チームの特徴
新潟県新潟市にある私立・北越高等学校のサッカー部である。1972年、日本サッカー協会への登録をもって創部され、2022年に創部50周年を迎えた(記念式典は2023年8月12日に新潟グランドホテルで開催)。
部はTOP/2nd/3rd/U-16/LADIESの5カテゴリーを持つ。2ndチームが新潟県1部、3rdチームが新潟県2部、U-16が北信越ROOKIE LEAGUEにそれぞれ参戦している。
帝京長岡・アルビレックス新潟U-18・日本文理・新潟明訓がひしめく新潟県のサッカー勢力図の中で、2019年の全国高校総体でベスト8に進出した実績を持つ。
部のスローガンは「Attractive Football 〜魅力的なサッカー〜」である。
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校サッカー選手権 | 出場5回(2002・2004・2007・2008・2009年) | 最高ベスト16(2002年・2007年) |
| 全国高校総体(インターハイ) | 出場3回(2005・2007・2019年) | ベスト8(2019年) |
| U-16 北信越ROOKIE LEAGUE | 全国大会出場3回(2017・2018・2019年) | 準優勝(2017年) |
| 選手権 新潟県予選 | 優勝5回 | 最後は2009年 |
| 2025年度 選手権新潟県予選 | 第3位 | |
| 2026年度 インターハイ新潟県予選 | ベスト4 |
チームの歩み
北越高校サッカー部は1972年、日本サッカー協会への登録をもって創部された。初代監督の嵯峨谷通は2009年まで37年間にわたって指揮を執った。
2002年に初めて全国高校サッカー選手権に出場し、ベスト16まで勝ち上がった。以降2004・2007・2008・2009年にも全国の舞台に立ち、2007年にも再びベスト16まで勝ち進んでいる。新潟県予選の制覇は通算5回で、最後は2009年である。
監督は嵯峨谷通(1972〜2009年)→ アントニオ・カルロス・アンドレ(2010〜2012年)→ 長澤和明(2013年)→ 荒瀬陽介へと引き継がれてきた。
近年で最大のハイライトは2019年の全国高校総体である。新潟県予選を12年ぶりに制して全国大会への切符をつかむと、3回戦で青森山田をPK戦(5-3)で破り、ベスト8に進出した。準々決勝は京都橘に1-2で敗れている。
11人制の全国大会とは別に、U-16の北信越ROOKIE LEAGUEでも全国大会に3回出場(2017・2018・2019年)し、2017年には準優勝を果たしている。
近年の新潟県予選は、2023年度の選手権ベスト4、2024年度ベスト8、2025年度第3位、そして2026年度のインターハイ予選はベスト4という結果が続いている。
プリンスリーグでの歩み
| 年度 | リーグ | 順位 |
|---|---|---|
| 2010 | プリンス北信越1部 | 4位 |
| 2011 | プリンス北信越1部 | 4位 |
| 2012 | プリンス北信越1部 | 5位 |
| 2013 | プリンス北信越1部 | 4位 |
| 2014 | プリンス北信越1部 | 8位 |
| 2015 | プリンス北信越1部 | 5位 |
| 2016 | プリンス北信越1部 | 8位 |
| 2017 | プリンス北信越1部 | 8位 |
| 2018 | プリンス北信越1部 | 4位 |
| 2019 | プリンス北信越1部 | 5位 |
| 2020 | プリンス北信越1部 | 7位 |
| 2021 | プリンス北信越1部 | 9位 |
| 2023 | プリンス北信越1部 | 8位 |
| 2024 | プリンス北信越1部 | 10位 |
| 2025 | プリンス北信越2部 | 5位 |
| 2026 | プリンス北信越2部 | 5位(第11節終了時点) |
部公式が公表している年度別成績によると、2010年代を通じてプリンス北信越1部の常連で、2013年度と2018年度には4位につけたこともある(2022年度の順位は部公式の一覧に記載がない)。2024年に1部で10位となり、2025年からは2部で戦っている。 2025年は2部5位、2026年も現時点で2部5位である。
指導方針
部のチーム目標は「日本一のチーム」であり、その中身は①全国高校サッカー選手権優勝 ②日本一応援されるチームの2つである。
スローガンは「Attractive Football 〜魅力的なサッカー〜」。エンブレムの3つの星は「闘争心」「技術」「フィジカル」を表しており、そこに「駆け引き(相手を観てプレーする)」を加えることを掲げている。
オフ・ザ・ピッチでは「最善の努力」「自己管理」「責任ある行動」「礼儀マナー」「感謝と謙虚さ」「仲間との交友」の6項目を常に心掛け、ライフスキルの向上による人間形成を目指している。部はこれらを足し合わせたものが「Attractive Football」だと説明している。
指揮を執る荒瀬陽介監督は1989年生まれ、神奈川県横浜市出身。横浜F・マリノスジュニアユース追浜から桐蔭学園高校、東京学芸大学蹴球部を経て北越へ赴任した。JFA公認B級コーチの資格を持つ。
コーチ陣には北越OBの土田永遠がおり、2019年のインターハイでベスト8を経験したメンバーの一人で、明海大学を経て母校に戻り、現在は寮監も兼ねている。ほかに風間元樹(帝京長岡高校OB)、坂本修平(GKコーチ兼任)、大嶋郁海、GKコーチの中島悠、トレーナー3名がスタッフに名を連ねる。
入部の門戸は広く、スカウト生だけでなく一般入試での入学者にも入部を認めており、入学後2〜3週間の体験入部を経て正式入部という受け入れ方をしている。
男子だけでなく女子のLADIESチームもあり、監督は牧岡龍一が務める。2025年度の県総体で3位という成績を残している。
育成と地域とのつながり
部員の主な出身クラブはグランセナ新潟FC・ROUSE新潟・アルビレックス新潟U-15・FC RADIX NIIGATA・長岡JYFC・エスプリ長岡など新潟県内のクラブが中心で、P.S.T.C. LONDRINA・湘南ベルマーレEAST・PALAVRA FC・FC VALONなど関東からの進学者も目立つ。
地域活動としては、海の日のビーチクリーン、OBによる初蹴り大会「SAGAYA CUP」、2023年3月の「Attractive Football Lab」(アルビレックス新潟OBの千代反田充、元鹿島の金古聖司を招いた小学生向けサッカー教室に約150人が参加)などを行っている。
情報発信にも積極的で、2018年に公式SNS、2020年に公式サイト、2022年に公式アプリを立ち上げている。
2026年の注目選手
| 選手 | 備考 |
|---|---|
| 中渡陽咲 | チーム最多タイの3得点(第2・5・6節)。第6節の決勝点も |
| 細谷陽翔 | チーム最多タイの3得点(第4・7・8節) |
| 大岩秀行 | 第4節のツエーゲン金沢U-18戦で2得点 |
| 桑野来翔 | 第5節・丸岡戦で得点 |
| 山本琉羽 | 第5節・丸岡戦で得点 |
| 北村望 | 第10節・日本文理2nd戦で得点 |
| 町田航大 | 第10節・日本文理2nd戦で得点 |
| 原生吹輝 | 第4節・ツエーゲン金沢U-18戦で得点 |
| 八幡景羽 | 第11節・ツエーゲン金沢U-18戦で得点 |
※2026年のプリンスリーグで得点を記録した選手。学年・ポジションは公表資料で確認できていないため記載していない。
2026年 プリンスリーグ北信越2部 戦績
| 節 | 日付 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/5 | 金沢学院 1-0 北越 | ● | — |
| 第2節 | 4/12 | 新潟明訓 2-1 北越 | ● | 中渡陽咲(28分) |
| 第3節 | 4/19 | 日本文理2nd 1-0 北越 | ● | — |
| 第4節 | 4/26 | 北越 4-4 ツエーゲン金沢U-18 | △ | 大岩秀行2(22分・26分)、細谷陽翔(47分)、原生吹輝(81分) |
| 第5節 | 5/4 | 北越 3-0 丸岡 | ○ | 桑野来翔(47分)、山本琉羽(72分)、中渡陽咲(73分) |
| 第6節 | 7/11(5/10から延期) | AC長野パルセイロU-18 0-1 北越 | ○ | 中渡陽咲(45分) |
| 第7節 | 5/17 | 開志学園JSC 1-1 北越 | △ | 細谷陽翔(49分) |
| 第8節 | 5/24 | 北越 1-2 金沢学院 | ● | 細谷陽翔(76分) |
| 第9節 | 6/13 | 北越 0-0 新潟明訓 | △ | — |
| 第10節 | 6/28 | 北越 2-2 日本文理2nd | △ | 北村望(77分)、町田航大(81分) |
| 第11節 | 7/5 | ツエーゲン金沢U-18 3-1 北越 | ● | 八幡景羽(45分) |
11試合を終えて2勝4分5敗・勝点10・14得点16失点・得失点差−2で5位につけている。開幕から3連敗(いずれも1点差)と苦しい入りだったが、第4節のツエーゲン金沢U-18戦で4-4と打ち合って連敗を止め、第5節の丸岡戦に3-0で今季初勝利を挙げた。引き分けが4つあり、1点差の惜敗と引き分けの多さが目立つシーズンとなっている。得点は9人で14点を分け合い、中渡陽咲と細谷陽翔の3得点がチーム最多である。得点者の合計はチーム総得点と一致する。第12節以降は9月から再開する。
2026年度 インターハイ新潟県予選
| ラウンド | 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 4回戦 | 6/1 | 東京学館新潟 | △1-1(PK4-3) |
| 準々決勝 | 6/3 | 加茂暁星 | ○2-0 |
| 準決勝 | 6/6 | 帝京長岡 | ●0-3 |
シード登場となった4回戦は東京学館新潟とPK戦の末に勝ち上がり、準々決勝は加茂暁星を2-0で下したが、準決勝で帝京長岡に0-3で敗れ、ベスト4で大会を終えた。この年の優勝は新潟明訓だった。
輩出した主なプロ選手
有田光希(2009年度卒・FW)は、J2通算300試合51得点という記録を残した。ヴィッセル神戸・愛媛FC・京都サンガF.C.・ヴァンフォーレ甲府・鹿児島ユナイテッドFCでプレーし、2026年はJFLのラインメール青森FCに在籍している。
小林心(FW)は、グランセナ新潟から北越、流通経済大学を経て高知ユナイテッドSCへ進んだ。高知時代の天皇杯でガンバ大阪を破った試合の先制点を挙げ、J3で月間MVPにも選ばれた。2026年はJ2のベガルタ仙台でプレーしている。
佐藤喜生(2015年度卒・DF・184cm)は、桐蔭横浜大学からギラヴァンツ北九州へ進み、2026年は栃木シティに在籍している。
有田光成(2011年度卒)は、有田光希の実弟である。松本山雅FC・藤枝MYFC・松江シティでプレーした。
髙橋慧(2016年度卒)は、フットサルに転向し、2019〜2020年にFリーグのボアルース長野でプレーした。
プロ選手の現所属クラブは移籍により変動する場合があります。最新の所属情報は各クラブ公式サイトなどでご確認ください。
なお、2026年ワールドカップの日本代表に、北越出身者はいない。