チームの特徴
カターレ富山U-18は、Jリーグ カターレ富山(富山県富山市)の育成組織で、U-15・U-18の一貫指導を行っている。指揮を執るのは明堂和也監督である。育成哲学は「自分で考え、自分で判断し、自分で成長できる選手を育てる」=「自律した選手の育成」であり、ベンチの指示を待つのではなく、選手自身がピッチ上で観て・感じて・判断する力を重視している。スタイルはコレクティブなプレッシングと素早いトランジション(攻守の切り替え)を軸とした堅守速攻を志向する。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 高円宮杯プリンスリーグ北信越1部 | 優勝(2024年) | プレミアリーグ参入戦に進出。1回戦で北海道コンサドーレ札幌U-18に1-0で勝利、2回戦で東京ヴェルディユースに1-2で敗れ、プレミア昇格はならなかった |
| 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ北信越1部(2026) | 第12節終了時点 9位 | 2勝4分6敗・勝点10・6得点22失点(得失点差-16) |
→ 2024年に北信越1部を制し、プレミアリーグ参入戦であと一歩まで昇格に迫った実力を持つJクラブアカデミーである。2024年の優勝メンバーが卒業した2026年は、若い世代を中心に再建を進める過渡期にある。
チームの歩み
クラブの成り立ち
カターレ富山は、2007年に北陸電力サッカー部(アローズ北陸)とYKK APサッカー部が統合して発足したJクラブである。その育成組織としてU-18も整備されてきた。
黄金期(2024年)
2024年、高円宮杯プリンスリーグ北信越1部で優勝。プレミアリーグ参入戦に進出し、1回戦で北海道コンサドーレ札幌U-18を1-0で下したが、2回戦で東京ヴェルディユースに1-2で敗れ、プレミアリーグ昇格まであと一歩に迫った。
現在(2026年)
2024年の優勝メンバーが卒業し、若い世代を中心に再建を進めるシーズンとなっている。
育成システム
①「自律した選手の育成」
与えられるのを待つのではなく、自ら観て、感じて、変化し続ける選手を育てるという理念を公式に掲げている。
② U-15からU-18への一貫育成
カテゴリーが上がるごとに戦術理解と技術を積み上げる一貫メソッドを採用している。
③ スペイン個人留学プログラム(CE Europa)
2025年秋、選手をスペイン・バルセロナのCE Europa(Club Esportiu Europa)へ派遣する個人留学プログラムを実施し、村上達郎らが選抜された。世界基準のインテンシティやサッカー文化に触れる機会を設けている。
輩出した主なプロ選手・OB
- 小川 遼也(DF、ファジアーノ岡山加入内定):カターレ富山U-18から筑波大学へ進み、2027年のファジアーノ岡山加入が内定(2026年は特別指定選手)。U-16・U-17日本代表候補にも選ばれた大型ディフェンダーである
- 馬渡 隼暉(MF):カターレ富山の育成組織から初めてトップチームへの昇格を果たした先駆者(2015年)。クラブが掲げる「富山県産プロ選手の育成」を最初に体現した選手である
- 西 晃佑(FW、富山新庄クラブ):2017年にトップチームへ昇格。U-15日本代表候補歴を持つストライカーである
- 里見 龍太郎(MF、Osaka City SC)、冨田 大智(DF、富山新庄クラブ):大学を経て各地でプレーを続けるOBである
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式や各クラブ公式でご確認ください。
2026年北中米ワールドカップの日本代表に、カターレ富山U-18出身者は選出されていない。
→ トップチームへの直接昇格と、大学を経てプロを目指すルートの双方から人材を輩出している。
2026年の注目選手
- 白鳥 蒼眞(FW):第11節・鵬学園戦(2-1)で84分に決勝ゴールを挙げた前線の得点源である
- 村上 達郎(MF):スペイン・バルセロナのCE Europaへの個人留学に選抜された中盤の主力である
- 小関 悠斗(MF):中盤で存在感を放つ選手である
- 宇根 那津(MF、1年):下級生ながらチームに絡む有望なルーキーである
※選手名・学年はクラブ公式のアカデミー選手一覧に基づきます。学年はJFA等で公表されていない場合は記載していません(出典:クラブ公式・リーグ戦の得点記録)。
2026年プリンスリーグ北信越1部 序盤戦
| 節 | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/4 | 日本文理高校 | ● 0-4 |
| 第2節 | 4/11 | 鵬学園高校 | △ 0-0 |
| 第3節 | 4/18 | 松本国際高校 | ● 0-1 |
| 第4節 | 4/25 | 富山第一高校 | ● 0-7 |
| 第5節 | 5/2 | 帝京長岡高校2nd | △ 1-1 |
| 第6節 | 5/10 | アルビレックス新潟U-18 | ● 0-2 |
| 第7節 | 5/16 | 星稜高校 | ● 0-2 |
| 第8節 | 5/23 | 上越高校 | ○ 1-0 |
| 第9節 | 6/13 | 松本山雅FC U-18 | △ 1-1 |
| 第10節 | 6/28 | 日本文理高校 | ● 0-2 |
| 第11節 | 7/4 | 鵬学園高校 | ○ 2-1 |
| 第12節 | 7/11 | 松本国際高校 | △ 1-1 |
→ 第12節終了時点で2勝4分6敗・勝点10、プリンスリーグ北信越1部の9位(6得点22失点・得失点差-16)である。2024年の優勝メンバーが卒業した後の再建のシーズンで、序盤は第4節・富山第一戦の0-7など強豪相手に苦戦した。しかし第8節・上越戦を1-0の完封で制して今季初勝利を挙げ、第11節・鵬学園戦では白鳥蒼眞の決勝弾で2-1と逆転勝ちするなど、若い世代が経験を積みながら立て直しを進めている。守備の再構築と得点力の向上が後半戦の課題である。
※試合結果・順位は本サイトの順位データ(毎日自動更新)および高円宮杯プリンスリーグ北信越1部の公式記録・ゲキサカ/高校サッカードットコムの報道と照合済み(第12節終了時点)。