チームの特徴
レノファ山口FC U-18は、J2リーグ・レノファ山口FC(山口県山口市)の育成組織であり、U-15・U-18による一貫指導体制を敷いている。
指揮官は古賀隆一監督である。ブラウブリッツ秋田でヘッドコーチを歴任したのち、2026年にU-18監督へ就任した。コーチ陣には山本良太(コーチ兼セカンドチーム監督)、井原伸太郎、武田治郎(GKコーチ)が名を連ねる。
チームスタイルは、フィジカルに頼らず、モビリティ(機動力)と連動したポジショナルプレー、素早いトランジション(攻守の切り替え)を志向するサッカーである。
主な実績
| 大会・シーズン | 成績 |
|---|---|
| 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)2022年 | クラブ史上初の全国ベスト16(決勝トーナメント進出) |
| プリンスリーグ中国 2022年 | クラブ史上初のプリンスリーグ中国昇格(2023年〜参入) |
| プリンスリーグ中国 2026年 | 所属(シーズン中)。最新の順位は順位表 |
→ 2022年は全国大会でのベスト16進出とリーグ昇格が同時に実現した、クラブにとって節目の一年であった。以降はプリンスリーグ中国の舞台で経験を積み重ねている。
チームの歩み
クラブの成り立ち
レノファ山口FCは、1949年に発足した「山口県教員団(山口県サッカー教員団)」を源流に持ち、2006年に「レノファ山口FC」として再編されたクラブである。クラブ名は「renovation(維新)」の精神に由来する。2015年にJリーグ(J3)へ参入し、同年J3優勝でJ2昇格を果たした(2016年よりJ2)。
U-18アカデミーの前身は地域クラブ「レオーネ山口」であり、2015年にレノファ山口へ統合・改称され、運営母体のNPO法人も引き継がれた。
全国ベスト16とプリンス昇格(2022年)
2022年、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)でクラブ史上初の全国ベスト16を達成した。グループステージでは大宮アルディージャU18に2-0、京都サンガF.C. U-18と2-2、アルビレックス新潟U-18に3-0と勝ち上がってグループを突破し、ラウンド16ではサガン鳥栖U-18に0-3で敗れた。
同じ2022年、プリンスリーグ中国の参入戦を勝ち抜き、クラブ史上初のプリンスリーグ中国昇格(2023年〜)を果たした。全国大会での結果と昇格が同じ年に重なった。
現在(2026年)
2026年はプリンスリーグ中国に所属している(最新の順位はプリンスリーグ中国の順位表)。
育成システム
野田学園との提携
山口市の学校法人野田学園(野田学園中学校・高等学校)と提携しており、学業とサッカーの両立を支える環境を整えている。
西日本に広がるスカウト網
選手はレノファ山口FC U-15・レノファ山口FC WEST U15などからの内部昇格組が中心で、沖縄・滋賀・熊本・島根など西日本各地からもスカウトで選手が加わっている。
輩出した主なプロ選手・OB
河野孝汰(FW、ファジアーノ岡山)は、レノファ山口FC U-18出身で、U-18在学中(高校2年)に飛び級でトップチームへ昇格した選手である。レノファ山口ではJ2通算118試合18得点を記録し、2026年よりファジアーノ岡山(J2)へ完全移籍した。U-15・U-16日本代表歴も持つ。
伊東稜晟(DF)は、レノファU-18から史上初めてトップチームへ昇格した選手である。各地のクラブを経て、現在はおこしやす京都AC(関西サッカーリーグ)でプレーを続けている。
末永透瑛(FW、レノファ山口FC)は、U-12から育った地元生え抜きのストライカーである。2024年にトップチームへ昇格し、2026年もレノファ山口FCに在籍している。
このほか、磯谷駿ら大学経由でプロになった同校アカデミー出身者もいる。
伊東稜晟が史上初のトップチーム昇格を果たし、その後に河野孝汰が飛び級でトップへ上がってJ2で出場を重ねた。
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式や各クラブ公式でご確認ください。
2026年北中米ワールドカップの日本代表に、レノファ山口FC U-18出身者は選出されていない。
2026年の注目選手
穴澤慈円(あなざわ じえん、3年)は、第1節・高川学園戦(1-0)で決勝ゴールを挙げた。FCレブロス→レノファ山口FC U15出身である。
※選手名・学年はクラブ公式およびリーグ戦の記録に基づく。
2026 プリンスリーグ中国 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | レノファ山口U-18の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/4 | アウェイ | 高川学園 | ○ 1-0 | 78' 穴澤慈円 |
| 2 | 4/11 | ホーム | 作陽学園 | ● 0-1 | |
| 3 | 4/18 | アウェイ | 岡山学芸館 | △ 1-1 | 43' 中根槙助 |
| 4 | 4/25 | ホーム | 立正大淞南 | ● 1-3 | 72' 穴澤慈円 |
| 5 | 4/29 | アウェイ | 広島皆実 | △ 1-1 | 59' 中根槙助 |
| 6 | 5/9 | ホーム | 瀬戸内 | ● 0-1 | |
| 7 | 5/16 | ホーム | 就実 | ○ 2-1 | 17' 中根槙助, 63' 藤井秀虎 |
| 8 | 5/23 | アウェイ | 大社 | △ 0-0 | |
| 9 | 6/27 | アウェイ | 玉野光南 | △ 1-1 | 62' 野田有吾 |
| 10 | 9/5 | ホーム | 高川学園 | ○ 3-2 | 46' 黒川悠斗, 90+3' 岡大悟, 90+12' 藤井秀虎 |
| 11 | 9/12 | アウェイ | 作陽学園 | △ 1-1 | 30' 宝迫優弥 |
| 12 | 9/19 | ホーム | 岡山学芸館 | ● 0-5 | |
| 13 | 9/23 | アウェイ | 立正大淞南 | ● 1-4 | 34' 穴澤慈円 |
| 14 | 9/26 | ホーム | 広島皆実 | ○ 1-0 | 82' 宝迫優弥 |
| 15 | 10/3 | アウェイ | 瀬戸内 | △ 2-2 | 36' 黒川悠斗, 60' 穴澤慈円 |
- 第16節 11/14(土) 11:00 アウェイ vs 就実 就実祇園グラウンド
- 第17節 11/21(土) 13:30 ホーム vs 大社 レイズネクスト周南総合競技場
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 中国(10月3日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ中国]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。