開志学園JSC高等部 U-18 高校サッカー

「開志学園JSC高等部」サッカー部は新潟県北蒲原郡聖籠町を拠点とする高円宮杯 U-18 プリンスリーグ北信越2部所属の高校サッカー部。2005年創部、監督は宮本 文博。最新の順位・歴代タイトル・OB選手情報をまとめています。

新潟県開志学園JSCサッカー部はプリンスリーグ北信越2部 所属(2005年創部)。最新の順位・歴代タイトル・OB選手・育成哲学などを徹底まとめ。

所属リーグ
プリンスリーグ北信越2部
創部
2005年
所在地
新潟県北蒲原郡聖籠町
監督
宮本 文博

チームの特徴

新潟県北蒲原郡聖籠町にある「開志学園JAPANサッカーカレッジ高等部」のサッカー部である。学校法人国際総合学園(NSGグループ)が運営し、教育連携先の学校法人大彦学園 開志学園高等学校とのダブルスクールにより高体連登録が可能となっている。2005年に設立され、アルビレックス新潟のアマチュア育成組織という位置づけを持つ。

公式サイトによると、高等部の男子は「高体連登録とユース登録の2チームで構成されており、直接対決の機会も含めて切磋琢磨しながらそれぞれの頂点を目指す」チームであり、全国100チーム超のジュニアユースから選手が集まる寮制の学校でもある。

なお、新潟県胎内市の「開志国際高等学校」は別の学校であり、2026年度インターハイ新潟県予選でも開志学園JSCとは別チームとして出場している。

主な実績

大会 実績 備考
全国高校サッカー選手権 出場1回(2014年度) ベスト16
全国高校総体(インターハイ) 出場3回(2010・2014・2021年) いずれも初戦敗退
全日本ユース(U-18)選手権 出場1回(2007年) 1次ラウンド敗退
選手権新潟県予選 優勝(2014年度) 準優勝は2023年度・2024年度
インターハイ新潟県予選 優勝3回(2010・2014・2021年)
北信越高校体育大会 優勝(2021年) 決勝は日本文理と0-0で両校優勝
2026年度インターハイ新潟県予選 ベスト8

チームの歩み

2005年、学校法人国際総合学園(NSGグループ)によりJAPANサッカーカレッジ高等部(開志学園JSC高等部)が設立された。2010年に全国高校総体(インターハイ)に初出場すると、2014年には2度目のインターハイ出場を果たすとともに、同年度の第93回全国高校サッカー選手権にも初出場した。この選手権では2回戦で宇治山田商業に3-2で勝利し、3回戦で日大藤沢に0-3で敗れてベスト16まで進んだ。これが同校サッカー部の全国大会における最高成績である。

2021年度は新潟県高等学校総合体育大会サッカー競技大会の決勝で日本文理を1-0で下し、3度目のインターハイ全国出場を果たした。同年の北信越高校体育大会でも優勝している。準々決勝で水橋と1-1からPK戦(8-7)を制し、準決勝でも星稜と2-2からPK戦(4-3)を制して決勝へ進出。2021年6月20日の決勝は日本文理と0-0で終わり、規定により両校優勝となった。

2022年には金沢ユースチャレンジカップに出場し、決勝トーナメント1回戦で北陸と1-1からPK戦(5-4)で勝利したのち、準決勝で松本山雅FC U-18に2-3で敗れ、3位決定戦でも青森山田に1-2で敗れて4位となった。予選リーグでは滝川第二に4-1、浪速に3-1で勝っている。

プリンスリーグでの歩み

年度 リーグ 順位
2010 プリンス北信越2部 2位
2011 プリンス北信越1部 5位
2012 プリンス北信越1部 4位
2013 プリンス北信越 9位
2018 プリンス北信越 8位
2019 プリンス北信越 10位
2025 プリンス北信越2部 6位
2026 プリンス北信越2部 7位(第11節終了時点)

※出典(ゲキサカ「昇降格実績」欄)は昇降格が発生した年だけを列挙する仕様のため、記載のない年の所属・順位は不明である。

2010年にプリンス北信越2部で2位となり、翌2011年に1部へ昇格した。1部では2011年5位・2012年4位という成績を残している。2018年8位、2019年は10位で2部へ降格した。2021年11月の参入戦では1回戦で北陸に5-0で勝利したが、決定戦で日本文理に1-3で敗れ、3・4位決定戦は松本国際に3-1で勝ったものの昇格を逃した。2024年11月の参入戦では1回戦でカターレ富山U-18 2ndに3-0、決定戦でAC長野パルセイロU-18に1-0で勝利し、プリンス北信越2部への昇格を果たした。2025年が復帰初年度で6位、2026年は2年目のシーズンとなっている。

育成システムと学校の仕組み

JAPANサッカーカレッジ高等部と同時に、教育連携先である開志学園高等学校にも在籍する「ダブルスクール」の仕組みを採っている。これにより高等学校卒業資格に加えて専修学校「高等課程」卒業資格も取得でき、大学進学や高体連登録も可能となっている。高体連登録が可能になることで、インターハイや全国高校サッカー選手権への出場が実現している。

開志学園高等学校へのスクーリングは年16回で、午前授業(国語・数学・英語)と午後のトレーニング、あるいは午前のトレーニングと午後授業を組み合わせた2部練習制を採っている。男子のトレーニングは15:00〜17:00と17:00〜19:00の2部制で、独自科目として「サッカー職業論」などを設けている。

卒業後の進路はJAPANサッカーカレッジ(専門学校)進学、大学進学、プロ契約の3つに大別され、専門学校進学後もアルビレックス新潟やアルビレックス新潟シンガポールへのインターンシップ・契約のチャンスがあるという。大学進学実績には筑波大学・早稲田大学・法政大学・中央大学・順天堂大学・日本体育大学・立正大学などがある。公式サイトにはアルビレックス新潟の強化部長・寺川能人氏の推薦コメントも掲載されている。

施設

項目 内容
人工芝 ハイブリッドターフのグラウンド2面
天然芝 半面
照明 LED照明設備6機(ナイター対応)
トレーニングルーム 有酸素系・ウェイト系の2ルーム
トレーナールーム プロ仕様のトレーナーベッドを完備
食事 管理栄養士の指導に基づいた昼食を学生全員に提供
学生寮 男子寮・女子寮(冷蔵庫・洗濯機完備)
その他 パソコンルーム、遠征用の専用バス

学校周辺にはアルビレックス新潟のホームグラウンド兼クラブハウス「アルビレッジ」や、デンカビッグスワンスタジアムがあり、学生も練習や実習で日常的に使用している。

指導方針

部の指導方針は「サッカーという素晴らしいスポーツを通した『人間力』の育成」を掲げ、「トレーニング」「教育」「栄養」「休養」の4つの柱に重点を置いている。学校・チーム・寮の担当者が連携し、それぞれの目的にあった指導で自立した人間性を養うとしており、モットーは「サッカーを通じた人間形成」である。

指揮を執る宮本文博監督は、公式サイトの肩書きでは「第93回全国高校サッカー選手権大会男子監督」と紹介されている。2026年のベンチスタッフは近江宏武・松﨑駿太・糸井将恵・松元雄大が中心で、近江宏武はJFA公認A級ジェネラル・GKレベル3コーチ、松﨑駿太はJFA公認B級の資格を持つ。

なお、教育連携先である開志学園高等学校の教育理念は「個性の力は無限大」である。

2026年の注目選手

選手 備考
佐久間夢生 チーム最多の4得点(第6節2得点・第8節・第11節)
中村愛偲 2得点(第3節・第10節)。第3節はシーズン唯一の勝利をもたらす決勝点
森村怜平 第7節・北越戦で得点
山嵜峻裕 第1節・丸岡戦で得点
佐々木健 第9節・AC長野パルセイロU-18戦の90分に同点弾
落合亮太 第4節・金沢学院大附戦で得点

※2026年のプリンスリーグで得点を記録した選手。学年・ポジションは公表資料で確認できていないため記載していない。

2026年 プリンスリーグ北信越2部 戦績

日付 対戦 結果 得点者
第1節 4/5 丸岡 2-1 開志学園JSC 山嵜峻裕(59分)
第2節 4/12 開志学園JSC 0-0 AC長野パルセイロU-18
第3節 4/19 ツエーゲン金沢U-18 0-1 開志学園JSC 中村愛偲(37分)
第4節 4/26 金沢学院大附 3-1 開志学園JSC 落合亮太(54分)
第5節 5/4 開志学園JSC 0-1 新潟明訓
第6節 5/10 日本文理2nd 3-2 開志学園JSC 佐久間夢生2(5分・31分)
第7節 5/17 開志学園JSC 1-1 北越 森村怜平(6分)
第8節 5/23 開志学園JSC 1-2 丸岡 佐久間夢生(11分)
第9節 6/14 AC長野パルセイロU-18 1-1 開志学園JSC 佐々木健(90分)
第10節 6/28 開志学園JSC 1-5 ツエーゲン金沢U-18 中村愛偲(51分)
第11節 7/5 開志学園JSC 1-4 金沢学院大附 佐久間夢生(6分)

11試合を終えて1勝3分7敗・勝点6・10得点22失点、得失点差−12でリーグ7位につけている。唯一の勝利は第3節のツエーゲン金沢U-18戦で、アウェーで1-0の完封勝ちを収めた。得点は6人で10点を分け合い、佐久間夢生の4得点がチーム最多でリーグ得点ランキング5位タイである。得点者の合計はチーム総得点と一致する。第12節以降は新潟明訓戦(アウェー)、日本文理2nd戦(ホーム)、北越戦(アウェー)を残している。

2026年度 インターハイ新潟県予選

ラウンド 日付 対戦 結果
4回戦 6/1 長岡 ○2-1
準々決勝 6/3 日本文理 ●0-2

シード登場となった4回戦で長岡に2-1で勝利したが、準々決勝で日本文理に0-2で敗れ、ベスト8で大会を終えた。この年の優勝は新潟明訓で、決勝で帝京長岡を3-0で下している。

近年の新潟県予選

年度 大会 成績
2025年度 選手権予選 ベスト4
2025年度 インハイ予選 ベスト8
2024年度 選手権予選 準優勝
2024年度 インハイ予選 準優勝
2023年度 選手権予選 準優勝
2023年度 インハイ予選 4回戦敗退
2022年度 選手権予選 ベスト8
2022年度 インハイ予選 ベスト8
2021年度 選手権予選 ベスト8
2021年度 インハイ予選 優勝(全国出場)
2020年度 選手権予選 ベスト4

帝京長岡・新潟明訓・日本文理という新潟県内の強豪と、決勝や準決勝で毎年のように対戦している。

輩出した主なプロ選手

金浦真樹(2018年卒・MF・大阪府出身)は、千里丘FCから進学し、立正大学を経て藤枝MYFC(2022年J3・2023年J2)でプレーした。2024年からはガイナーレ鳥取に在籍している。

工藤駿(2019年卒・DF・青森県出身)は、岩木JFC→AC弘前を経て進学し、日本体育大学からAC長野パルセイロへ2024年に加入した。2025年8月にアトレチコ鈴鹿へ期限付き移籍している。

杉山颯汰(2018年度卒・DF・愛知県出身)は、長久手SSS・長久手市立南中学校を経て進学し、2019年にアルビレックス新潟シンガポールでプレーした。その後、沖縄SV・ベルガロッソいわみ・コバルトーレ女川でプレーしている。

プロ選手の現所属クラブは移籍により変動する場合があります。最新の所属情報は各クラブ公式サイトなどでご確認ください。

なお、酒井高徳・本間至恩・早川史哉ら新潟ゆかりの多くのプロ選手は「開志学園高等学校の卒業生」ではあるが、在学中にプレーしていたのはアルビレックス新潟ユース/U-18であり、開志学園JSCの選手ではない。前述のとおり同校には高体連登録チームとユース登録チームの2つのサッカーチームがあり、アルビレックス新潟U-18の選手も同じ学校に籍を置いているためである。当ページでは、開志学園JSC(高体連登録チーム)でプレーした選手のみをOBとして掲載している。

関連リンク