全国中学校サッカー大会2026(第57回・全中)

🏆 優勝:神村学園中等部(鹿児島)決勝 1-0 静岡学園中/2年ぶり4回目の優勝

令和8年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会(全中)は、2026年8月18日(火)〜23日(日)に広島県で開催されている、中学校世代の夏の日本一決定戦です。全国9地域の予選を勝ち抜いた代表と開催地代表の32チームがノックアウトトーナメントで頂点を争います。優勝は神村学園中等部(鹿児島)。決勝で前回王者の静岡学園中を1-0で下し、2024年以来2年ぶり4回目の全国制覇を果たしました。準決勝で京都精華学園中を1-0、決勝も1-0と、大会終盤は2試合連続の完封勝ち。5試合で失点はわずか2という守備が優勝を支えました。

最終更新:2026年8月23日(全日程終了。優勝は神村学園中等部)

大会概要

  • 大会名:令和8年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会
  • 日程:2026年8月18日(火)〜8月23日(日)(1回戦は8月19日)
  • 会場:広島県(エディオンピースウイング広島、ホットスタッフフィールド広島、サンフレッチェビレッジ、Balcom BMW Stadium、福山通運ローズスタジアム ほか9会場)
  • 出場:全国9地域の代表+開催地代表の32チーム
  • 方式:ノックアウトトーナメント(1回戦8/19 → 2回戦8/20 → 準々決勝8/21 → 準決勝8/22 → 決勝8/23)
  • 決勝会場:エディオンピースウイング広島(サンフレッチェ広島の本拠地)

全中は中学校の部活動を中心とする全国中学校体育大会の一種目ですが、部活動の地域移行の流れを受けて地域クラブの参加も認められており、今大会も東かがわクラブ(香川)・FC内野(新潟)・KAMI F.C.(奈良)・REVIVAL Agora(佐賀)・Desenvolver F.U.T(青森)の5クラブが出場しました。同時期開催の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)(Jアカデミー・街クラブの大会)、年末の高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権大会(クラブ・部活動の垣根なし)とあわせて、中学生年代(3種)の主要全国大会と位置づけられています。

大会の総括

①神村学園中等部が2年ぶり4回目の優勝。守って勝ち切った終盤。 1回戦でKAMI F.C.に5-0、2回戦で2022年王者の浜松開誠館中に5-2、 準々決勝で岡山学芸館系列の清秀中に5-0と、序盤3試合は毎試合5得点。 ところが準決勝の京都精華学園中戦は1-0、決勝の静岡学園中戦も1-0と、終盤2試合は一転して完封の接戦でした。 5試合で15得点2失点。神村学園は2021・2023・2024年に続く4度目の頂点で、 この10年で最も多く全中を制した学校になりました。

②静岡学園中の連覇はあと一歩。5試合27得点の攻撃力。 初戦10-1、2回戦5-0、準々決勝では名門・青森山田中を3-1、準決勝も聖望学園中を4-1と圧倒してきましたが、 決勝は初めて無得点に封じられました。系列の静岡学園高校もプレミアWESTで戦う強豪で、 選手権2026の優勝候補。中高一貫の育成力は今大会でも際立っていました。

③京都精華学園中の躍進。 1回戦で市川市立第三中に8-1、2回戦でDesenvolver F.U.Tに5-0、準々決勝では2018・2019年王者の日章学園中を6-1と、 3試合19得点で勢いよく4強入り。準決勝で王者・神村学園に0-1と競り負けましたが、今大会屈指のインパクトを残しました。

④地域クラブの参戦が定着。 今大会は東かがわクラブ(香川)・FC内野(新潟)・KAMI F.C.(奈良)・REVIVAL Agora(佐賀)・Desenvolver F.U.T(青森)の5クラブが出場しました。 このうちDesenvolver F.U.Tは1回戦で開催地代表の府中町立府中中を2-1で破り、クラブ勢唯一の白星を挙げています。 部活動の地域移行が進むなか、全中の顔ぶれは今後も変わっていきそうです。

トーナメント全結果

※結果はJFA公式のトーナメント表にもとづきます。( )内は都道府県。

トーナメント表

📱 スマホでは表を左右にスクロールできます / 赤線=勝ち上がり / 赤枠=勝ち残り(結果の入力に合わせて自動で更新されます)

1回戦1回戦2回戦2回戦準々決勝準々決勝準決勝準決勝決勝静岡学園横浜市立奈良10-1東北学院東海大仰星中等部2-1REVIVAL Agora大阪朝鮮1-1(PK2-4)青森山田釧路青陵・幣舞・春採15-0聖望学園長崎市立三重3-1龍野西・御津・新宮帝京大可児1-0東かがわクラブさいたま南浦和0-7高川学園FC内野3-05-01-62-12-03-15-14-1神村学園KAMI F.C.5-0浜松開誠館暁星国際5-0岡山学芸館清秀上松・南木曽5-1ルーテル学院伊勢原山王・中沢3-1日章学園札幌大谷2-1高知修徳3-0市川第三京都精華学園1-8府中Desenvolver1-25-22-12-15-05-01-61-00-1🏆 神村学園

決勝(8月23日・日)

  • 8/23 09:30静岡学園中(静岡) 0-1 神村学園中等部(鹿児島)エディオンピースウイング広島

準決勝(8月22日・土)

  • 8/22 09:30静岡学園中(静岡) 4-1 聖望学園中(埼玉)
  • 8/22 09:30神村学園中等部(鹿児島) 1-0 京都精華学園中(京都)

準々決勝(8月21日・金)

  • 8/21静岡学園中 3-1 青森山田中
  • 8/21聖望学園中 5-1 さいたま市立南浦和中
  • 8/21神村学園中等部 5-0 岡山学芸館清秀中
  • 8/21日章学園中 1-6 京都精華学園中

2回戦(8月20日・木)

  • 8/20静岡学園中 5-0 東北学院中
  • 8/20大阪朝鮮中高級学校 1-6 青森山田中
  • 8/20聖望学園中 2-1 たつの市立龍野西・御津・新宮中
  • 8/20さいたま市立南浦和中 2-0 高川学園中
  • 8/20神村学園中等部 5-2 浜松開誠館中
  • 8/20岡山学芸館清秀中 2-1 ルーテル学院中
  • 8/20日章学園中 2-1 高知中
  • 8/20京都精華学園中 5-0 Desenvolver F.U.T

1回戦(8月19日・水)

  • 8/19静岡学園中(静岡) 10-1 横浜市立奈良中(神奈川)
  • 8/19東北学院中(宮城) 2-1 東海大学付属大阪仰星高等学校中等部(大阪)
  • 8/19REVIVAL Agora(佐賀) 1-1(PK2-4) 大阪朝鮮中高級学校(大阪)
  • 8/19青森山田中(青森) 15-0 釧路市立青陵・幣舞・春採中(北海道)
  • 8/19聖望学園中(埼玉) 3-1 長崎市立三重中(長崎)
  • 8/19たつの市立龍野西・御津・新宮中(兵庫) 1-0 帝京大学可児中(岐阜)
  • 8/19東かがわクラブ(香川) 0-7 さいたま市立南浦和中(埼玉)
  • 8/19高川学園中(山口) 3-0 FC内野(新潟)
  • 8/19神村学園中等部(鹿児島) 5-0 KAMI F.C.(奈良)
  • 8/19浜松開誠館中(静岡) 5-0 暁星国際中(千葉)
  • 8/19岡山学芸館清秀中(岡山) 5-1 上松町立上松・南木曽町立南木曽中(長野)
  • 8/19ルーテル学院中(熊本) 3-1 伊勢原市立山王・中沢中(神奈川)
  • 8/19日章学園中(宮崎) 2-1 札幌大谷中(北海道)
  • 8/19高知中(高知) 3-0 修徳中(東京)
  • 8/19市川市立第三中(千葉) 1-8 京都精華学園中(京都)
  • 8/19府中町立府中中(広島・開催地) 1-2 Desenvolver F.U.T(青森)

中学→高校の系譜:全中の顔ぶれは「3年後の高校サッカー」につながる

今大会の出場校を見ると、高校サッカーの強豪と中高一貫でつながる学校が数多く並びます。静岡学園中・神村学園中等部・青森山田中・浜松開誠館中・日章学園中・東北学院中・高川学園中・修徳中・帝京大可児中・東海大仰星中等部——いずれも系列の高校は当サイトがチーム詳細ページで追いかけている強豪です: 静岡学園神村学園青森山田浜松開誠館日章学園東北学院高川学園修徳帝京大学可児東海大仰星。 中学から高校へ内部進学して6年間一貫で育つ選手も多く、全中の結果は3年後の高校サッカー勢力図の先行指標になります。

当サイトのインターハイ2026登録選手1,428人の前所属分析では、高校の全国出場選手のうち中学部活出身は約1割で、多数派は街クラブ(72.8%)とJアカデミー(14.7%)でした。それでも全中で勝ち上がるような中高一貫校の中学部は、系列高校の中核選手を毎年のように送り出しています。クラブ側の夏の頂点はクラブユース選手権(U-15)2026をご覧ください。

※当サイトでは2026年からU-15年代の主要全国大会の結果掲載を始めました。今後、U-15とU-18をつなぐコンテンツを順次拡充していく予定です。

救急科専門医の視点:真夏の連戦と成長期の身体

全中は5日間で最大5試合という短期決戦です。中学生は身長が最も伸びる時期(PHV)と重なる選手が多く、疲労や暑さの影響を大人より強く受けます。医療者として特に注意してほしいのは次の3点です。

  • 暑熱対策:8月下旬の広島は日中の気温・湿度がともに高く、熱中症リスクの高い環境です。中学生は体温調節機能が発達途上で、給水は「のどが渇く前」に、塩分もあわせて補うのが原則です。→ 熱中症対策の基本夏の水分補給戦略
  • 成長期特有のスポーツ障害:連戦は膝のオスグッド病、すねのシンスプリント、腰の疲労骨折(腰椎分離症)など成長期特有の障害リスクを高めます。痛みを我慢してのプレーが将来の長期離脱につながる年代です。→ オスグッド病シンスプリントと疲労骨折腰椎分離症
  • 脳震盪への対応:疑わしい接触があればその日のプレーは必ず中止し、段階的復帰プロトコルに沿って戻ることが原則です。→ 脳震盪と競技復帰

※本欄は一般的な医学情報であり、個別の診断・治療を目的としたものではありません。体調に異変があるときは大会本部・医療スタッフや医療機関にご相談ください。医学コラムの一覧はこちら

歴代優勝校(直近12大会)

優勝準優勝
第57回2026神村学園(鹿児島県)静岡学園(静岡県)
第56回2025静岡学園(静岡県)日章学園(宮崎県)
第55回2024神村学園(鹿児島県)青森山田(青森県)
第54回2023神村学園(鹿児島県)日章学園(宮崎県)
第53回2022浜松開誠館(静岡県)静岡学園(静岡県)
第52回2021神村学園(鹿児島県)青森山田(青森県)
第51回2020中止
第50回2019日章学園(宮崎県)青森山田(青森県)
第49回2018日章学園(宮崎県)青森山田(青森県)
第48回2017青森山田(青森県)鹿児島育英館(鹿児島県)
第47回2016青森山田(青森県)暁星国際(千葉県)
第46回2015青森山田(青森県)日章学園(宮崎県)

出典:JFA公式サイト「歴代優勝チーム一覧」。直近11大会(2015〜2026)の優勝は青森山田3回・神村学園4回・日章学園2回・静岡学園1回・浜松開誠館1回。神村学園は2021・2023・2024・2026年の優勝で、この10年でもっとも多く頂点に立っています。

関連ページ

公式情報:JFA公式 大会ページ(日程・結果PDF)大会公式サイト

よくある質問

全国中学校サッカー大会2026(全中)はいつ・どこで開催されますか?

2026年8月18日(火)〜8月23日(日)、広島県で開催されています。1回戦は8月19日、決勝は8月23日(日)9:30からエディオンピースウイング広島で行われます。

出場チーム数と大会方式は?

全国9地域の予選を勝ち抜いた代表と開催地代表をあわせた32チームによるノックアウトトーナメント方式です。中学校の部活動に加え、地域クラブも出場しています。

2026年大会(第57回)の優勝校は?

神村学園中等部(鹿児島県)です。決勝で前回王者の静岡学園中を1-0で下し、2024年以来2年ぶり4回目の優勝を果たしました。神村学園の優勝は2021年・2023年・2024年・2026年の通算4回です。

前回大会(2025年・第56回)の優勝校は?

静岡学園中学校です。2026年大会は決勝で神村学園中等部に0-1で敗れ、連覇はなりませんでした。

クラブユース選手権(U-15)との違いは?

全中は中学校の部活動を中心とする全国中学校体育大会の一種目、クラブユース選手権(U-15)はJリーグアカデミーや街クラブなどクラブチームの大会です。年末の高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権大会では、両者の垣根なく中学生年代の日本一を争います。