪・星稜を88分の決勝弾で1-0と完封し、第10節では首位のアルビレックス新潟U-18とも1-1で引き分けるなど地力を示した。第11節・松本山雅FC U-18戦、第12節・日本文理戦と連勝し、上位進出をうかがう。強豪相手にも当たり負けしないインテンシティと修正力が持ち味である。
※試合結果・順位は本サイトの順位データ(毎日自動更新)および高円宮杯プリンスリーグ北信越1部の公式記録・ゲキサカの報道と照合済み(第12節終了時点)。