チームの特徴
就実高校サッカー部(男子)は、岡山県岡山市の就実高校(就実学園)に所属するチームである。就実学園の男女共学化に伴い2012年頃に創部された比較的新しいチームであり、岡山県内に強豪がひしめく中で急速に台頭してきた新興勢力である。
創設以来チームを築いてきた須田二三明が総監督(創設者)を務め、大谷雄太郎が監督として現場を指揮する体制を敷く。モットーは「サッカーを学ぶ。サッカーで学ぶ」であり、技術・戦術の習得(サッカーを学ぶ)とピッチ外での人間形成(サッカーで学ぶ)を両輪とする育成哲学を掲げている。
スタイルは、組織的な守備からの素早いトランジション(攻守の切り替え)と、個人技を生かしたポゼッションの融合を志向するものである。
主な実績
| 大会 | 結果 |
|---|---|
| 全国高校サッカー選手権 岡山県予選 | 2025年度:創部以来初の決勝進出(岡山学芸館との対戦は延長の末0-1で敗れ準優勝) |
| インターハイ(全国高校総体)岡山県予選 | 2026年度:県ベスト4(準決勝で岡山学芸館に1-2、3位決定戦は玉野光南とのPK戦4-5で敗退) |
| 高円宮杯プリンスリーグ中国 | 2025年末の参入戦優勝により2026年シーズンへ昇格。第9節終了時点で6位(3勝0分6敗・勝点9) |
→ 創部から10年余りで選手権県決勝・インターハイ県ベスト4・プリンスリーグ中国昇格と、着実に実績を積み上げてきたチームである。
チームの歩み
創部と急成長(2012年〜)
就実学園の男女共学化に伴い、2012年頃にサッカー部が創部された。岡山県内に強豪がひしめく環境の中、須田二三明総監督を中心にチームづくりが進められ、比較的新しいチームでありながら急速に力をつけてきた。
選手権県決勝進出とインターハイ躍進(2025〜2026)
2025年度(第104回)全国高校サッカー選手権 岡山県予選では、創部以来初の決勝進出を果たした。決勝の相手は5連覇を狙う王者・岡山学芸館で、延長戦の末に0-1で敗れたものの、県の頂点まであと一歩に迫る戦いを見せた(岡山学芸館は5連覇を達成)。
続く2026年度インターハイ(全国高校総体)岡山県予選では県ベスト4に進出した。4回戦で美作に6-0、準々決勝で倉敷古城池に3-0と勝ち上がったが、準決勝で王者・岡山学芸館に1-2で敗退し、3位決定戦でも玉野光南と1-1からのPK戦(4-5)で敗れた。
プリンスリーグ中国へ(2026年)
2025年末の高円宮杯プリンスリーグ中国 参入戦(プレーオフ)で優勝し、2026年シーズンのプリンスリーグ中国へ昇格を果たした。昇格初年度となる2026年シーズンは、開幕から県内のライバルとの厳しい戦いに直面しつつ、第9節終了時点で6位につけている。
育成システム
就実高校サッカー部の育成哲学の核は、モットー「サッカーを学ぶ。サッカーで学ぶ」に集約される。技術・戦術の習得(サッカーを学ぶ)と、ピッチ外での人間形成(サッカーで学ぶ)を両輪とする考え方である。
練習拠点は人工芝の専用グラウンド「就実学園祇園グラウンドサッカー場」であり、岡山県内外から選手が集まる環境が整えられている。
輩出したプロ選手・OB
牛田援(うしだ えん、DF、ブリオベッカ浦安)は、就実高校サッカー部が創部以来初めて輩出したJリーガーである。ファジアーノ岡山U-15から就実へ進み、IPU・環太平洋大学を経て、2024年にJ3のガイナーレ鳥取でプロデビューした。現在はJFL(日本フットボールリーグ)のブリオベッカ浦安でディフェンダーとしてプレーしている。
補足:プロ選手の現所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式や各クラブ公式でご確認ください。
2026年北中米ワールドカップの日本代表に、就実高校サッカー部出身者は選出されていない。
2012年創部の新興勢力である就実高校サッカー部は、牛田援を皮切りにプロ選手を輩出し始めた段階にあり、これからさらなる実績の積み重ねが期待されるチームである。
2026年の注目選手
| 選手 | 2026年プリンスリーグ中国での動き |
|---|---|
| 家嶋 晟久也(3年・MF・主将) | ファジアーノ岡山U-15出身。中盤からチームをまとめる精神的支柱 |
| 工藤 優吾(3年・MF/FW) | 第3節・玉野光南戦で2得点し、今季初勝利をもたらした得点源 |
| 齋藤 元陽(3年・DF) | 第6節・広島皆実戦、第9節・大社戦で得点した副主将 |
| 岸 瑛悟(3年) | 第6節・広島皆実戦、第9節・大社戦で得点 |
| 岸本 啓汰(3年・DF) | 第4節・瀬戸内戦で得点した副主将 |
| 吉村 岳(2年)・石川 優介(2年) | 第9節・大社戦(4-2)で揃って得点した下級生 |
※選手名・学年はクラブ公式のメンバー表およびリーグ戦の得点記録に基づく。
2026年プリンスリーグ中国 前半戦の戦績
| 節 | 日付 | 対戦相手 | スコア | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/4 | 作陽学園 | 0-1 | ● | — |
| 第2節 | 4/11 | 岡山学芸館 | 0-2 | ● | — |
| 第3節 | 4/18 | 玉野光南 | 2-0 | ○ | 工藤優吾2 |
| 第4節 | 4/25 | 瀬戸内 | 1-3 | ● | 岸本啓汰 |
| 第5節 | 4/29 | 高川学園 | 0-1 | ● | — |
| 第6節 | 5/9 | 広島皆実 | 2-0 | ○ | 齋藤元陽、岸瑛悟 |
| 第7節 | 5/16 | レノファ山口FC U-18 | 1-2 | ● | — |
| 第8節 | 5/23 | 立正大淞南 | 1-5 | ● | 大村兼慎 |
| 第9節 | 6/27 | 大社 | 4-2 | ○ | 吉村岳、齋藤元陽、岸瑛悟、石川優介 |
第9節終了時点で3勝0分6敗・勝点9、プリンスリーグ中国で6位(10チーム中)。11得点16失点・得失点差-5である。開幕は作陽学園・岡山学芸館という県内のライバルに連敗したが、第3節・玉野光南戦で工藤優吾の2得点により今季初勝利を挙げた。第6節では広島皆実を2-0の完封で下し、第9節では大社から4得点を奪って快勝するなど、昇格初年度ながら勝ち切る力を随所に見せている。一方で立正大淞南に1-5と大敗する試合もあり、リーグの高い強度への適応と守備の安定が後半戦の課題である。後半戦は9月5日の第10節(作陽学園戦)から再開する。
※試合結果・順位は本サイトの順位データ(毎日自動更新)およびプリンスリーグ中国の公式記録・ゲキサカと照合済み(第9節終了時点)。