チームの特徴
金光大阪高校サッカー部は、大阪府高槻市東上牧にある金光大阪高等学校のサッカー部で、部員は115名(3年42名・2年38名・1年35名)を数える。
学校は1982年に「金光第一高等学校」として設置され、1999年に「金光大阪高等学校」へ改称した。サッカー部のエンブレムには「SINCE 1982」と刻まれており、学校の開校とともに歩んできた部である。
2002年にインターハイ全国ベスト8、2023年にも全国ベスト16に進出した実力校であり、日本代表として2022年カタールワールドカップにも出場した守田英正を輩出している。
部のスローガンは『Breakthrough!』。2026年はプリンスリーグ関西2部で6位につけており、リーグ唯一の引き分けゼロ(4勝0分5敗)という白黒はっきりした星取りが目を引く。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校総体(インターハイ) | 通算8回出場 | ベスト8(2002年)、ベスト16(2006年・2009年・2023年) |
| 全国高校サッカー選手権 | 通算2回出場 | ベスト16(1998年度・第77回)、出場(2002年度・第81回) |
| 近畿大会 | 優勝3回 | 1996年(第49回)/2002年(第55回)/2013年(第66回)。準優勝1回(2010年・第63回)、第3位3回(1999・2000・2012年) |
| 大阪府予選 | 優勝 | インターハイ予選(2002年・2009年・2023年)/選手権予選(1998年・2002年) |
| 大阪府新人大会 | 優勝5回 | 1996・1997・2002・2005・2011年 |
| プリンスリーグ関西 | 準優勝(2018年) | プレミアリーグ参入戦に進出(1回戦敗退) |
| 全日本ユース(U-18)選手権 | 出場2回 | 1996年・2002年 |
チームの歩み
1996年、第49回近畿大会(兵庫開催)で初優勝を果たし、同年のインターハイ(山梨開催)と全日本ユース選手権にも出場した(いずれも1回戦敗退)。このころの校名は「金光第一高等学校」であり、1999年に「金光大阪高等学校」へ改称している。
1998年度・第77回選手権ではベスト16に進出した。
2002年が最初の頂点となった。大阪府の新人大会・インターハイ予選・選手権予選をすべて制し、第55回近畿大会(京都開催)でも優勝。インターハイ本大会(茨城開催)でベスト8まで勝ち上がった。なお同年の選手権全国大会は1回戦で敗退している。
2006年・2009年のインターハイでも全国ベスト16に進出。2013年には第66回近畿大会(兵庫開催)で3度目の優勝を果たした。
2018年にはプリンスリーグ関西で2位となり、プレミアリーグ参入戦に進出したが、1回戦で敗れた。
2023年、大阪春季高校サッカー大会(インターハイ予選)で準決勝は前回王者の履正社に3-1、決勝は関西大学第一に3-2で勝利し、13大会ぶり3度目の優勝と8大会ぶり8度目の全国出場をつかんだ。全国大会では1回戦で東北学院に4-1、2回戦で武南に1-1(PK5-3)と勝ち上がり、3回戦で国見に0-2で敗れてベスト16という結果を残している。
プリンスリーグでの歩み
| 年 | リーグ | 順位 |
|---|---|---|
| 2015 | プリンスリーグ関西 | 3位 |
| 2016 | プリンスリーグ関西 | 8位 |
| 2017 | プリンスリーグ関西 | 5位 |
| 2018 | プリンスリーグ関西 | 2位(プレミアリーグ参入戦へ) |
| 2019 | プリンスリーグ関西 | 5位 |
| 2020 | スーパープリンスリーグ関西 | 11位 |
| 2021 | プリンスリーグ関西 | 8位 |
| 2022 | プリンスリーグ関西2部 | 3位 |
| 2023 | プリンスリーグ関西2部 | 4位 |
| 2024 | プリンスリーグ関西2部 | 4位 |
| 2025 | プリンスリーグ関西2部 | 5位 |
| 2026 | プリンスリーグ関西2部 | 6位(第9節終了時点) |
2021年までは1部・2部の区別がない「プリンスリーグ関西」に所属しており、2022年以降はプリンスリーグ関西2部で戦っている。最高到達点は2018年のプリンスリーグ関西2位である。
指導体制
岩松哲也監督は大阪体育大学卒の保健体育科教員で、日本サッカー協会A級ライセンスを保有する。
コーチ陣には元Jリーガーで元U-18日本代表の金沢亮(OB)がいる。金沢は金光大阪からジェフユナイテッド市原・千葉に進み、2006年にはU-18日本代表にも選ばれた選手で、現在は保健体育科の教員として母校のコーチを務めている。
スタッフはほかにコーチ4名・GKコーチ1名・トレーナー2名の計9名体制である。
部のスローガン『Breakthrough!』について、部の公式サイトは次のように説明している。
プロとして日本代表に入り、世界で活躍する選手になることやチームで全国制覇を目指すなど、高い志を持って挑戦する時に、必ず大きな壁が目の前に立ちはだかります。その時、それらの壁を破り、乗り越えようとする強い気持ちを表現した言葉です。
学校の部活動ページには、サッカー部からの次のような一言も掲載されている。
本気で日本一を目指している選手は、是非本校に来て下さい。
KONKO FAMILYと育成環境
金光大阪には「KONKO FAMILY」という枠組みがあり、KONKO.FC U-12・KONKO.FC U-15・金光大阪高校サッカー部・関西福祉大学サッカー部の4団体が【選手育成】【人間育成】【地域貢献】の理念のもとで連携している。KONKO FCは、この枠組みを構成する同系列のクラブである。
2026年の部員のうち16名がKONKO FC出身である。そのほかの前所属は千里丘FC・大阪セントラル・東淀川FC・ティアモ枚方・高槻ジーグ・RESCなど、地元の街クラブが中心となっている。
関西福祉大学サッカー部は同じ学校法人関西金光学園の設置校で、その監督を務めるのは同校OBの中田洋平(18期)である。中田は2015年の創部時に初代監督に就任し、2026年8月には全日本大学選抜の監督にも就任した。金光大阪サッカー部のOBが、系列大学のサッカー部の指導者としてファミリーの出口を担っている構造がうかがえる。
施設面では、校内グラウンドが全面人工芝化されている。学校公式は「総面積は甲子園球場の1.5倍」と紹介しているが、これはサッカー場・野球場・テニスコートを含む校内グラウンド全体の総面積であり、サッカー部のピッチ単体の面積ではない。クラブハウス・トレーニングルームのほか、夜間照明つきのメイングラウンドとサブグラウンドを備えている。活動日は火曜から日曜である。
輩出した主なプロ選手
守田英正(30期・大阪府高槻市出身)は、金光大阪が輩出した最も著名な選手である。流通経済大学から川崎フロンターレへ進み、CDサンタ・クララを経てスポルティングCPでプリメイラ・リーガ2連覇とタッサ・デ・ポルトガル制覇を経験した。2026年7月、フリー移籍でイングランド・プレミアリーグのハル・シティAFCへ加入した(2年契約+クラブによる1年延長オプション)。日本代表として40キャップを数え、2022年カタールワールドカップにも出場している。なお、2026年ワールドカップの日本代表26人には入っていない。
中田洋平(18期)はカターレ富山などでプレーし、2015年に関西福祉大学サッカー部の初代監督に就任した。2026年8月には全日本大学選抜の監督にも就任している。
金沢亮(23期)はジェフユナイテッド市原・千葉でプレーし、2006年にU-18日本代表に選ばれた。現在は母校のコーチを務めている。
このほかにも、次のような選手がプレーした。
- 斉藤大介 — 京都サンガと徳島ヴォルティスでキャプテンを務めた。2019年に引退
- 林卓人(GK)— 2015年にサンフレッチェ広島のJ1リーグ優勝に守護神として貢献。日本代表に2度選出されたが、国際Aマッチでの出場機会はなかった。2023年に引退
- 田中淳也 — ジェフユナイテッド市原・千葉などでプレー
- 中村太亮 — 京都サンガをはじめ7クラブで15年間プレーし、U-20日本代表にも選ばれた。2022シーズン限りで引退
- 前田晃一 — 2009年にU-18日本代表。FC琉球・レノファ山口・藤枝MYFC・奈良クラブでプレーし2019年に引退
- 福森直也 — 大分トリニータ・清水エスパルス・ベガルタ仙台・FC今治で11年間プレーし、2025シーズン限りで引退
- 羽田健人(185cmのDF)— 大分トリニータ・清水エスパルスを経て2026年からFC岐阜
- 渡邉英祐 — 関西学院大学から鹿児島ユナイテッドFCへ。2026シーズンからテゲバジャーロ宮崎
プロ選手の現所属クラブは移籍により変動する場合があります。最新の所属情報は各クラブ公式サイトなどでご確認ください。
2026年の注目選手
| 選手 | 学年 | 備考 |
|---|---|---|
| アディカリリュウイチ | 3年 | プリンスリーグ2026でチーム最多の3得点 |
| 村山稔貴 | 3年 | FW・背番号10・182cm。プリンスリーグ2026で2得点 |
| 姉川琥珀 | 3年 | MF・背番号6。第3節・滝川第二戦で2得点 |
| 白井大貴 | 3年 | 開幕戦のヴィッセル神戸U-18(B)戦で2得点 |
| 万福唯翔 | 3年 | プリンスリーグ2026で2得点 |
| 尾関夢斗 | 3年 | DF・背番号5。ロングスローを武器とする。第6節で得点 |
| 上田うみん | 3年 | 第7節・関西学院戦で得点 |
| 梶麟太郎 | 3年 | MF・背番号9。キレのあるドリブルが持ち味 |
| 植田瑛太 | 3年 | MF |
| 田原清羽 | 3年 | DF |
| 堅木晴太郎 | 2年 | 開幕戦で得点 |
| 森田航 | 2年 | 第9節・京都橘(B)戦で得点 |
※学年は部公式サイトの2026年度選手紹介ページ(2026年7月27日更新)による。ルーキーリーグ(U-16)の登録メンバーなど、プリンスリーグでの出場が確認できない選手は除外している。
koko-soccerの2026年第3節レポートには、次のような記述もある。
今年の3年生はインターハイ出場を決めた2023年のチームを見て入学を決めた選手が多く実力者が多い
2026年 プリンスリーグ関西2部 戦績
| 節 | 日付 | 会場 | 対戦 | 結果 | 金光大阪の得点者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4/5 | J-GREEN堺S5 | 金光大阪 5-1 ヴィッセル神戸U-18(B) | ○ | 白井大貴2(69,73)、アディカリリュウイチ(78)、万福唯翔(82)、堅木晴太郎(85) |
| 2 | 4/12 | 京都共栄学園 | 京都共栄 1-2 金光大阪 | ○ | 村山稔貴(12)、万福唯翔(21) |
| 3 | 4/19 | 滝川第二高校 | 滝川第二 3-2 金光大阪 | ● | 姉川琥珀(11)、姉川琥珀(74) |
| 4 | 4/25 | J-GREEN堺S5 | 関大北陽 3-0 金光大阪 | ● | — |
| 5 | 4/29 | 金光大阪G | 金光大阪 0-1 大阪桐蔭 | ● | — |
| 6 | 5/4 | 金光大阪G | 金光大阪 2-0 近江(B) | ○ | 尾関夢斗(53)、アディカリリュウイチ(69) |
| 7 | 5/10 | 金光大阪G | 金光大阪 3-0 関西学院 | ○ | 村山稔貴(16)、上田うみん(40)、アディカリリュウイチ(53) |
| 8 | 6/14 | 金光大阪G | 金光大阪 0-3 東海大仰星 | ● | — |
| 9 | 6/20 | 京都サンガF.C.東城陽G | 京都橘(B) 2-1 金光大阪 | ● | 森田航(12) |
9試合を終えて4勝0分5敗・勝点12・15得点14失点・得失点差+1で6位につけている。10チーム中ただ1つ、引き分けが1試合もない星取りである。開幕戦でヴィッセル神戸U-18(B)に5-1と大勝して2連勝で入ったが、第3節以降は勝ち負けがはっきり分かれている。得点は9人で15点を分け合っており、得点者の合計はチーム総得点と一致する。第10節は9月5日から再開し、最終節は12月5日の予定である。
2026年度 インターハイ大阪府予選
2026年度のインターハイ大阪府予選は、中央トーナメント1回戦(5月17日)で河南に0-1で敗れ、初戦敗退に終わった。この年の大会は近畿大学附属が優勝している。