チームの特徴
京都共栄学園高校サッカー部は、京都府北部・福知山市にある私立・京都共栄学園高等学校のサッカー部で、部員は76名(1年24名・2年28名・3年24名)を数える。
11人制の全国大会にはまだ出場歴がないが、2021年度にJFA第8回全日本U-18フットサル選手権大会を初出場初優勝で制している。
2026年3月には学校敷地内に人工芝サッカーグラウンドが完成し、同年6月のインターハイ京都府予選では部史上初の決勝進出を果たした。
部が掲げるスローガンは『Show your character(個性を見せろ)』『Underdog Spirits(反骨精神)』である。部公式サイトの「チームの特徴」には、次のように記されている。
福知山という山奥に様々な地域よりちょいっと変わった仲間が集まり、特殊な手法で心技体を磨いている集団である。
集団生活を主とし、同じ志を持つ仲間と日常生活より深く関わり合い、濃い仲間関係を築き上げ、努力、協力、助け合いなど人として、蹴球選手として必要な要素を日々鍛錬している。
部員の前所属クラブの所在地は19都府県にわたり、京都府内出身は12名(約16%)という構成である。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| JFA全日本U-18フットサル選手権大会 | 優勝(2021年度・第8回) | 初出場初優勝。決勝は優勝候補相手に7-5 |
| JFA全日本ビーチサッカー大会 | 京都府大会優勝・関西大会出場(2021年度) | |
| 第17回京都私学振興会賞 | 受賞 | 2021年度の実績による |
| 全国高校サッカー選手権 京都府予選 | 準優勝 | 2018年度(第97回)/2021年度(第100回) |
| 全国高校総体(インターハイ)京都府予選 | 準優勝(2026年度) | 部史上初の決勝進出。京都府の全国出場枠は1つのため全国大会出場はならず |
| 京都府1部リーグ | 優勝(2022年度) | プリンスリーグ関西2部へ昇格 |
| プリンスリーグ関西2部 | 準優勝(2023年度) | 1部へ昇格 |
| 全国高校サッカー選手権・全国高校総体(11人制) | 全国大会出場歴なし |
チームの歩み
2021年度、京都共栄学園はJFA第8回全日本U-18フットサル選手権大会に初出場し、初優勝した。京都府予選も3度目の参加で初優勝を果たしたうえでの全国切符で、全国大会の決勝は優勝候補相手に7-5という接戦を制した。同じ年にはJFA全日本ビーチサッカー大会の京都府大会も優勝し、関西大会に出場している。これらの実績が評価され、第17回京都私学振興会賞を受賞した。
11人制でも、全国大会出場こそまだないものの、全国高校サッカー選手権の京都府予選では2018年度(第97回)と2021年度(第100回)に準優勝しており、京都府内の上位に入ってきた。
2022年度に京都府1部リーグを制してプリンスリーグ関西2部へ昇格すると、2023年度には2部で準優勝して1部へ昇格した。しかし2024年度は1部で10位となり、1年で2部へ戻る結果となった。
そして2026年6月6日、インターハイ京都府予選で部史上初めて決勝に進んだ。4回戦で京都明徳に7-0、準々決勝で京都産業大学附属に1-0と勝ち上がり、準決勝の立命館宇治戦は1-1のままPK戦を6-5で制して決勝進出を決めた。決勝は東山に0-1で敗れて準優勝に終わったが、京都府の全国出場枠は1つのため、全国大会出場はならなかった。なお、この「初の決勝進出」はインターハイ予選に限った話であり、選手権の京都府予選では前述のとおり2018年度・2021年度に準優勝=決勝進出を経験している。
プリンスリーグでの歩み
| 年 | リーグ | 順位 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 京都府1部 | 優勝(プリンスリーグ関西2部へ昇格) |
| 2023 | プリンスリーグ関西2部 | 2位(1部へ昇格) |
| 2024 | プリンスリーグ関西1部 | 10位(2部へ) |
| 2025 | プリンスリーグ関西2部 | 8位 |
| 2026 | プリンスリーグ関西2部 | 所属(シーズン中)。最新の順位は順位表 |
2023年度に2部で2位となって1部へ昇格したが、2024年度は1部で10位となり、1年で2部へ戻った。 2025年は6勝2分10敗・勝点20で2部8位。2026年もプリンスリーグ関西2部に所属している(最新の順位はプリンスリーグ関西2部の順位表)。
指導体制
指揮を執るのは内藤翔平監督。岐阜県立各務原高校から天理大学へ進み、イングランドのAFCウィンブルドンU-18で指導した経験を持つ。UEFA B級ライセンスを保有する。
市之瀬慎吾GKコーチは洛北高校から天理大学へ進み、2014年から在任している長期スタッフである。
佐藤泰成コーチもAFCウィンブルドンでの指導歴を持ち、JFA B級ライセンス・FAレベル1/2ライセンスを保有する。2024年からチームに加わった。
松田英樹コーチはモンテディオ山形・TDK・FC琉球でのプレー歴を持つ。
大石真靖コーチは同校のOBである。
部が掲げるプレースタイルは、「粘り強い組織的な守備と個人の特徴を活かし組み合わせる攻撃」である。2026年のインターハイ京都府予選・準々決勝を無失点で勝ち切ったあと、内藤監督が「普段はプリンスリーグの強力な攻撃陣と戦っているので、選手たちはあわてずに無失点で終わってくれました」と語ったように、プリンスリーグで積んだ経験がトーナメントでの守備の落ち着きにつながっている。
人工芝グラウンドの完成
2026年3月、学校敷地内の山を造成して人工芝サッカーグラウンドが完成した。105m×68mのフルコート1面と、小学生用コート2面のラインが引かれ、施工面積は3万2459平方メートルに及ぶ。
芝にはクッション材が使われ、ナイター設備も備わる。京都府北部の学校施設としては初めて、公式戦の開催が可能な仕様となった。
3月28日には記念式典が行われ、福岡県の飯塚高校サッカー部との記念試合が組まれた。4月からはプリンスリーグ関西2部の公式戦会場としても使用されており、2026年は第2・4・6・9節がこのグラウンドで開催されている。
2026年の注目選手
| 選手 | 学年 | ポジション | 備考 |
|---|---|---|---|
| 岡本 暁真 | 3年 | FW | 主将のひとり。チームの得点源 |
| 内田 遥馬 | 3年 | DF | 主将のひとり。2026年インターハイ京都府予選 優秀選手 |
| 恩田 康生 | 2年 | FW | プリンスリーグ2026で得点を記録 |
| 桝満 蒼太 | 3年 | GK | 2026年インターハイ京都府予選 優秀選手 |
| 小林 隼太 | 3年 | MF | 2026年インターハイ京都府予選 優秀選手。準決勝の立命館宇治戦で先制点 |
| 拝野 央汰 | 3年 | DF | DFながら第6節で得点 |
| 高木 佑輔 | 2年 | FW | プリンスリーグ2026で得点を記録 |
| 綿谷 瑛太 | 2年 | MF | プリンスリーグ2026で得点を記録 |
※学年・ポジションは部公式サイトのメンバー紹介ページによる。プリンスリーグでの出場・得点が確認できない選手は除外している。
2026年度の主将は、岡本暁真と内田遥馬の2人が務めている。
輩出した主なプロ選手
ガブリエル・エンリケ(2021年卒)は、同校初のJリーガーである。2019年に留学生として入学し、1年次から主力として、新人戦準優勝と全日本U-18フットサル選手権の全国制覇に貢献した。2022年にJ3のカターレ富山へ加入した。クラブ公式が公表している経歴は「サントスFCR → 京都共栄学園 → カターレ富山」で、ブラジル出身である。
2025年8月にJ3のヴァンラーレ八戸へ期限付き移籍し、その後カターレ富山へ復帰した。海外クラブへの移籍を視野に入れた交渉・準備のためチーム活動を離れていることが、2026年8月時点でクラブから発表されている。
後藤寛斗(2021年卒)は北陸大学に進み、U-20全日本大学選抜2023に選出された。
プロ選手の現所属クラブは移籍により変動する場合があります。最新の所属情報は各クラブ公式サイトなどでご確認ください。
なお、2026年ワールドカップの日本代表に、京都共栄学園出身者はいない。
2026年度 インターハイ京都府予選
| ラウンド | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 4回戦 | — | 京都明徳 | ○7-0 |
| 準々決勝 | 5/23 | 京都産業大学附属 | ○1-0 |
| 準決勝 | 6/6 | 立命館宇治 | △1-1(PK6-5) |
| 決勝 | — | 東山 | ●0-1 |
シード校として4回戦から登場し、初戦の京都明徳戦に7-0で勝利した。
準々決勝の京都産業大学附属戦(山城総合運動公園・陸上競技場)は一進一退の接戦となったが、GK桝満蒼太(3年)のセーブなどで無失点を守り、1-0で競り勝ってベスト4に進出した。試合後、内藤翔平監督は次のように選手を称えている。
うちらしく勝てました。普段はプリンスリーグの強力な攻撃陣と戦っているので、選手たちはあわてずに無失点で終わってくれました
主将の内田遥馬も、一発勝負のトーナメント特有の難しさに触れながら手応えを語った。
連動した守備ができたし、最終ラインも構えて守るだけじゃなくて、押し出して奪うこともできました
準決勝の立命館宇治戦は小林隼太の先制点(恩田康生のアシスト)で先手を取り、追いつかれて1-1のままPK戦を6-5で制して勝ち上がった。部史上初の決勝進出を果たしたが、決勝は東山に0-1で敗れて準優勝に終わった。京都府の全国出場枠は1つのため、全国大会出場はならなかった。 なお、この年の大会は東山が優勝している。
2026 プリンスリーグ関西2部 試合結果
| 節 | 日付 | 対戦相手 | 結果 | 京都共栄の得点者 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/5 | アウェイ | 大阪桐蔭 | ● 0-4 | |
| 2 | 4/12 | ホーム | 金光大阪 | ● 1-2 | 52' OG |
| 3 | 4/18 | アウェイ | 京都橘(B) | ● 2-3 | 17' 高木祐輔, 84' 岡本暁真 |
| 4 | 4/25 | ホーム | 東海大仰星 | △ 1-1 | 30' 岡本暁真 |
| 5 | 4/29 | アウェイ | 近江(B) | ○ 3-0 | 18' 岡本暁真, 33' 綿谷瑛太, 83' 恩田康生 |
| 6 | 5/4 | ホーム | ヴィッセル神戸U-18(B) | △ 3-3 | 45+2' 恩田康生, 49' 拝野央汰, 60' 恩田康生 |
| 7 | 5/10 | アウェイ | 滝川第二 | ● 1-2 | 53' 岡本暁真 |
| 8 | 6/13 | アウェイ | 関大北陽 | ● 1-4 | 75' 恩田康生 |
| 9 | 6/21 | ホーム | 関西学院 | ○ 2-1 | 3' OG, 39' 岡本暁真 |
| 10 | 9/6 | ホーム | 大阪桐蔭 | ● 1-2 | 29' 小野仁星 |
| 11 | 9/13 | アウェイ | 金光大阪 | ● 1-3 | 29' 児玉龍之介 |
| 12 | 9/19 | ホーム | 滝川第二 | ○ 4-3 | 29' 内田遥馬, 40' 岡田孝泰, 48' 岡田孝泰, 70' 桑原琉羽 |
| 13 | 9/23 | アウェイ | 東海大仰星 | △ 1-1 | 90+3' 岡嶌怜流 |
| 14 | 9/27 | ホーム | 近江(B) | ● 0-1 | |
| 15 | 10/4 | ホーム | 京都橘(B) | ● 2-5 | 4' OG, 31' 岡本暁真 |
- 第16節 11/22(日) 11:00 ホーム vs 関大北陽 京都共栄学園
- 第17節 11/28(土) 15:30 アウェイ vs ヴィッセル神戸U-18(B) 滝川第二高校
出典:試合結果=JFA公式 高円宮杯 JFA U-18 プリンスリーグ 2026 関西2部(10月4日終了分まで)/得点者=ゲキサカ「[プリンスリーグ関西2部]2026シーズン日程」。得点者は出典の記載に基づき、表記はJFA公式記録に合わせて補正しています。「ほか不明」「記載なし」は出典に得点者の記載がない分です。