関西学院高校 U-18 高校サッカー

「関西学院高校」サッカー部は兵庫県西宮市を拠点とする高円宮杯 U-18 プリンスリーグ関西2部所属の高校サッカー部。監督は岡本 歴大。最新の順位・歴代タイトル・OB選手情報をまとめています。

兵庫県関西学院サッカー部はプリンスリーグ関西2部 所属。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
プリンスリーグ関西2部
所在地
兵庫県西宮市
監督
岡本 歴大

チームの特徴

兵庫県西宮市上ケ原にある関西学院高等部のサッカー部で、部員は100名を超える大所帯である。Aチームと各学年のBチームによる4カテゴリー制をとっており、Bチームは高円宮杯U-18兵庫県リーグ2部に所属している。

関西学院は1961年度の全国高校サッカー選手権でベスト4まで勝ち上がった古豪でありながら、その後は長く全国の舞台から遠ざかっていた。2018年度に50年ぶりの選手権全国出場2021年には54年ぶりのインターハイ出場を果たし、2025年には部史上初めてプリンスリーグへ昇格したというのが現在地である。

部のモットーは「Cross the Whiteline」。「白線を越えてもなお、あきらめずにボールを追いかける」という姿勢を意味する言葉である。なお、学校全体の校訓である「Mastery for Service」はサッカー部独自の理念ではなく、関西学院という学校が掲げるものである。

関西学院大学の学生がクラブ活動をサポートする体制があり、部の指導陣には学生スタッフ13名(FPコーチ11名・GKコーチ2名)が名を連ねている。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 出場10回・4強1回(1961年度) 同部の最高成績
全国高校総体(インターハイ) 出場2回(1967年・2021年) いずれも初戦敗退
選手権 2018年度・第97回大会 出場 1968年度以来50年ぶり。全国は1回戦で星稜に0-2
インターハイ 2021年 兵庫県予選 優勝 1967年以来54年ぶりの全国出場。本大会は初戦(2回戦)で大阪桐蔭に1-2
兵庫県リーグ1部 優勝(2024年度) プリンスリーグ関西2部へ昇格
兵庫県リーグ1部 3位(2022年度・2023年度)
2026年度 インターハイ兵庫県予選 ベスト8 準々決勝で神戸弘陵に1-2

チームの歩み

関西学院高等部サッカー部の最高成績は、1961年度・第40回全国高校サッカー選手権でのベスト4である。しかし1968年度を最後に選手権の全国大会から遠ざかった

次に全国切符をつかんだのは、それから50年後の2018年度・第97回大会だった。2018年11月11日、ノエビアスタジアム神戸で行われた兵庫県大会決勝で県立西宮に2-1で勝利し、1968年度以来50年ぶりの全国大会出場を決めた。全国大会は1回戦で星稜(石川)に0-2で敗れている。

インターハイでも同様の展開が繰り返された。関西学院のインターハイ全国出場は1967年と2021年の2回のみである。2021年6月6日、兵庫県予選の決勝で報徳学園を1-0で下し、1967年以来54年ぶりの全国出場を決めた。10年ぶりに勝ち進んだ決勝は、延長戦に入るかと思われた後半アディショナルタイム(35+1分)、右CKをMF岩崎陸歩(2年)がショートコーナーで繋ぎ、それを受けたDF紀伊野敬大(3年)が右足で突き刺した劇的な決勝ゴールで決着した。この試合、関西学院は70分間、交代カードを1枚も使わなかった。当時指揮を執っていた山根誠監督は、勝因についてこう語っている。

トレーニングで培ってきた70分戦い抜けるだけの選手たちの運動量と集中力

水木金の週3日はゲーム形式で何本も紅白戦を重ね、週末に公式戦をこなすというスケジュールで積み上げてきた成果だった。当時の主将は東昂希(3年)。全国大会本大会は初戦(2回戦)で大阪桐蔭に1-2で敗れたが、その舞台は54年前と同じ福井県だった。

その後もチームは兵庫県リーグ1部で力をつけ、2022年度・2023年度と2年連続で3位となった。そして2024年度に兵庫県リーグ1部を制覇すると、2024年12月15日、J-GREEN堺で行われた参入戦で立命館守山に1-0で勝利し、部史上初めてプリンスリーグ関西2部への昇格を決めた。得点は62分の村田梁馬(2年)、この日守り抜いたチームの主将は岩岸幸楽(3年)だった。

2025年はプリンス1年目で関西2部6位。2026年はプリンス2年目のシーズンとなっている。

指導体制と学生コーチ

2026年の監督は岡本歴大である。アルビレックス新潟U-15やヴィッセル神戸U-15で指揮を執った経歴を持ち、関西学院ではコーチから昇格して監督に就任した。2023年度にはすでにチームを率いている。

岡本監督が浸透させてきたのは、自陣から相手を見て判断よくボールを動かし、フィニッシュまで持ち込むスタイルで、主導権を握る試合が増えてきたと評されている。

スタッフには顧問3名(西室雅央・藤田遼・中田和宏)のほか、社会人スタッフ、アシスタントコーチ、学生スタッフ13名(FPコーチ11名・GKコーチ2名)、アドバイザースタッフ4名、チームドクター、チームトレーナーが名を連ねる大所帯である。

チームドクターを務める増本吉伸医師(増本整形外科クリニック院長)は、高等部サッカー部のOBである。

学校は「教員や関西学院大学の学生がクラブ活動をサポートする」という方針を掲げており、実際に2018年の取材でも、学生コーチの指導のもとで選手たちが技術や判断力を磨いている様子が伝えられている。

部のモットー「Cross the Whiteline」の由来は、2004年度に当時の山根誠監督が手記に記した「Cross the white line=ゴールラインを越すまでプレーを続けろ」という言葉である。以来20年以上にわたって受け継がれてきた言葉だ。学校の校訓「Mastery for Service」とは別に、サッカー部が独自に大切にしてきたモットーである。

なお、50年ぶりの選手権出場を決めた2018年度も、54年ぶりのインターハイ出場を決めた2021年も、指揮を執っていたのは山根誠監督だった。

練習環境(関西学院第4フィールド)

部の拠点は、関西学院西宮上ケ原キャンパス内にある「第4フィールド」(サッカー場)である。2009年に完成したこのグラウンドは丘の上にあり、選手たちは登ってグラウンドへ向かう。人工芝が敷かれ、照明も備わっており、関西学院大学サッカー部と共用している。高校生が日常的に大学生の練習を目にできる恵まれた環境である。

2026年のプリンスリーグ関西2部でも、ホーム戦(4/25・4/29・9/6・9/19・12/5)の会場として使われている。

2026年の注目選手

選手 学年 ポジション 備考
奥田泰翔 3年 FW(背番号11) チーム9得点中6得点。リーグ得点ランキング5位タイ。前所属は神戸FC
前田大河 1年 DF 2026年度 国民スポーツ大会近畿ブロック大会の兵庫県代表に選出されたとされる。前所属はヴィッセル神戸伊丹
仲嶌涼 3年 FW 第2節で得点。前所属はポルベニルカシハラ
岡田唯人 2年 MF 第2節・ヴィッセル神戸U-18(B)戦で得点。前所属はヴィッセル神戸伊丹
下内壮太 1年 MF 第1節・関大北陽戦で得点。前所属はセレッソ大阪西
金谷直太朗 3年 GK 前所属はセレッソ大阪西
村上友悟 3年 DF 関西学院中出身の内部進学
白崎遥陽 3年 DF 関西学院中出身の内部進学
前川俊也 3年 MF 関西学院中出身の内部進学
川谷大輝 3年 MF 前所属はヴィッセル神戸
大影倖一郎 3年 MF 前所属はヴィッセル神戸

※学年・前所属は2026年度の登録メンバー表による。

2026年度の登録メンバーは、関西学院中学部からの内部進学者と、ヴィッセル神戸・セレッソ大阪のアカデミー出身者が混在する構成となっている。

2026年 プリンスリーグ関西2部 戦績

日付 会場 対戦 結果 得点者
第1節 4/5 J-GREEN堺S4 関大北陽 2-1 関西学院 下内壮太(85分)
第2節 4/11 J-GREEN堺S2 ヴィッセル神戸U-18(B) 0-4 関西学院 仲嶌涼(16分)、岡田唯人(23分)、奥田泰翔2(69分・79分)
第3節 4/18 履正社茨木グラウンド 東海大仰星 7-1 関西学院 奥田泰翔(65分)
第4節 4/25 関西学院第4フィールド(ホーム) 関西学院 0-2 大阪桐蔭
第5節 4/29 関西学院第4フィールド(ホーム) 関西学院 0-2 滝川第二
第6節 5/4 三田学園 関西学院 0-2 京都橘(B)
第7節 5/10 金光大阪G 金光大阪 3-0 関西学院
第8節 6/13 神戸弘陵グラウンド 関西学院 2-3 近江(B) 奥田泰翔2(19分・90+2分)
第9節 6/21 京都共栄学園 京都共栄 2-1 関西学院 奥田泰翔(38分)

9試合を終えて1勝0分8敗・勝点3・9得点23失点・得失点差−14で10位(最下位)につけている。唯一の勝利は第2節(4/11)のヴィッセル神戸U-18(B)戦の4-0。チーム9得点のうち6点を奥田泰翔が挙げており、リーグ得点ランキングでも5位タイにつけている。第4節と第5節はホームの関西学院第4フィールドで開催された。後半戦は9月6日の第10節・関西大学北陽戦(関西学院第4フィールド)から再開し、ホーム開催は9月19日と12月5日にも組まれている。

2026年度 インターハイ兵庫県予選

2026年度のインターハイ兵庫県予選で、関西学院は県立西宮に1-0、啓明学院に2-1、明石商に2-1と3試合すべてを1点差で勝ち上がり、ベスト8に進出した。準々決勝では神戸弘陵に1-2で敗れて涙をのんだ。

輩出した主なプロ選手

梶川諒太(1989年生・MF)は、関西学院高等部から関西学院大学へ進学し、東京ヴェルディ・湘南ベルマーレ・V・ファーレン長崎・徳島ヴォルティスなどでプレーした。2026年は藤枝MYFCに所属している。高等部では2006年度の主将を務め、同年の近畿高校サッカー選手権でベスト8まで勝ち上がった。大学では2008年に関西学生リーグ新人賞を受賞している。

望月想空(2001年生・FW)は、2018年の50年ぶり選手権出場時に背番号10のFWとして2年生で登録されていた。関西学院大学からFC大阪を経て、2026年は奈良クラブでプレーしている。2024年7月27日に記録したプロ初ゴールは、J3リーグ通算7,500ゴール目という節目のゴールだった。

プロ選手の現所属クラブは移籍により変動する場合があります。最新の所属情報は各クラブ公式サイトなどでご確認ください。

なお、2026年ワールドカップの日本代表に、関西学院高等部出身者はいない。

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