東北学院高校 U-18 高校サッカー

「東北学院高校」サッカー部は宮城県仙台市宮城野区を拠点とする高円宮杯 U-18 プリンスリーグ東北所属の高校サッカー部。1925年創部、監督は橋本 俊一。最新の順位・歴代タイトル・OB選手情報をまとめています。

宮城県東北学院サッカー部はプリンスリーグ東北 所属(1925年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

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所属リーグ
プリンスリーグ東北
創部
1925年
所在地
宮城県仙台市宮城野区
監督
橋本 俊一

チームの特徴

東北学院高校サッカー部は、宮城県仙台市宮城野区にある私立・東北学院中学校・高等学校のサッカー部である。キリスト教主義に基づく中高一貫の伝統校であり、スポーツ推薦で全国から選手を集めるのではなく、「文武両道」を掲げて学業優先の姿勢をとっている。部の理念は「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にするスポーツである」。進学面では、ほぼ全員が4年制大学進学を希望し、9割以上が現役で合格している(学校公式の表現)。

2024年度(第103回)全国高校サッカー選手権では37年ぶり5回目の出場を果たし全国ベスト16に進出。2026年からは3年ぶりにプリンスリーグ東北へ復帰している。

スタイル: 橋本俊一監督のもと、80分(40分ハーフ)という高校サッカー特有の時間制約を踏まえた「セットプレーの重視」が特徴で、監督は「80分で即PKという流れのなかで、セットプレーがキーになる」と語る。前線からの連動したプレスとネガティブ・トランジションの速さを軸にしたショートカウンターも持ち味である。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 通算5回出場(第20回・第21回・第61回・第66回・第103回) 最高成績は1982年度(第61回大会)の全国ベスト8。2024年度(第103回)は全国ベスト16
全国高校総体(インターハイ) 最高成績は1990年の第25回大会(宮城インターハイ)の全国第3位 直近の出場は2023年度(5大会ぶり10回目)
2023年度インターハイ宮城県予選 優勝(5大会ぶり10回目の全国出場) 決勝で東北生活文化大学高に4-0
2025年度インターハイ宮城県予選 準優勝 決勝 聖和学園に0-1
2026年度インターハイ宮城県予選 準優勝 決勝 聖和学園に0-0、PK2-4
2025年度 第104回選手権宮城県予選 ベスト4
高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ東北(2026) 所属(シーズン中) 最新の順位は順位表

チームの歩み

創部(1924〜1925年)

東北学院中学校・高等学校サッカー部は、1924年(大正13年)に活動を開始し、翌1925年(大正14年)に松島真を初代部長として正式に「蹴球部」として発足した。2025年に創部100周年を迎えている。

1980〜90年代の全国実績

1982年度(第61回大会)の全国高校サッカー選手権では全国ベスト8に進出した。1990年の第25回インターハイ(宮城県開催)では全国第3位という成績を残している。

2023年度 インターハイ宮城県予選優勝

2023年度の宮城県高校総体では、準決勝で聖和学園に1-0、決勝で東北生活文化大学高に4-0と勝ち、5大会ぶり10回目のインターハイ全国出場を決めた。

2024年度 37年ぶりの選手権と全国ベスト16

2024年度(第103回)全国高校サッカー選手権の宮城県予選決勝(11月3日・ユアテックスタジアム仙台)では、インターハイ全国ベスト16の仙台育英に2-1で勝利した。前半32分に嶺岸颯人のクロスから岡元龍太が先制し、後半33分には嶺岸がバックパスをインターセプトして追加点を挙げた勝利で、37年ぶり5回目の全国出場を決めている(主将は阿部幹大)。橋本監督にとっては3年連続の決勝進出でつかんだ、指揮を執ってから初めての選手権出場だった。

全国1回戦(12月29日・ニッパツ三ツ沢球技場)では奈良育英に3-1で勝利し、42年ぶりの選手権白星を挙げた。得点は佐藤成真の直接FK(7分)、右CKから阿部幹大のヘディング(46分)、佐々木智貴(76分)で、うち2点はデザインされたセットプレーからだった。2回戦(12月31日)は滝川第二に岡元龍太の決勝点で1-0と勝利してベスト16へ進出。3回戦(2025年1月2日・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)では東海大相模に0-3で敗れた(東海大相模はそのままベスト8に進出)。

3年ぶりのプリンスリーグ東北復帰(2026年)

プリンスリーグ東北への昇格は一度では届かなかった。2024年12月のプレーオフではヴァンラーレ八戸U-18と2-2で引き分けたのちPK戦で敗退している。そして翌2025年12月のプレーオフを3試合連続のPK戦勝利(秋田商業・山形中央・盛岡商業)で勝ち抜き、2026年からの3年ぶりのプリンスリーグ東北復帰を果たした。

聖和学園との宮城の2強争い

2025年度・2026年度と2年連続でインターハイ宮城県予選の決勝で聖和学園に敗れて準優勝となっている。2026年度の決勝は0-0(延長も0-0)からPK2-4であった。

育成システム・指導体制

指導体制(JFA公式のチーム紹介より):監督 橋本俊一(同校OB・現役時代はGK/日本サッカー協会公認A級コーチジェネラル保持)、部長 千葉秀俊、副部長 堀岳翔、コーチ 早川大登、GKコーチ 鈴木悠真、トレーナー 中村脩平。主将は氏家勇武、マネージャーは秋山ひなのが務める。

施設:ナイター照明付き・全天候対応の人工芝サッカー場を有する。2005年(平成17年)に仙台市宮城野区小鶴へ移転して整備し、2015年(平成27年)に人工芝を張り替えた。サッカー場北側に隣接する部室棟、29人乗りの部専用バスも保有している。日没が早く降雪・凍結もある東北の冬において、照明付きの人工芝グラウンドを自前で持つことは練習環境の面で大きな利点となる。

中高一貫:中学校サッカー部と平日はグラウンドを折半して同じ環境で練習しており、中学生が高校生のプレー強度を間近で見られる環境にある。中学サッカー部は顧問4名・コーチ5名(GKコーチ・コンディションコーチを含む)の体制で、全国中学校サッカー大会で2016年度・2019年度にベスト8、2021年度にベスト16という成績を残している。

選手構成:2026年度の登録メンバー30名のうち東北学院中出身が9名(内部進学)で、残りはベガルタ仙台ジュニアユース・FCフォーリクラッセ仙台・ACアズーリ・AOBA FCなど宮城県内のクラブ出身者が中心である。内部進学組と外部クラブ出身者が融合する構成となっている。

部員数:高校で約140名規模である。

輩出した主なプロ選手・OB

シュミット・ダニエル(名古屋グランパス/GK)

1992年生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州生まれで身長197cm。東北学院中学校 → 東北学院高等学校 → 中央大学法学部という進路を歩んだ。中学時代は守備的MFで、体育のサッカーで悔しい思いをしてサッカー部を離れバレーボール部に移り、数か月後に復帰したという経歴を持つ(高校入学後にGKへ本格転向した)。高校3年時にベガルタ仙台からオファーを受けたが、「プロで活躍しなければ意味がない」と考え中央大学へ進学した。ベガルタ仙台(2014〜2019年)→ シント=トロイデンVV → KAAヘント と歩み、2025年から名古屋グランパスに所属している(2026/27シーズンの背番号は1)。2022年カタールワールドカップの日本代表メンバーに選出された。2022年5月には母校を訪問している。

加藤望(ベガルタ仙台ユース 監督)

東海大学を経て日立製作所本社サッカー部(後の柏レイソル)でプレーし、湘南ベルマーレで現役を退いた。指導者として柏レイソルの監督などを歴任し、2025年からベガルタ仙台ユースの監督を務めている。就任1年目の2025年には日本クラブユースサッカー選手権(U-18)でクラブ史上最高の準優勝、さらにプレミアリーグ昇格にチームを導いた。

その他の主なOBは以下のとおりである。

なお、部公式は日本代表経験者として岩沼勝治郎・鹿井光雄の名も挙げている。

2026年W杯日本代表26名に同校OBの選出はない。

補足:プロ選手・指導者の所属は異動により変動する。最新の情報はJリーグ公式サイトなどでご確認いただきたい。

2026年の注目選手

2026年のプリンスリーグ東北では、平野拓が得点ランキング2位、宮本理良が同5位タイに入るなど、3年生が前線を牽引している。

選手 学年・ポジション 前所属 2026年プリンス東北での実績
平野 拓 3年・MF エルブランカ仙台荒浜 6得点=リーグ得点ランキング2位
宮本 理良 3年・FW FCフォーリクラッセ仙台 4得点=同5位タイ
氏家 勇武 3年・MF ベガルタ仙台Jrユース チーム主将。2得点
髙野 陽央 3年・DF ACアズーリ 最終ラインから1得点

この4人でチームの13得点すべてを挙げており、なかでも平野と宮本の2人で10得点を占めている。

2026年 プリンスリーグ東北の得点者

選手 得点 内訳
平野 拓 6 第1節・聖和学園戦10分/第2節・盛岡商業戦17分・45分/第5節・ブラウブリッツ秋田U-18戦41分・83分/第8節・モンテディオ山形ユース戦79分
宮本 理良 4 第2節・盛岡商業戦21分/第9節・学法石川戦3分・18分・36分
氏家 勇武 2 第1節・聖和学園戦70分/第3節・尚志戦58分
髙野 陽央 1 第9節・学法石川戦35分

→ 4選手の得点を合計すると13得点となり、チームの総得点と一致している。

※学年・ポジション・前所属は2026年 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ東北の登録メンバー(JFA公式)、得点数はJFA公式の得点ランキング、各試合の得点者・得点時間はゲキサカの日程・結果による。

2026年度 登録メンバー(30名)

番号 POS 選手 学年 前所属
1 GK 神野 遥希 3 東北学院中
2 DF 佐々木 蹴斗 3 東北学院中
3 DF 戸井田 大和 3 AOBA FC
4 DF 菅原 肇希 3 東北学院中
5 DF 髙野 陽央 3 ACアズーリ
6 MF 髙橋 大翔 2 FCフォーリクラッセ仙台
7 MF 佐藤 楓 3 東北学院中
8 MF 平野 拓 3 エルブランカ仙台荒浜
9 FW 美齊津 慶 3 ベガルタ仙台Jrユース
10 MF 氏家 勇武 3 ベガルタ仙台Jrユース
11 FW 宮本 理良 3 FCフォーリクラッセ仙台
12 GK 鈴木 悠太 2 東北学院中
13 FW 平野 頼輝 2 幸町中
14 FW 常盤 凛太郎 3 ACジュニオール
15 DF 山崎 恵翔 2 ACアズーリ
16 MF 原 佳佑 3 ながいユナイテッドFC
17 MF 清末 寛七 3 ベガルタ仙台Jrユース
18 DF 佐藤 海音 2 AOBA FC
19 DF 社本 大椰 2 ACアズーリ
20 MF 大原 一真 1 FCフォーリクラッセ東北
21 MF 千葉 愛士 3 東北学院中
22 MF 千葉 慶司 1 仙台FC
23 DF 髙橋 優豪 3 東北学院中
24 MF 渡部 遥翔 1 東北学院中
25 GK 浅野 耀介 3 ACアズーリ
26 DF 本田 蒼侑 2 FCみやぎ
27 FW 髙橋 虎太郎 1 七ヶ浜SC
28 MF 梅田 尚 2 東北学院中
29 MF 清水 大晴 2 パルアリーレ福島
30 MF 今 充希 1 MIYAGI SSA

※2026年 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ東北の登録メンバー(JFA公式)による。卒業生は含めない。

2026年のその他の公式戦

令和8年度インターハイ宮城県予選では、3回戦で角田に9-0、4回戦で仙台二に3-1と勝ち上がり、準々決勝で利府に1-0、準決勝で東北生活文化大学高に1-0といずれも無失点で競り勝って決勝へ進出した。決勝は聖和学園と0-0(延長も0-0)で決着がつかず、PK戦2-4で敗れて準優勝に終わった。

第45回浦和カップ(2026年3月28〜29日・予選リーグ)では、東海大相模に2-0、浦和東と1-1、浦和レッズユースに1-0と結果を残す一方、武南には0-2で敗れた。

令和8年度 東北高校サッカー大会では、2026年6月19日の1回戦で青森山田に0-1で敗退した。

2026 プリンスリーグ東北 試合結果

6位現在順位
16試合
6-3-7勝-分-敗
21勝点
21得点
31失点
節日付対戦相手結果東北学院の得点者
14/4ホーム聖和学園△ 2-210' 平野拓, 70' 氏家勇武
24/12アウェイ盛岡商○ 3-017' 平野拓, 21' 宮本理良, 45' 平野拓
34/18ホーム尚志△ 1-158' 氏家勇武
44/25アウェイ専大北上● 0-7
55/2アウェイブラウブリッツ秋田U-18○ 2-141' 平野拓, 83' 平野拓
65/6アウェイ青森山田セカンド● 0-1
75/10ホーム帝京安積● 0-2
85/17ホームモンテディオ山形ユース○ 1-079' 平野拓
96/28ホーム学法石川○ 4-23' 宮本理良, 18' 宮本理良, 35' 高野陽央, 36' 宮本理良
107/4アウェイ聖和学園● 0-1
118/29ホーム盛岡商○ 3-149' 菅原肇希, 75' 清末寛七, 84' 平野拓
129/5アウェイ尚志● 1-437' 平野拓
139/12ホーム専大北上△ 0-0
149/19ホームブラウブリッツ秋田U-18○ 3-011' 原佳佑, 39' 原佳佑, 49' 清末寛七
159/26ホーム青森山田セカンド● 1-470' 菅原肇希
1610/3アウェイ帝京安積● 0-5
次の試合
  • 第17節 11/21(土) 12:30 アウェイ vs モンテディオ山形ユース 山形県総合運動公園ラグビー場
  • 第18節 11/28(土) 11:00 アウェイ vs 学法石川 学法石川サッカーフィールド

出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 東北(10月3日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ東北]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。

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