チームの特徴
公立の進学校でありながら、徳島県内のサッカー強豪校として長く結果を残してきたのが徳島市立高校である。2026年は高円宮杯JFA U-18プリンスリーグ四国に所属している(最新の順位はプリンスリーグ四国の順位表)。放課後の練習時間が限られる進学校という条件のもと、個人の突破力よりも「組織力」と「判断スピード」を重視する指導方針をとり、プリンスリーグ四国で優勝した経験も持つ伝統校である。
スタイル: 全員攻撃・全員守備をベースに、ボールを保持しつつ縦への速さを失わず、連動したプレッシングによる攻守の切り替えを織り交ぜるサッカーを志向する。選手自身が日々のコンディションをデータで管理し、自己管理能力と主体性を高める取り組みも取り入れている。指揮を執る河野博幸監督は同校OBで、現役時代にインターハイ優勝を経験した世代の一人であり、その伝統を受け継ぐ立場にある。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全日本ユース(U-18)選手権 | 優勝(1991年) | |
| 全国高校総体(インターハイ) | 優勝(1992年) | 出場23回 |
| 全国高校サッカー選手権 | ベスト8(2019年度) | 出場22回 |
| 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ四国 | 優勝2回(2014・2015年、連覇) | |
| 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ四国(2026) | 所属(シーズン中) | 最新の順位は順位表 |
2025年度・第104回全国高校サッカー選手権では徳島県予選を制し、国立競技場での開幕戦(1回戦)で早稲田実業を4-1で下している(2025年12月28日)。
チームの歩み
1990年代初頭に全国大会で結果を残した。1991年に全日本ユース(U-18)選手権で初優勝を果たすと、翌1992年には全国高校総体(インターハイ)で全国制覇を達成した。高円宮杯JFA U-18プリンスリーグ四国では2014・2015年に連覇を達成している。2019年度の全国高校選手権ではベスト8に進出した。インターハイ徳島県予選でも長く県内の上位で結果を残しており、2025年度も予選を制して国立競技場での開幕戦に臨み、白星を挙げた。限られた練習時間を「組織力」と「判断スピード」で補う「思考するサッカー」の伝統は、現在の体制にも受け継がれている。
育成システム
制度上の中高一貫校ではないものの、地元クラブチームや関西圏の強豪街クラブと結びついた広域リクルーティングが特徴である。2026年5月には、約2億7,000万円を投じてサッカー部専用グラウンドの人工芝を全面リニューアルした。敷設から約16年が経過していた人工芝を、(公財)日本サッカー協会公認の「JFAロングパイル人工芝基準」を満たす仕様に更新し、リニューアル面積は7,140㎡に及ぶ。水はけの向上や脚への衝撃軽減に加え、近年の猛暑に対応した温度上昇抑制機能を備え、ライン引きが不要になったことで練習準備の時間短縮にもつながっている。
関西圏(兵庫・大阪・奈良など)からも選手が集まっている。在籍選手の出身クラブには、ディアブロッサ高田FC(奈良)、サルパFC・伊丹FC(兵庫)、CANARINHO/FC RIO(大阪)などがある。
2026年の体制
2026年の指揮を執るのは河野博幸監督である。同校OBであり、現役時代にはインターハイ優勝を経験した世代の一人でもある。
輩出した主なプロ選手
藤本 主税(元日本代表)
藤本主税は同校の代表的なOBである。2001年には日本代表としてA代表に出場した経験を持ち、アビスパ福岡でプロキャリアをスタートさせた後、サンフレッチェ広島・名古屋グランパス・大宮アルディージャなどでプレーし、2014年に現役を引退した。引退後は指導者に転じ、AC長野パルセイロの監督を経て、2026年6月にジュビロ磐田トップチームのヘッドコーチに就任した。
現役選手では、奥田雄大は、鹿屋体育大学を経て徳島ヴォルティスなどでプレーし、2025年から奈良クラブに所属する。岡健太は産業能率大学を経てラインメール青森でプレーした後、2026年にヴァンラーレ八戸へ完全移籍した。中田舜貴は関東学院大学を経て、2026年にAC長野パルセイロへ加入し、8月16日にJリーグデビューした。
1990年代のOBとしては、吉成浩司(元ガンバ大阪)・本田征治(元名古屋グランパス)・土居義典(元川崎フロンターレ)・天羽良輔(元徳島ヴォルティス)らの名も挙げられる(いずれも現役を引退している)。
補足:プロ選手の所属クラブは移籍により頻繁に変動します。最新の所属情報はJリーグ公式などでご確認ください。
2026年の注目選手
2026年のリーグ戦では、FW山下蒼士・FW藤岡亮哉らが得点を挙げている。得点者はプリンスリーグ四国の得点ランキングを参照。
※学年はサイト方針により個別には記載していません。
2026 プリンスリーグ四国 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 徳島市立の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6/13 | ホーム | 高知 | ○ 1-0 | 26' 冨永駿吾 |
| 2 | 4/11 | アウェイ | カマタマーレ讃岐U-18 | ○ 7-0 | 2' 加藤遼馬, 24' 芳田翠, 27' 山下蒼士, 31' 加藤遼馬, 58' 柏木優一朗, 65' 藤岡亮哉, 90+2' 河野匠竜 |
| 3 | 4/18 | アウェイ | 大手前高松 | △ 1-1 | 35' 山下蒼士 |
| 4 | 4/25 | ホーム | 徳島商 | ○ 4-1 | 13' 藤岡亮哉, 18' 東海林蓮, 59' 山下蒼士, 77' 川村康生 |
| 5 | 5/2 | ホーム | 今治東中等教育学校 | △ 1-1 | 90+2' 平川泰成 |
| 6 | 5/9 | ホーム | 愛媛FC U-18 | ● 1-4 | 75' 東海林蓮 |
| 7 | 5/16 | ホーム | 新田 | △ 3-3 | 3' 藤岡亮哉, 29' 藤岡亮哉, 90+3' 芳田翠 |
| 8 | 6/27 | アウェイ | 徳島ヴォルティスユース | ● 0-2 | |
| 9 | 7/4 | ホーム | FC今治U-18 | ● 1-2 | 38' 山下蒼士 |
| 10 | 9/5 | アウェイ | 高知 | △ 3-3 | 56' 児島至咲, 63' 加藤遼馬, 82' 芳田翠 |
| 11 | 9/12 | ホーム | カマタマーレ讃岐U-18 | ○ 3-0 | 45+1' 赤崎功太朗, 73' 東海林蓮, 78' 平川泰成 |
| 12 | 9/19 | ホーム | 大手前高松 | ○ 5-0 | 44' 藤岡亮哉, 51' 芳田翠, 55' 赤崎功太朗, 64' 芳田翠, 89' 芳田翠 |
| 13 | 9/26 | アウェイ | 徳島商 | △ 2-2 | 42' 東海林蓮, 48' 富永駿吾 |
| 14 | 10/3 | アウェイ | 今治東中等教育学校 | ○ 2-0 | 33' 東海林蓮, 44' 加藤遼馬 |
| 15 | 10/10 | アウェイ | 愛媛FC U-18 | ● 0-1 | |
| 16 | 10/17 | アウェイ | 新田 | ○ 4-0 | 9' 東海林蓮, 45+1' 東海林蓮, 45+2' 赤崎功太朗, 69' 東海林蓮 |
- 第17節 11/23(月) 11:00 ホーム vs 徳島ヴォルティスユース 徳島市立高等学校
- 第18節 11/28(土) 13:00 アウェイ vs FC今治U-18 北条スポーツセンター陸上競技場
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 四国(10月17日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ四国]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。