チームの特徴
西武台高校サッカー部は、埼玉県新座市にある学校法人武陽学園運営の私立・西武台高等学校のサッカー部である。1981年の学校開校と同時に創部された。現在は高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ関東2部に所属し、2023年から4年連続(2023〜2026年)でこのカテゴリーを戦っている。近年はインターハイ埼玉県予選で2024・2025・2026年度と3年連続で決勝に進出し準優勝を続けており、埼玉県内でも上位に位置する存在である。
スタイル: 2026年第2節の矢板中央戦では3-4-1-2の布陣を採用し、DF阿部貴史とMF野網凛生を前線に並べる可変的な運用を見せた。関根雄太監督はこの試合後、「去年から出ている子たちが少ないので、そこはちょっと時間がかかるのかな」と、新チームの熟成には時間を要するとの見方を語っている。
※出典:埼玉サッカー通信、部活ナビ、高校サッカードットコム
主な実績
| 大会 | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 全国高校総体(インターハイ) | 準優勝(1995年・第30回) | 決勝 習志野(千葉)に0-4 |
| 全国高校総体(インターハイ) | ベスト4(2010年・第45回) | 準決勝 滝川第二(兵庫)に0-4 |
| 全国高校サッカー選手権 | 通算4回出場(2004・2009・2010・2021年度) | 初出場は2004年度(第83回) |
| 全国高校サッカー選手権 | ベスト8(2010年度・第89回) | 埼玉県予選決勝は正智深谷に6-0 |
| 2015年 埼玉県内3冠 | 新人戦・関東大会埼玉県予選・総体埼玉県予選の3冠 | インターハイ本大会は2年連続10回目の出場 |
| インターハイ埼玉県予選 | 3年連続準優勝(2024・2025・2026年度) | いずれも決勝で昌平に敗れる |
| 埼玉県新人戦 | 令和6年度優勝、令和7年度ベスト4 | 令和5年度は武南と両校優勝 |
| 第12回和倉ユースサッカー大会2024 | 第4位 | 予選リーグ・決勝トーナメントを勝ち上がる |
| 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ関東2部(2026・第9節終了時点) | 4位(10チーム中) | 4勝2分3敗・勝点14 |
チームの歩み
創部(1981年)
学校法人武陽学園が1981年に西武台高等学校として開校し、サッカー部もこれと同時に創部された。
1995年 全国高校総体準優勝
第30回全国高校総体(1995年・鳥取県開催)の決勝で習志野(千葉)に0-4で敗れ、準優勝となった。これは同校の全国大会における最高成績である。当時2年生だった河合竜二は、後にJリーグで長く活躍することになる。
2010年 総体ベスト4と選手権ベスト8
第45回インターハイ(2010年・沖縄県開催)では準決勝で滝川第二(兵庫)に0-4で敗れベスト4。同年冬の第89回全国高校サッカー選手権では2年連続3回目の出場(初出場は2004年度・第83回)を果たし、埼玉県予選決勝の正智深谷戦を6-0で突破(FW佐々木のハットトリック)、全国では準々決勝進出(ベスト8)という選手権での最高成績を残した。当時のエースFW清水慎太郎は、この大会で4試合5得点をマークし大宮アルディージャ加入内定選手だった。
2015年 県内3冠
2015年(平成27年度)には埼玉県新人戦・関東大会埼玉県予選・総体埼玉県予選の3冠を達成した。インターハイ本大会は2年連続10回目の出場で、1回戦は中京大中京に3-2で勝利したものの、2回戦で米子北に1-2で敗れた。
近年(2022年以降)のカテゴリと県内の戦い
プリンスリーグでは2022年に関東1部に在籍し、2023年から関東2部で戦っている(2026年で4年連続)。全国高校サッカー選手権では2021年度に11年ぶり4回目の全国出場を果たした(全国1回戦で三重に敗退)。インターハイ埼玉県予選では2024・2025・2026年度と3年連続で決勝に進出したが、いずれも昌平に敗れて準優勝に終わっている(2024年度1-5、2025年度0-1、2026年度1-2)。全国高校サッカー選手権埼玉県予選でも、2024年度(第103回)にベスト4、2025年度(第104回)にベスト8まで勝ち進んでいる。
※出典:ゲキサカ、高校サッカードットコム、Wikipedia歴代成績表、学校公式サイト
育成システム・指導体制
指導体制(2026年度・部活ナビより)
| 役職 | 氏名 | 経歴等 |
|---|---|---|
| 監督 | 関根 雄太 | 同校OB。クマガヤSC→西武台高校→専修大学。社会科教諭・B級ライセンス |
| 総監督 | 守屋 保 | 帝京高校→国士舘大学。体育科教諭・B級ライセンス |
| 部長 | 小田 光彦 | 東海大相模高校→東海大学。数学科教諭 |
| 中学監督兼高校コーチ | 山﨑 健吾 | 柏レイソル青梅→西武台高校→埼玉大学(インターハイ全国ベスト4/選手権全国ベスト8の2010年世代)。中学体育科教諭・B級ライセンス |
| GKコーチ(高校・中学兼任) | 三沢 雅人 | カムイJY→西武台高校→東京国際大学。事務職員・C級 |
| コーチ | 美川 笙乃 | HAN FC→西武台高校→国士舘大学。社会科教諭・C級 |
| コーチ | 仲村 悠希 | 彩野蹴球JY→獨協埼玉高校→東京学芸大学。体育科教諭・C級 |
| トレーナー | 向後 裕樹 | 浦和レッズU15→西武台高校→医学アカデミー。西大宮病院 理学療法士 |
西武台新座中学校との連携:併設の西武台新座中学校サッカー部は、高校サッカー部で活躍できる選手の育成を掲げて6年間の一貫指導に取り組んでいるが、サッカー部自体は2019年頃に創部されたばかりの新しい取り組みである(中学校自体の開校は2011年だが、サッカー部の1期生は中学9期生にあたる)。2024年度には埼玉県学校総合体育大会で優勝、関東中学校サッカー大会で3位、全国中学校サッカー大会でも3位という成績を残している。中学監督は高校コーチも兼任する山﨑健吾、GKコーチの三沢雅人も高校・中学の兼任である。
部員数:学校公式によれば144名(週6日活動)。
出身チームの実態:2026年度名簿を見ると、Forza'02出身者が最多グループを占め、続いて西武台新座中学校、STFC、GRANDE FC U15、クマガヤSC、FC VIDA、AZ'86東京青梅、坂戸ディプロマッツ、クラブ与野、東松山ペレーニア、C.A.アレグレ、tfa、FC杉野など、街クラブと内部進学出身者が主体となっている。浦和レッズU-15・RB大宮アルディージャU-15・ジェフユナイテッド市原・千葉U-15・栃木SC U-15・三菱養和巣鴨JY・FC東京U-15むさし・鹿島アントラーズつくばといったJクラブ下部組織出身者は少数にとどまる。宗岡中・吉川中・北野中・新座第二中・宮原中・指扇中・三原台中など公立中学出身者も一定数在籍する。
施設:西武台高等学校第二グラウンド(人工芝)を使用する。校内グラウンドは野球部などが使うため、サッカー部は学校から徒歩約15分(新座駅から徒歩約20分)の第二グラウンドを拠点とし、プリンスリーグ関東2部のホームゲーム会場としても使われている。
※出典:部活ナビ、学校公式サイト
輩出した主なプロ選手・OB
新井 栄聡(浦和レッズ/GK)
坂戸カンガルーSC→坂戸ディプロマッツFC→西武台高校→流通経済大学→清水エスパルス→ツエーゲン金沢→清水→ブラウブリッツ秋田→大分トリニータ→FC町田ゼルビアと歩み、2026年6月に町田から浦和レッズへ完全移籍で加入した。
河合 竜二(北海道コンサドーレ札幌 ゼネラルマネージャー)
1995年の全国高校総体準優勝時は2年生だった。現役引退後、2025年12月に北海道コンサドーレ札幌のゼネラルマネージャーに就任し、2026年5月時点でも在任が確認されている。
関口 凱心(RB大宮アルディージャ/DF)
大宮アルディージャジュニアユース→西武台高校→山梨学院大学を経て、2026年はRB大宮アルディージャに所属(背番号37)。
そのほかのOBは以下のとおりである。
- 高橋クリス(GK):カマタマーレ讃岐
- 黒木謙吾(DF):テゲバジャーロ宮崎
- 高麗稜太(GK):松本山雅FC
- 橋本陸(DF):ラインメール青森FC(JFL)
- 三沢直人(MF):レノファ山口FC
- 山口大輝(MF):いわきFC。2015年の県内3冠世代
- 岡﨑大志郎(FW):奈良クラブから2026年6月にいわてグルージャ盛岡へ期限付き移籍
- 若谷拓海(MF):FC TIAMO枚方(JFL)
- 松本和樹(MF):Honda FC(JFL)。2010年の主将
- 島田祐輝:水戸ホーリーホック サステナビリティ部兼普及コーチ
2026年W杯日本代表26名に同校OBの選出はない。
補足:プロ選手・指導者の所属は異動により変動する。最新の情報はJリーグ公式サイトなどでご確認いただきたい。
2026年の注目選手
2026年のチームは主将MF高橋祐輔(3年・背番号10)を軸に、プリンスリーグ関東2部で得点を挙げた8名の3年生が攻撃をけん引している。
| 選手 | 学年・ポジション | 前所属 | 2026年プリンス関東2部での実績 |
|---|---|---|---|
| 高橋 祐輔 | 3年・MF・主将 | RB大宮アルディージャU-15 | 1得点(第5節・桐光学園戦の同点弾) |
| 阿部 貴史 | 3年・DF | Forza'02 | 2得点(第3節・鹿島学園戦) |
| 唐﨑 将 | 3年 | FCトッカーノ | 2得点(第3節・第8節) |
| 山﨑 暖大 | 3年 | 浦和レッドダイヤモンズU-15 | 2得点(第4節・第8節) |
| 藤﨑 瑛尚 | 3年 | 坂戸ディプロマッツ | 2得点(第5節・第9節) |
| 松井 秀太 | 3年 | 栃木SC U-15 | 2得点(第6節の決勝点・第7節) |
| 田邊 風雅 | 3年 | FC HORTENCIA相模原 | 1得点(第7節) |
| 野網 凛生 | 3年・MF | Forza'02 | 1得点(第7節) |
2026年 プリンスリーグ関東2部の得点者
| 選手 | 得点 | 内訳 |
|---|---|---|
| 阿部 貴史 | 2 | 第3節・鹿島学園戦で2得点 |
| 唐﨑 将 | 2 | 第3節・鹿島学園戦、第8節・鹿島ユースB戦(12分) |
| 山﨑 暖大 | 2 | 第4節・横浜FMユース戦(32分)、第8節・鹿島ユースB戦(52分) |
| 藤﨑 瑛尚 | 2 | 第5節・桐光学園戦(80分)、第9節・日体大柏戦(18分) |
| 松井 秀太 | 2 | 第6節・日大藤沢戦(90+2分=決勝点)、第7節・町田ユース戦(90+4分) |
| 高橋 祐輔 | 1 | 第5節・桐光学園戦(90+4分=同点弾) |
| 田邊 風雅 | 1 | 第7節・町田ユース戦(33分) |
| 野網 凛生 | 1 | 第7節・町田ユース戦(45+2分) |
→ 8選手の得点を合計すると13得点となり、チームの総得点(GF13)と完全に一致している。
※学年・前所属は部活ナビの登録メンバー、得点内訳はゲキサカ「プリンスリーグ関東2部 2026シーズン日程」、主将・布陣は埼玉サッカー通信による。卒業生は含めない。
2026年プリンスリーグ関東2部 前期の戦績
| 節 | 日付 | 対戦相手 | スコア | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 4/5 | 栃木SC U-18(A) | 0-2 | ● |
| 第2節 | 4/11 | 矢板中央(H) | 0-4 | ● |
| 第3節 | 4/19 | 鹿島学園(A) | 3-1 | ○ |
| 第4節 | 4/25 | 横浜F・マリノスユース(H) | 1-1 | △ |
| 第5節 | 5/3 | 桐光学園(A) | 2-2 | △ |
| 第6節 | 5/10 | 日大藤沢(A) | 1-0 | ○ |
| 第7節 | 5/17 | FC町田ゼルビアユース(H) | 3-1 | ○ |
| 第8節 | 6/21 | 鹿島アントラーズユースB(A) | 2-0 | ○ |
| 第9節 | 6/28 | 日体大柏(H) | 1-2 | ● |
→ 9試合を終えて4勝2分3敗・勝点14、13得点13失点(得失点差0)で10チーム中4位につけている。開幕2連敗というスタートから、第6〜8節の3連勝で立て直した。なお日大藤沢と矢板中央は1試合未消化(8試合消化)である。後半戦は9月5日の第10節・栃木SC U-18戦(ホーム)から再開し、第18節(12月5日)まで戦われる。最新の順位はプリンスリーグ関東2部で確認できる。
※試合結果・順位はゲキサカの日程・結果、および本サイトの順位データによる。
2026年のその他の公式戦
令和8年度インターハイ埼玉県予選では、3回戦で春日部に7-0、準々決勝で浦和東に1-0、準決勝で浦和学院に1-0と勝ち上がり決勝に進出したが、決勝は昌平に1-2で敗れ準優勝に終わった。
令和7年度埼玉県新人戦は、1回戦で浦和西に4-0、準々決勝で東京成徳大深谷に2-1と勝ち上がったが、準決勝で武南に0-4で敗れベスト4となった。
ニューバランスカップin時之栖2026(裏選手権)では、決勝トーナメント1回戦で名古屋に3-1、準々決勝は東海大相模とPK戦(1-1・PK1-4)、準決勝も藤枝東とPK戦(1-1・PK3-5)で敗れ、3位決定戦は帝京に2-7で敗れて第4位となった。
第14回和倉ユースサッカー大会2026(8月6日〜10日)には、グループFで履正社・帝京大学可児・広島皆実と同組で出場中である。
SAITAMA YOUTH CUP 2026(8月16日〜)にも出場予定である。
※出典:高校サッカードットコム、ゲキサカ、埼玉サッカー通信