チームの特徴
東海大学付属熊本星翔高校サッカー部は、熊本県熊本市に本拠を置く高校サッカー部(男子)である。指揮官は西岡大輝監督で、元Jリーガーとしてサンフレッチェ広島・愛媛FCでプレーした経歴を持ち、2021年にヘッドコーチとして加わったのちに監督へ就任した。部の目標として「熊本一応援されるチーム」を掲げており、男子部員は約135名の大所帯である。チームスタイルとしては、ボールを保持して主導権を握るポジショナルプレーを志向している。練習拠点は専用グラウンド「松前記念サッカー場」である。
主な実績
| 年 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2017年 | 全国高校総体(インターハイ) | 39年ぶり出場、1回戦突破 |
| 2017年度(第96回) | 全国高校サッカー選手権 | 初出場 |
| 2025年 | 高円宮杯プリンスリーグ九州2部 | 無敗優勝、1部昇格 |
| 2026年(第8節終了時点) | プリンスリーグ九州1部 | 10位 |
→ 2017年の全国大会での躍進を経て、2025年にプリンスリーグ九州2部を無敗優勝で駆け抜け、2026年から九州最高峰のプリンスリーグ九州1部の舞台に立っている。
チームの歩み
前身・東海大二からの歩み
東海大学付属熊本星翔高校は、1961年(昭和36年)創立の東海大学第二高等学校(東海大二)を前身とする。2012年に現在の「東海大学付属熊本星翔高等学校」へ校名変更し、現在に至る。
2017年の全国大会躍進
2017年、全国高校総体(インターハイ)に39年ぶりの出場を果たし、1回戦で近江高校(滋賀)を2-0で下して全国初勝利を挙げた。2回戦では市立船橋に敗れている。同年度(第96回)の全国高校サッカー選手権にも初出場を果たしたが、初戦で敗退した。
プリンス九州1部へ(2025→2026)
2025年、高円宮杯プリンスリーグ九州2部を無敗で優勝した。第16節の熊本国府戦では中野遙の決勝弾により1-0で勝利し、この試合で優勝と1部昇格を決めている。これにより2026年からプリンスリーグ九州1部へ昇格した。
育成システム
練習拠点は専用グラウンド「松前記念サッカー場」で、人工芝のグラウンドとして2012年10月に竣工し、総事業費は約2億円であった。
また、東海大熊本星翔はロアッソ熊本ユースなどのJクラブ育成組織に所属する選手が通学する提携校でもある。そのため、選手はサッカー部と提携先クラブのユースという2つの異なる所属形態で在学しており、この点は後述のプロ選手の項目でも重要な前提となる。
同校出身のプロ選手(クラブユース所属)
前述のとおり東海大熊本星翔はロアッソ熊本ユースなどのJクラブ育成組織の提携校であり、「同校を卒業したプロ選手」の多くは在学中の所属が高校サッカー部ではなくロアッソ熊本ユース等のクラブであった。したがって以下は「サッカー部OB」ではなく、あくまで同校出身・同校を卒業した選手として紹介する。
- 神代慶人(FW):ロアッソ熊本の育成組織出身で、在学中にトップチーム(J2)でプレーした。2026年1月にドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトへ完全移籍したが、2026年は主に同クラブのU-21チームでプレーしている。J2の最年少得点記録を更新した選手である。
- 道脇豊(FW、いわきFC):ロアッソ熊本の育成組織出身。各年代別代表歴を持つ大型FWである。
- 米原秀亮(MF/DF、ザスパ群馬):ロアッソ熊本の育成組織出身。長身を生かした守備と展開力を持つ。
- 衛藤幹弥(DF)、田尻康晴(MF、2024年に現役引退)ら、ロアッソ熊本の育成組織を経てプロになった同校出身者もいる。
- 女子では、中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ/なでしこジャパン)が同校の出身である。
サッカー部そのものは近年台頭した新興勢力であり、部の出身者からのプロ選手輩出はこれからの段階にある。
2026年北中米ワールドカップの日本代表に、東海大熊本星翔高校出身者は選出されていない。
補足:上記はいずれも同校の卒業生だが、在学時の主な所属はロアッソ熊本ユース等のクラブであり、高校サッカー部の一員としての在籍を確認したものではない。プロ選手の現所属も移籍により変動する。最新情報はJリーグ公式や各クラブ公式でご確認いただきたい。
2026年の注目選手
永松銀河・岡田龍斗は、第8節・大津高校2nd戦(2-0)でそれぞれ得点を挙げ、チームに今季プリンスリーグ九州1部初勝利をもたらした。先制点を永松が、追加点を岡田が記録している。
※選手名はリーグ戦の得点記録(ゲキサカ)に基づく。学年はJFA等で公表されていないため個別には記載していない。
2026年プリンスリーグ九州1部 序盤戦
| 節 | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/4 | V・ファーレン長崎U-18 | ● 1-3 |
| 第2節 | 4/11 | 鹿児島城西高校 | ● 0-2 |
| 第3節 | 4/18 | 日章学園高校 | ● 0-3 |
| 第4節 | 4/25 | 東福岡高校 | ● 0-3 |
| 第5節 | 5/2 | ロアッソ熊本U-18 | ● 0-1 |
| 第6節 | 5/5 | 国見高校 | ● 0-1 |
| 第7節 | 5/9 | FC琉球U-18 | ● 0-1 |
| 第8節 | 5/16 | 大津高校2nd | ○ 2-0 |
| 第9節 | 8/29(予定) | 飯塚高校 | ※6/27から台風で延期 |
第8節終了時点で1勝0分7敗・勝点3、プリンスリーグ九州1部で10位(10チーム中の最下位)、3得点14失点・得失点差-11である。昇格初年度で九州トップレベルのプレースピードとインテンシティに直面し、開幕から7連敗と苦しい立ち上がりとなった。しかし第8節・大津2nd戦を2-0の完封で制して1部初勝利を挙げ、九州最高峰のリーグで確かな手応えをつかみつつある。1部残留に向けて後半戦の巻き返しが期待される。
※試合結果・順位は本サイトの順位データ(毎日自動更新)およびプリンスリーグ九州の公式記録・ゲキサカと照合済み(第8節終了時点)。